ふるさと納税おすすめ特産品情報
2018年11月6日 ザイ・オンライン編集部

2018年度版【ふるさと納税ランキング~りんご編~】
「ふるさと納税」でりんごがもらえる自治体を比較!
コストパフォーマンスが最強の自治体はココだ!

寄付金額1万円あたり10kg以上の「りんご」がもらえる自治体が続出!
「ふるさと納税」でりんごをお得かつ大量に手に入れよう!

「りんご」は、秋~冬の定番フルーツのひとつ。そのまま食べてもおいしいのはもちろん、アップルパイなどのお菓子に加工できたり、肉を柔らかくする作用を持っているため料理にも使えたりと、用途は多岐に渡る。

 そんな万能フルーツの「りんご」をお得かつ大量にゲットできるうえに、地方自治体に貢献もできる一石二鳥の制度が「ふるさと納税」だ。

「ふるさと納税」を実施している自治体を見てみると、「1万円の寄付でりんご10kg以上」の返礼品を用意している自治体が数多く存在する。しかし、「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、もっともお得にりんごをもらえる自治体を探しだすのは、なかなか困難だろう。

 そこで今年も、ザイ・オンライン編集部が「ふるさと納税」でりんごの返礼品を用意している自治体を独自調査。品種・ブランドは問わず、“寄付金額に対して、どのくらい多くのりんごをもらえるか”という観点で自治体をランキング化した。

 それではさっそく、2018年の「ふるさと納税ランキング~りんご編~」を発表しよう!

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【第1位】1万5000円の寄付でりんご20kg!(=1万円で約13.4kg)
王道ブランドの「サンふじ」をたっぷりゲット!
「笑顔のてん×てん りんご(傷あり)」がもらえる「山形県天童市」!

「笑顔のてん×てん りんご(傷あり)」がもらえる「山形県天童市」

 2018年の「ふるさと納税ランキング~りんご編~」第1位に輝いたのは「山形県天童市」だ。

「天童市」は、県庁所在地である「山形市」のベッドタウンとして発展を遂げてきた、人口6万人強の自治体。市全体が山形盆地に収まっており、果物の生産にうってつけの気候となっているため、りんごのほかにも、さくらんぼや桃などの栽培も盛んだ。

 そんな「天童市」に1万5000円の寄付をすると、「笑顔のてん×てん りんご(傷あり)20kg」がもらえる。つまり、寄付金額1万円あたり約13.4kgのりんごがもらえる計算になる。なお、この返礼品に申し込むともらえるのは「サンふじ」。そして、りんご20kgを10kgずつ、2回に分けて発送してくれる。

「サンふじ」は、「ふじ」という品種に袋をかけずに育てたもので、太陽の光をたっぷり浴びている。そのため、歯ごたえがよく、果汁をふんだんに含んでおり、甘みと酸味のバランスも抜群。老若男女に人気のりんごで、市場に出回っているりんごの大半が、この「サンふじ」なのだ。

 そんな人気の「サンふじ」をお得にもらえる理由は、傷のついてしまった規格外品のりんごを提供しているから。しかし、傷を取り除いてしまえば、通常のりんごと変わらないおいしさを楽しめるそうなので、コスパは非常に高い。

 ただし残念ながら、この返礼品はすでに申し込み受付を終了している。お得かつ大量にりんごが欲しい人は、第2位以降の自治体も参考にしてほしい。

 なお、本記事の最後には「天童市」の「ふるさと納税」担当者のインタビューを掲載している。「ふるさと納税」を通じて、最近「天童市」に起きている変化などを伺ったので、ぜひ、そちらもご覧いただきたい。

【第2位】9000円の寄付でりんご10kg!(=1万円で約11.1kg)
生産量が5%にも満たない希少なりんご
「北斗」がもらえる「北海道余市町」!

「北斗」がもらえる「北海道余市町」

 第2位にランクインしたのは「北海道余市町」。今回紹介する自治体の中で、唯一「1万円未満の寄付」でりんご10kgをもらえるのも特徴だ。

 日本海に面している「余市町」は、北海道内でも比較的に温暖な気候ながら、1日の最高気温と最低気温の差が大きいため、果物の栽培に適している自治体。町内にある、観光農園として開放されている果樹園では、果物の収穫体験もできるそうだ。

 そんな「余市町」に9000円の寄付をすると「少し傷有り不揃い『北斗』10kg」がもらえる。つまり、寄付金額1万円あたり約11.1kgのりんごがもらえる計算だ。

「北斗」は、全国で生産量が5%にも満たないといわれる希少な品種で、一般市場に出回る数もごくわずか。果汁と蜜の多さが特徴で、数あるりんごの品種の中でも、最高レベルの味を持つと絶賛する人もいるそうだ。この返礼品は「傷有り不揃い」のため、贈答用には向かないが、風味は通常のものと変わらないとのこと。

 なかなか味わえない「北斗」を「ふるさと納税」でゲットできるのはチャンス。絶品の激レアりんごをお得に手に入れたい人は、「余市町」に「ふるさと納税」で寄付してみよう。

【同率3位】1万円の寄付でりんご10kg!
通常よりも糖度が1度以上も高い、葉取らずの
「サンふじ」がもらえる「青森県鶴田町」!

「サンふじ」がもらえる「青森県鶴田町」

 第3位には、寄付金額1万円あたり「りんご10kg」がもらえる20自治体が並んだ。今回はそのうち、編集部がおすすめする3自治体を紹介しよう。

 最初に紹介する同率3位の自治体は「青森県鶴田町」。

 人口約1万3000人の「鶴田町」は、りんご産業が盛んな津軽地方の中心に位置する自治体だ。また、ニューヨーク生まれの「スチューベン」というぶどうの生産量が日本一なのだとか。というのも「鶴田町」は、ニューヨークと北緯がほぼ一緒なので、果物の栽培環境が似通っているからだそうだ。

 そんな「鶴田町」に1万円の寄付をすると「家庭用葉取らずサンふじ10kg(32~46玉)」がもらえる。「葉取らず」とは、文字どおり、葉を摘み取らずに育てられたりんごのこと。葉で隠れた部分が赤くならないため、りんごの表面に色むらができてしまうが、葉で作られた養分が果実に移ることで、通常のりんごよりも1度以上、糖度が高くなっているそうだ。

 ちなみに、前述のぶどう「スチューベン」も糖度が高いことで知られており、ほかのぶどうと比較しても、群を抜くほど甘いという。しかも、「スチューベン」の旬の時期は10~2月となっており、「サンふじ」の旬の時期とかぶっている。「鶴田町」の返礼品にも、1万円の寄付でもらえる「鶴田町産 スチューベンぶどう約2kg」が用意されている(ふるさとチョイスのみ)ので、「サンふじ」の返礼品と一緒に申し込むのもいいだろう。

「青森県鶴田町」のふるさと納税の返礼品一覧

【同率3位】1万円の寄付でりんご10kg!
長野県を代表する、甘みの強いりんご
「シナノスイート」などがもらえる「長野県小諸市」!

「シナノスイート」などがもらえる「長野県小諸市」

 続いて紹介する同率3位の自治体は「長野県小諸市」だ。

 長野県東部に位置する「小諸市」は、人口4万人強の自治体。町の北部には標高2000mの高峰高原が広がっており、夏は涼しく、冬は厳しい寒さになる。また、降水量が少なく、日照時間が長いことも特徴だ。

 そんな「小諸市」に1万円の寄付をすると「信州小諸産御家庭用シナノスイート10kg」や「信州小諸産ご家庭用サンふじりんご10kg」がもらえる。前者の「シナノスイート」は、大玉で甘みが強い、長野県を代表する品種。子供から大人まで、多くの世代に愛されるりんごなのだとか。

 また、「小諸市」ではりんごの返礼品を約40種類用意しており、「シナノスイート」のほかにも、「シナノゴールド」「シナノドルチェ」「秋映」「名月」「サンふじ」など、多種多様な品種がラインナップされている。「小諸市」に寄付して、この機会に様々なりんごを食べ比べてみてはいかがだろうか。

「長野県小諸市」のふるさと納税の返礼品一覧

【同率3位】1万円の寄付でりんご10kg!
国内トップクラスのりんご生産地で作られた
「サンジョナ」や「王林」がもらえる「青森県青森市」!

「サンジョナ」や「王林」がもらえる「青森県青森市」

 最後に紹介する同率3位の自治体は、昨年の第5位からランクアップを果たした「青森県青森市」。

 人口28万人ほどの「青森市」は、特に降雪量が多い豪雪地帯に属する町。雪の重みでりんごの木が折れたりするなど、降雪による被害を受けることもあるが、そういった逆境に屈することなく、国内トップクラスのりんご生産地の座を守り続けている。

 そんな「青森市」に1万円の寄付をすると「サンジョナ10kg(訳ありお徳用)」や「王林10kg(訳ありお徳用・糖度13度以上保証)」がもらえる。「サンジョナ」は、アメリカ発祥の品種である「ジョナゴールド」に袋をかけずに栽培したもので、酸味と甘みの釣り合いが取れている品種。一方、「王林」は、黄緑色をした「青りんご」の代表格で、酸味が弱く、甘みが先行する味わいになっているそうだ。

 なお、この返礼品は「訳ありお徳用」のため、もらえるのは多少のツル割れが見られるりんごとなっているが、味は通常のものと変わらないそうだ。「味さえ良ければ見た目は気にしない」という人は、「青森市」に寄付してみてはいかがだろうか。

 さて、改めて今回紹介した自治体のランキングをまとめると以下のとおり。

ふるさと納税受付終了の自治体ですマークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。

 ◆2018年度
  「ふるさと納税」で「りんご」がもらえる自治体のお得度ランキング!
(※2018年9月14日時点)
順位 お得な特産品の商品と量 備考
寄付金の使い道
1位  山形県天童市
≪1万円換算/約13.4kg≫
・1万5000円⇒笑顔のてん×てん りんご(傷あり)20kg
       【ふるさとチョイス限定】(りんご10kg×2回)

・1万5000円⇒りんご(サンふじ)10kg
・1万5000円⇒りんご(秋陽)10kg
・1万5000円⇒りんご(王林)10kg
ふるさと納税受付終了の自治体です
 ほか、1万円で「高級りんごジュース(はるか)」(600ml×3本)などがある
【寄付金の使い道】将棋のまちの振興/水と緑と景観の保全/天の童(わらべ)の育成/障がい者及び高齢者福祉 /スポーツと文化の振興/地域振興と交流の拡大/市長におまかせ
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2位  北海道余市町
≪1万円換算/約11.1kg≫
・9000円⇒少し傷有り不揃い「北斗」10kg
・1万円⇒少し傷有り早生ふじ/昂林ミックス10kgセット
・1万2000円⇒少し傷有り不揃い「ふじ」10kg
・1万1000円⇒ふじ/王林ミックス5kg
 ほか、1万円で「冷凍ホッコク、アカエビ(甘エビ)500g」などがある
【寄付金の使い道】地域の強みを生かした産業の振興と雇用の創出に関する事業/移住・定住、ひとの流れをつくる施策に関する事業/若い世代の安定と、安心して子どもを産み、育てられる環境づくりに関する事業など
3位  青森県鶴田町
・1万円⇒家庭用葉取らずサンつがる約10kg(36~46玉) 津軽鶴田町産
・1万円⇒家庭用葉取らずとき約10kg(36~46玉) 津軽鶴田町産
・1万円⇒家庭用葉取らずサンふじ約10kg(32~46玉)津軽鶴田町産
・1万円⇒家庭用葉取らず早生ふじ約10kg(32~46玉) 津軽鶴田町産
 ほか、1万円「津軽鶴田町産 りんごジュース1L×6本」などがある
【寄付金の使い道】鶴の舞橋改修事業/その他、鶴田町の発展のための事業
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら
3位  長野県小諸市
・1万円⇒信州小諸産ご家庭用シナノスイート約10kg
・1万円⇒信州小諸産ご家庭用サンふじりんご約10kg

・1万円⇒宮嶋林檎園の葉取らずりんご シナノゴールド約5kg
・1万円⇒宮嶋林檎園の葉取らずりんご シナノドルチェ約5kg
 ほか、1万円で「小諸産 こしひかり 7kg」などがある
【寄付金の使い道】多極ネットワーク型コンパクトシティ推進事業/福祉医療費給付金の拡充/持続可能な野生鳥獣対策事業の実施/小諸キャンパス構想の推進/子育て支援事業/地域振興事業/健康長寿事業/市長にお任せ
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら
3位  青森県青森市
・1万円⇒りんご「とき」10kg(訳ありお徳用・糖度13度以上保証)
・1万円⇒りんご「サンジョナ」10kg(訳ありお徳用)
・1万円⇒りんご「早生ふじ」10kg(訳ありお徳用)
・1万円⇒サンふじ10kg(訳ありお徳用)
 ほか、1万円で「特選りんごジュース6本セット」(1L×6本)などがある
【寄付金の使い道】スポーツの振興及び市民の交流を促進するための施設を整備する事業/次代の社会を担う子どもの健康の増進に資する食育に関する事業/地域企業の新ビジネス等への挑戦を支援するための事業/若者等の「ふるさと就職」を応援するための事業
■以降のランキングはコチラ!⇒【ふるさと納税】りんごがもらえる自治体ランキング(2018年度版)人気の「りんご」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表!

 今回紹介しきれなかった同率3位以下の自治体の中には、やはり、定番の「サンふじ」を提供している自治体が目立つ一方で、その土地にゆかりがある品種を用意している自治体もあった。お得にりんごがもらえる約30自治体をまとめた記事も公開中なので、そちらも確認して、自分好みのりんごがもらえる自治体を見つけてほしい。
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【ふるさと納税】りんごがもらえる自治体ランキング(2018年度版)人気の「りんご」がもらえる自治体を比較して、コスパ最強のおすすめの自治体を発表!

 ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体数は2000近くあるため、今回の調査でもすべての自治体を調べるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。

 この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!(zol-furusato@diamond.co.jp)

2018年の「ふるさと納税ランキング~りんご編~」第1位に輝いた
「山形県天童市」の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!

 2018年の「ふるさと納税ランキング~りんご編~」第1位に輝いたのは「山形県天童市」。そこで今回は、「天童市」の「ふるさと納税」担当者・高橋さんにインタビューを実施した。

 まず、1万5000円の寄付をするともらえる「笑顔のてん×てん りんご20kg(傷あり)」について聞いてみた。

「2014年、『天童市』では大規模な雹(ひょう)の被害に遭い、畑のりんごが商品にならなくなってしまいました。『もうどうしようもない……』と諦めかけていましたが、『ふるさと納税』のポータルサイトである『ふるさとチョイス』さんと相談して、『農家のみなさんを救うために』と、傷のついたりんごを“訳あり品”として提供することに決めたのです。その結果、多くの寄付者の方々からご支援をいただけまして、それ以降も引き続き、同様の返礼品をご用意している次第です」

 りんごを生産するうえで、味は通常のものと変わらないものの傷や色むらがある、いわゆる「規格外品」は、どうしても発生してしまうそうだ。かといって、せっかくのおいしいりんごを廃棄してしまうのはもったいない。そこで「天童市」は、農家や寄付者などの誰もが“笑顔”になる方法として、「笑顔のてん×てん りんご20kg(傷あり)」の提供を決めたというわけだ。

 続いて、「天童市」の「ふるさと納税」の寄付状況を教えてもらったところ、今年度は8月末時点で、寄付件数は約4万5000件、寄付金額は約7億7000万円も集まっているという。そんな「天童市」では、「ふるさと納税」によってどのような恩恵がもたらされているのだろうか。

「以前よりも『天童市』の知名度が向上したのは実感しています。特に、西日本の方々にとって、東北地方にある『天童市』は馴染みのない町だったと思うのですが、今では少しずつ認知され始めており、手ごたえを感じていますね。また、『天童市』が『ふるさと納税』を開始した大きな理由の一つとして、将棋駒職人の後継者不足問題を解消したい、という願いもありました。実際に『ふるさと納税』をスタートしてから、『天童市』の将棋駒に注目が集まり、将棋駒産業に活気が出てきているんですよ」

 実際に「ふるさと納税」を活用している人の中には、「さくらんぼや桃などの果物の返礼品が欲しいときは『天童市』をチェックする」という人もいるだろう。「ふるさと納税」をキッカケに「天童市」の果物が評価されると同時に、市の認知度も向上したというわけだ。

「おかげさまで、『天童市』に集まる寄付金額は、全国でもトップクラスになっています。少し前までは、『自分たちの地元は大したことない……』などと卑下している市民もいたようなのですが、『ふるさと納税』が盛んになってからは、自分たちの町に誇りを持ってくれる方が増えました。『天童市』としての頑張りが、市民の方にも認めてもらえるようになってきたと感じています」

 総務省が発表した「各自治体のふるさと納税受入額及び受入件数(2017年度)」によると、「天童市」は2017年度に約29億円の寄付を集めており、寄付受入額で全国14位にランクインしている。「ふるさと納税」で「天童市」の特産品が評価されていることで、町全体が活気づいているようだ。
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 では、「天童市」の返礼品を受け取った寄付者からは、どのような反応があるのだろうか。

「『天童市』では、高品質な返礼品を送ることを一番に心がけています。返礼品のラインナップとしては、りんごを始めとする果物が多いのですが、実際に寄付者のみなさんにも好評で『私たちの近所には売っていない、素晴らしい果物を送ってくれてありがとうございます』という声をたくさんいただいております。また、1万円以上の寄付をしてくださった市外の方には、お名前を彫った『将棋駒ストラップ』をプレゼントしているのですが、こちらも非常に好評ですよ」

「天童市」に寄付するとおまけでもらえる「将棋駒ストラップ」。
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 高品質でおいしい果物に加えて、おまけとして名入れした将棋駒ストラップをもらえるという付加価値も、「天童市」が「ふるさと納税」の人気自治体になっている要因だろう。

 最後に、「天童市」では、今後「ふるさと納税」をどのように活用していきたいか展望を伺った。

「繰り返しになりますが、伝統産業である将棋駒職人の後継者問題には、これからも取り組んでいきたいと考えています。また、返礼品に果物が目立つことからもわかるように、『天童市』の地理や気候は果物の栽培に適しており、りんご以外にも、さくらんぼや桃、洋梨などの栽培が行われています。しかし、その一方で、農家の後継者不足というものも、対応すべき問題として挙がっています。『天童市』が今後も発展していくために、みなさまからの寄付金を有効に使いながら、解決策を探っていきたいですね」

 高橋さんが言うように、「ふるさと納税」の寄付金は、それぞれの自治体が抱える問題を解決するための貴重な財源となっている。また、「ふるさと納税」は、寄付者にとっても節税につながるお得な制度なので、今回のランキングを参考にしながら、ぜひ、今年も「ふるさと納税」をフル活用していただきたい。

(取材・文/吉野匠[A4studio])