2025年度版【ふるさと納税ランキング～カニ編～】
ふるさと納税の返礼品で「カニ」がもらえる自治体を調査し、特に魅力的なおすすめの5つの自治体を紹介！

「ふるさと納税」で「カニ」の返礼品を手に入れよう！
おいしいカニを大量にもらえる自治体のトップ5を発表！

 「カニ」は“冬の味覚”の代表格とも言える食材。しかし「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」といったカニは高価なので、年末年始などの特別な日にしか食べないという人もいるのではないだろうか。旬のカニのおいしさを心ゆくまで楽しみたい。そんなときは「ふるさと納税」の返礼品として、カニを手に入れるのがおすすめだ。

　そこで、ザイ・オンライン編集部では「ふるさと納税」の返礼品で「カニ」がもらえる自治体を徹底リサーチ。今回は、人気の「ズワイガニ（オオズワイガニやベニズワイガニなども含む）」「タラバガニ」「毛ガニ」の返礼品のうち、気軽に申し込める“寄付金額3万円以下”のものに絞って“1万円換算でどれだけ多くのカニがもらえるか”を基準にランキング形式でまとめた。

　ちなみに、現在は「ふるさと納税」の規定が厳格化され、「返礼品の調達費や送料といった経費の総額は寄付金額の5割以下」といった規定に違反した自治体は「ふるさと納税」の対象団体から除外されているが、今回紹介する自治体は、すべて「ふるさと納税」の対象になっているので安心してほしい。

　それでは、さっそく、2025年度の「ふるさと納税ランキング～カニ編～」を発表しよう。おいしい「カニ」をたっぷり堪能したい人は、ぜひ、今回のランキングを参考にしてほしい。

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【同率1位】1万円でカニ2kg
甲羅に身とカニ味噌がたっぷり詰まった
「オオズワイガニ甲羅」がもらえる「北海道広尾町」！

　2025年度の「ふるさと納税ランキング～カニ編～」第1位は、1万円の寄付でカニ2kgがもらえる3つの自治体が同率で並ぶ結果となった。まずは「北海道広尾町（ひろおちょう）」を紹介しよう。

　北海道の十勝管内の最南端に位置し、太平洋に面している「広尾町」は、漁業が盛んな町として知られており、秋鮭やシシャモ、毛ガニ、昆布など、北海道を代表する海の幸が数多く水揚げされている。また、西には「日高山脈」がそびえ、山系に水源がある4つの河川があることで、農林業も基幹産業として発展してきたそうだ。

　そんな「広尾町」に1万円を寄付すると「【訳あり】オオズワイガニ甲羅 1kg×2袋」がもらえる。この返礼品は、北海道沖で獲れたオオズワイガニの加工品を作る際に解体した甲羅を詰め合わせたもので、脚の部分は付いていないが、甲羅の中にはカニ味噌と身が詰まっているので、そのおいしさは格別。なお、殻をむく際にカニ味噌と身が混ざってしまったものがあることから“訳あり”となっているが、そのまま食べるのはもちろん、豪快に鍋や味噌汁に入れれば、カニの濃厚な味わいを楽しめるだろう。

　また、漁業が盛んな「広尾町」には、今が旬の魚介類の返礼品も多い。たとえば、1万5000円を寄付するともらえる「秋鮭の山漬け 1本 1.7kg以上」は、栄養満点でさっぱりとした味わいが楽しめる秋鮭を“山漬け”にしたもの。「山漬け」とは鮭の保存方法のことで、エラや内臓を取り除いた鮭を塩漬けにすることで水分を抜き、旨味を凝縮させているそうで、おにぎりの具や酒のつまみなどにもピッタリ。「広尾町」では、このほかにもさまざまな魚介類の返礼品を用意しているので、北海道らしい海の幸を楽しみたい人はチェックしてみては？ 

　なお、本記事の後半では「広尾町」の「ふるさと納税」担当者へ行なったインタビューも掲載している。「【訳あり】オオズワイガニ甲羅 1kg×2袋」のこだわりや、「ふるさと納税」の寄付金の使い道などについて話を聞いたので、ぜひ、最後まで読んでみてほしい。

【同率1位】1万円でカニ2kg
身はふっくらとしていて柔らかく、カニ味噌の甘さも際立つ
「浜茹でオオズワイガニ」がもらえる「北海道森町」！

　続いて紹介する同率1位の自治体は「北海道森町（もりまち）」。

　北海道の南部に位置する「森町」は、複数の活火山に囲まれていることからその名が名付けられた「噴火湾」に面しており、ホタテの養殖を始めとした漁業が盛んな町。また、百貨店などで開催される物産展でも大人気の「いかめし」発祥の地として知られている。歴史を感じる観光名所も数多く存在し、縄文時代の環状列石（ストーンサークル）や、幕末の箱館戦争時に要所となった「海上路桟橋跡地」なども見どころだ。

　そんな「森町」に1万円を寄付すると「【訳あり】浜茹でオオズワイガニ 2.0kg 詰め込みセット 北海道噴火湾産」がもらえる。噴火湾で獲れたオオズワイガニがたっぷりと入ったこちらの返礼品は、足折れ、足もげなどがあるので“訳あり”となっているが、品質には問題なく、身はふっくらとしていて柔らかく、カニ味噌の甘さも際立っているとのこと。また、すでにボイルしたものを急速冷凍しているので、解凍すれば茹でたてのカニの味わいをそのまま楽しむことができるそうだ。

　海の幸が豊富な「森町」では、このほかにも多くの海産物の返礼品を数多く取り揃えている。たとえば、2万5200円を寄付するともらえる「【北海道噴火湾産】2Sサイズ冷凍ほたて貝柱（36～40個入り）1kg」は、噴火湾産の肉厚のホタテを水揚げしたその日に瞬間凍結しているので、解凍後はバター焼きやフライなどにするのはもちろん、そのまま刺身としても食べられるそうだ。冬が旬のおいしい海の幸を楽しみたい人は「森町」の返礼品をチェックしてみよう。

【同率1位】1万円でカニ2kg
地域によっては「越前ガニ」などのブランドで呼ばれる
「本ズワイガニ 小足」がもらえる「北海道紋別市」！

　同率1位に輝いた3つめの自治体は「北海道紋別市（もんべつし）」だ。

オホーツク海沿岸のほぼ中央に位置する「紋別市」は、海や山に囲まれた自然豊かな土地を有しており、漁業や林業、農業、水産加工業など、さまざまな基幹産業が発達している。なにより「紋別市」を象徴するのが、オホーツク海沿岸を白一色に埋め尽くす圧巻の景色を誇る“流氷”だ。この雄大な景色は「北海道遺産」に登録されており、同じく遺産に登録されている「ガリンコ号」は、流氷を大きなドリルで砕きながら突き進む観光船として人気を博している。

　そんな「紋別市」に1万円を寄付すると「特盛ボイル本ずわいがに小足 約2kg」がもらえる。本ズワイカニと言えば、地域によっては「越前ガニ」「松葉ガニ」「加能ガニ」といったブランドとなっているカニ。この返礼品は、そんな本ズワイガニの一番小さい足のみを集めた“訳あり”の返礼品となっているが、その分、大容量となっているので、そのまま食べるのはもちろん、鍋や味噌汁などに入れて本ズワイカニの出汁を堪能するのもいいだろう。

　また「紋別市」の返礼品の中でも非常に人気なのが、2万4000円の寄付をするともらえる「北海道オホーツク海産ホタテ玉冷バラエティサイズ(1kg)」だ。この返礼品は、水温が低く、波も荒いオホーツク海で育っており、一般的なホタテに比べて旨味や食感が段違いに優れているという。バター焼きやフライなどにするのはもちろん、そのまま生でも食べられるとのことなので、刺身で食べて、オホーツク海産ホタテの甘みを堪能するのもよさそうだ。

【同率4位】1万2000円でカニ2kg（＝1万円あたり約1.66kg）
甘くてジューシーな身と、濃厚なカニ味噌を楽しめる
「浜茹でオオズワイガニ」がもらえる「北海道函館市」！

　2025年度の「ふるさと納税ランキング～カニ編～」第4位も、寄付金額1万円につきカニ約1.66kgがもらえる2つの自治体が同率で並ぶ結果となった。まずは「北海道函館市（はこだてし）」を紹介しよう。

　北海道の南端部に位置する「函館市」は、北国としては比較的に温暖で冬季の積雪が少ないうえに、夏は平均気温20℃ほどで湿度も低いので、1年を通して過ごしやすい気候風土となっている。また、津軽海峡と太平洋の2つの海に囲まれていて四季折々の海産物も楽しめるほか、西洋文化の影響を感じるレトロでモダンな街並みがそのまま残っていることから、多くの観光客が訪れるまちだ。

　そんな「函館市」に１万2000円を寄付すると「【訳あり】浜茹でオオズワイガニ 2kg 詰めセット 北海道噴火湾産」がもらえる。この返礼品は、噴火湾で獲れた新鮮なオオズワイガニを浜茹でにして急速冷凍したもの。足折れや身入りのばらつきがあることから“訳あり”となっているが、オオズワイガニらしい甘くてジューシーな身と、濃厚なカニ味噌を楽しめるそうだ。そのまま豪快に鍋で煮て汁物にしたり、甘いカニ身をほぐしてチャーハンに入れたりと、さまざまな料理に活用できるだろう。

　また「函館市」は、海産物の返礼品を約600種類も用意しており、その中には3万5000円を寄付するともらえる「5Lサイズたらばがに脚1kg」などもある。この返礼品は“カニの王様”とも呼ばれる特大サイズのタラバガニをボイルして冷凍したもの。足だけで長さが40cmほどもあるうえに、身が厚くてふっくらしているので食べごたえは抜群。巨大なカニの身にかぶりつきたい人などは、チェックしてみよう。

【同率4位】1万8000円でカニ3kg（＝1万円あたり約1.66kg）
カニ本来の強い甘みと、繊細な身が魅力の
「ボイルズワイガニ バラ」がもらえる「茨城県大洗町」！

　最後に紹介するのは、同率4位の「茨城県大洗町（おおあらいまち）」。

　太平洋に面している「大洗町」は、茨城県の中でも有数の観光地で、日本トップクラスの規模を誇る「アクアワールド大洗水族館」や、海岸の岩礁の上に建っている鳥居「神磯の鳥居」、北関東で最大の「大洗サンビーチ海水浴場」などがあり、幅広い世代が楽しめる町。また、毎年11月には、茨城県の冬の味覚である「あんこう」を堪能するイベント「大洗あんこう祭」が開催されており、2025年は合計15万5000人も来場するなど、大いに盛り上がるそうだ。

　そんな「大洗町」に1万8000円を寄付すると「訳あり ボイル ずわいがに バラ 3kg （総重量） 不揃い 訳アリ」がもらえる。この返礼品は、加工の工程で発生する不揃いな形状のカニを集めていることから“訳あり”となっているが、カニ本来の強い甘みと、ほろほろと繊細にほぐれる身の質感は、通常の品と変わらないとのこと。なお、ズワイガニは水分が多いので、旨味たっぷりの出汁を味わえるカニ鍋にするのがおすすめなのだとか。

　また「大洗町」は、全国でも有数の「しらす」の産地としても知られており、9000円を寄付するともらえる「釜揚げしらす 6パック(160g×6パック)約1kg」なども用意している。この返礼品は、大洗沖で獲れた新鮮な「しらす」をすぐに釜茹でにしたもの。ふっくらとした食感になっているので、ご飯に乗せて「しらす丼」にするだけでなく、玉子焼きに乗せたり、ピザのトッピングにしたりと、どのように食べてもおいしく味わえるはずだ。

　さて、改めて今回紹介した自治体のランキングをまとめると以下のとおり。

※ マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。
※同じ自治体の同じような返礼品でも「ふるさと納税サイト」ごとに自治体が支払う手数料が異なり、返礼品の内容量や寄付額が違う場合もあるので、このランキングで返礼品を上手に選ぼう！

◆2025年度  「ふるさと納税」で「カニ」が多くもらえる自治体ランキング！ （※2025年11月14日時点）
順位	返礼品の寄付金額と量	備考
	寄付金の使い道
1位	北海道広尾町
	・1万円⇒【訳あり】オオズワイガニ甲羅 1kg×2袋 ・1万円⇒冷凍茹でタラバガニ（脚）300g×2個 ・1万2000円⇒ボイル毛ガニ 350g 1尾（茹で冷凍）	ほか、1万5000円で「秋鮭の山漬け 1本 1.7kg以上」などがある
	【寄付金の使い道】町長におまかせ/活力ある地域づくり/健康で幸せな地域づくり/教育・文化を高める地域づくり/森を活かす地域づくり
1位	北海道森町
	・1万円⇒【訳あり】浜茹でオオズワイガニ 2.0kg 詰め込みセット 北海道噴火湾産  ・2万2000円⇒【訳あり】オオズワイガニ（ボイル済） 約4.0kg ・1万2000円⇒【訳あり】オオズワイガニ（ボイル済） 約2.0kg （オスメスどちらか）	ほか、2万4000円で「便利なチャック付き 冷凍 ホタテ 貝柱 北海道産 大（500g×2パック）『1kg』 ＜ワイエスフーズ＞」などがある
	【寄付金の使い道】森町の健康、医療及び福祉の充実に関する事業/森町の豊かな自然環境を守る事業/青少年の健全育成と教育、スポーツ及び文化・芸術の振興に関する事業/地域防災に関する事業/地域産業の振興に関する事業/活気あふれる個性的なまちづくりのための事業/その他町長が必要と認める事業
1位	北海道紋別市
	・1万円⇒特盛ボイル本ずわいがに小足 約2kg ・1万1000円⇒ボイルセコガニ1kg｜ セイコ蟹 ズワイガニメス 子持ち ・1万3000円⇒ボイルずわいがに姿切り1kg	ほか、1万2000円で「紋別名物 流氷昆布締め牛タン 300g」などがある
	【寄付金の使い道】アザラシの保護活動などオホーツク海の海洋環境に関する事業/森林、湖沼、河川等の環境保全啓発活動に関する事業/市内経済の活性化に関する事業/次代を担う人材の育成に関する事業など
4位	北海道函館市
	≪1万円換算／約1.66kg≫ ・1万2000円⇒【訳あり】浜茹でオオズワイガニ 2kg 詰めセット 北海道噴火湾産 ・3万円⇒訳あり！ボイルオオズワイガニ3キロ ・3万円⇒5Lサイズたらばがに脚1kg	ほか、1万円で「【道水】真いかお造りジャングル1kg（500g×2袋） いか刺身 いかそうめん 三陸・北海道沖産」などがある
	【寄付金の使い道】函館市全体のために/子どもたちの未来のために/美しい景観を守るために/活気と賑わいのあるまちのために/福祉の充実のために/大間原子力発電所の建設凍結のために
4位	茨城県大洗町
	≪1万円換算／約1.66kg≫ ・1万8000円⇒訳あり ボイル ずわいがに バラ 3kg （総重量） 不揃い 訳アリ ・7000円⇒訳あり ボイル ずわいがに バラ 1kg （総重量） 不揃い 訳アリ ・1万8000円⇒ボイル 本ずわいがに 1kg 4肩 （500g × 2）	ほか、1万9000円で「釜揚げしらすとしらす干し 2kgセット（500g×4箱）」などがある
	【寄付金の使い道】町長が必要と認める事業/海と緑の保全と活用に関する事業/伝統文化の継承や文化財の保護活動に関する事業/人材育成に関する事業 （教育を含む）/スポーツの振興や健康増進に関する事業/漁業や観光などの地場産業の振興に関する事業
■以降のランキングは後日発表します！ お楽しみに！！

　なお、今回紹介しきれなかった第6位以下の自治体は、後日公開する「【ふるさと納税】カニがもらえる自治体ランキング！（2025年度版）」で発表するので、ぜひ、こちらもチェックしてみてほしい。また、人気の返礼品は「品切れ中」となっていることも多いが、タイミングによっては在庫が復活することもあるので、気になった返礼品はこまめにチェックしてみよう。

　この記事を見て「ウチの返礼品のほうがすごいぞ！」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがおすすめだよ」という情報をお持ちの方は、下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認のうえ、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで！（zol-furusato@diamond.co.jp）

2025年度の「ふるさと納税ランキング～カニ編～」同率1位になった
「北海道広尾町」のふるさと納税担当者にインタビュー！

　今回、ザイ・オンライン編集部では、2025年度の「ふるさと納税ランキング～カニ編～」同率1位に輝いた「北海道広尾町」のふるさと納税担当者・山本さんにインタビューを実施。さっそく、「広尾町」に1万円を寄付するともらえる「【訳あり】オオズワイガニ甲羅 1kg×2袋」のおすすめポイントについて聞いてみた。

 「やはり、ボリュームたっぷりの容量とおいしさが魅力だと思います。脚はありませんが、甲羅を割るとカニ味噌も身も詰まっておりますので、剥き身にしてもいいですし、味噌汁などにしても濃厚な旨味が出るので、ぜひとも味わっていただきたい逸品です。実際に寄付された方からも『お得感があるだけでなくて、おいしいのが魅力』とのお声をよくいただいたり、一気に2つご注文される方もいたりと、大変ご好評をいただいております」

　では、そんな「【訳あり】オオズワイガニ甲羅 1kg×2袋」は、どのような経緯で誕生したのだろうか。

 「『広尾町』では、2015年ごろから主力の海産物をメインに返礼品を取り揃えてきましたが、近年、寄付額が伸び悩んでいました。そんなとき、地元の加工業者さんから『余った部位も訳あり返礼品として出してみるのはどうか』という提案があり、この返礼品が誕生しました。オオズワイガニは、足を主としてむき身にすることが多く、甲羅部分は手間がかかるので敬遠されがちです。しかし『店頭に出せないものを格安で提供することで、北海道のカニのおいしさを全国の方に広く知ってもらえるのではないか』ということに魅力を感じ、返礼品として取り扱うことにしました」

　続いて、このほかのおすすめ返礼品について教えてもらった。

 「『広尾町』の海産物の旬は冬になります。現在は『いくら』『秋鮭』『ウニ』といった幅広い返礼品があり、どれもおすすめです。また『広尾町』で育った黒毛和牛を100％使用したハンバーグも、とてもジューシーでイチオシです」

　山本さんがおすすめするのは、1万8000円の寄付でもらえる「黒毛和牛100%使用 ハンバーグ150g 10個 合計1.5kg」。こちらは「広尾町」の大自然の中で育った黒毛和牛を100％使用したハンバーグで、肉と脂のバランスがよく、黒毛和牛の旨味をしっかり感じられるとのこと。冷凍のままフライパンで焼けば食べられるという手軽さもあるので、気になった人はチェックしてみよう。

　海産物を中心とした返礼品が魅力の「広尾町」だが、「ふるさと納税」の寄付金はどのような事業で活用しているのだろうか。

 「都市と地方の交流を目的とした『子ども農山漁村交流から始めるまち・ひとづくり事業』をはじめ、『一次産業振興事業補助金』『人材育成事業』『不妊治療費等助成』『地元高校生への通学費や下宿費等の補助』『道路環境整備』など、幅広い事業に活用させていただいております」

　最後に「広尾町」のPRポイントを聞いてみた。

 「十勝の最南端に位置する『広尾町』は、東側に太平洋、西側に国内最大の国立公園である『日高山脈襟裳（えりも）十勝国立公園』がある自然豊かな町で、四季折々の豊富な海産物と農畜産物が魅力です。『ふるさと納税』でも、そのようなクオリティの高い安全安心な海と山の幸を安定して提供していくことを目標にしています。町づくりのビジョンを明確に打ち出していき、注目を集める町にしていきたいと考えておりますので、まずは『ふるさと納税』の返礼品を通して、皆様に『広尾町』の魅力を感じていただければと思います」

　以上、2025年度の「ふるさと納税ランキング～カニ編～」上位5位の自治体を紹介した。2025年も残すところ2週間ほどなので、今回の記事をキッカケに、気になる返礼品や自治体を見つけて、今年も「ふるさと納税」をフル活用してもらえれば幸いだ。

（取材・文／瑠璃光丸凪[A4studio]）