タマホーム(1419)、6期連続の「増配」を発表して、
配当利回り4.70%に! 年間配当は6年で11倍に増加、
2022年5月期は前期比10円増の「1株あたり110円」に
タマホームは、2022年5月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2021年7月12日の15時に発表した。これにより、タマホームの配当利回り(予想)は4.28%⇒4.70%にアップし、”6期連続増配”の見通しとなった。

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タマホームが発表した2021年5月期の決算短信によると、2022年5月期の予想配当は「1株あたり110円」となっている。なお、タマホームは例年、期末配当による年1回の配当を実施しており、中間配当は実施していない。
タマホームの2021年5月期の配当は「1株あたり100円」だったので、前期比で「10円」の増配となる。今回の増配発表によって、タマホームの配当利回り(予想)は4.28%⇒4.70%にアップすることとなった。
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タマホームは利益還元について、「経営成績に応じて利益還元を継続的に行うこと」を基本方針としている。また、タマホームの2022年5月期の業績予想は前期比で「増収・増益」となっていることから、堅調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。
タマホームの過去10期の配当の推移は?
■タマホーム(1419)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2013/5 | 25.8円 | 2018/5 | 30円 | |
2014/5 | 26円 | 2019/5 | 53円 | |
2015/5 | 10円 | 2020/5 | 70円 | |
2016/5 | 10円 | 2021/5 | 100円 | |
2017/5 | 15円 | 2022/5 | 110円 (予想) |
タマホームは、2017年5月期以降、連続増配を継続しており、2022年5月期の配当予想「1株あたり110円」が予想通りに実施されれば、”6期連続増配”を達成することになる。
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また、タマホームの配当額の伸び具合も確認しておきたい。連続増配が始まる直前の2016年5月期から2022年5月期までの6年間で、タマホームの年間配当額は「1株あたり10円」から「1株あたり110円」まで、ちょうど11倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、タマホームの株価は2016年5月の終値435円から2021年4月に記録した年初来高値2644円まで、6.0倍に上昇している。なお、発表当日(2021年7月12日)の終値は2336円で、2016年5月の終値から5.3倍に上昇した水準で推移している。
■タマホーム(1419)の株価チャート/月足・上場日~発表当日
タマホームの配当利回り+株主優待利回りは?
タマホームの2021年7月12日時点の株価(終値)は2336円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※タマホームの配当利回り】
株価:2336円
年間配当額:110円
配当利回り:110円÷2336円×100=4.70%
タマホームの配当利回りは4.70%。2021年6月の東証1部の平均利回りは1.86%(配当実施企業のみ)なので、タマホームの配当利回りは「かなり高め」と言える。
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また、タマホームは継続保有期間に応じて「特製QUOカード」が年2回もらえる株主優待を実施している。
■タマホームの株主優待制度の詳細 | |||
基準日 | 保有株式数 | 保有期間 | 株主優待内容 |
5月末・ 11月末 |
100株以上 | 3年未満 | 特製QUOカード500円分(×年2回) |
3年以上 | 特製QUOカード1000円分(×年2回) |
タマホームの2021年7月12日時点の株価(終値)は2336円、配当利回りは4.70%なので「配当+株主優待利回り」を計算すると、以下のようになる。
【※タマホームの配当+株主優待利回り(100株・3年未満保有時)】
投資金額:100株×2336円=23万3600円
優待品(特製QUOカード):500円分×年2回=1000円分
株主優待利回り:1000円÷23万3600円×100=0.43%
配当+株主優待利回り:4.70%+0.43%=5.13%
【※タマホームの配当+株主優待利回り(100株・3年以上保有時)】
投資金額:100株×2336円=23万3600円
優待品(特製QUOカード):1000円分×年2回=2000円分
株主優待利回り:2000円÷23万3600円×100=0.85%
配当+株主優待利回り:4.70%+0.85%=5.56%
タマホームの「配当+株主優待利回り」は100株・3年未満保有時で5.13%と高水準。株主優待の内容は個人投資家に人気の「QUOカード」であるうえに、3年以上の継続保有で利回りはさらに上昇する。また、2022年5月期で”6期連続増配”を達成する見通しでもあるので、今回の増配を機に長期保有を検討する価値は十分にありそうだ。
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タマホームは、注文住宅が主力のハウスメーカー。戸建分譲開発やリフォーム、オフィスサブリースなども手掛けている。2022年5月期(通期)の連結業績予想は、売上高3.2%増、営業利益2.7%増、経常利益1.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益1.8%増と堅調(すべて前期比)。
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■タマホーム | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
建設業 | 1419 | 東証1部、福証 | 110円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2336円 | 100株 | 23万3600円 | 4.70% |
※株価などのデータは2021年7月12日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |