セクシー・ボリンジャーはお見通し!
【第16回】 2012年11月14日 ワタナベくん

2年前に上場廃止したチムニーが
また株式市場に戻ってくるのってどうなの?

社名の由来にもなっている「チムニーロースター」という独自開発の "煙突付きグリル"で焼く海の幸、山の幸のお店。御殿場高原直送のビールと、 地鶏料理がウリ。東京を中心に44店舗を展開。撮影/ワタナベくん

 チムニーによると、株式上場によって同社は「更なる業績の拡大を目指してまいります」のだそうです。上場すれば「企業イメージの向上、信用度の向上による資金調達能力の拡大、社会的信用度の向上、知名度アップによる優秀な人材の確保がよりしやすくなることが見込まれ」るのだと言うことです。

 上場していることにそんなにメリットがあるなら、わざわざ上場廃止しなくても良かったんじゃないかと思ってしまいます。もしかしたら、企業内部は見違えるように変わっているのかも知れませんが、そんなの個人投資家にはわかりません。

 公募価格はまだ決まっていませんが、再上場と売り出しで調達規模は数十億円になるということです。その資金も使いつつ、チムニーは2018年度までに店舗数1000店・売上高1000億円、さらには居酒屋業界トップを目指すのだそうです。

 素晴らしい成長戦略ですが、投資対象として見た場合、筆者はどのタイミングでカーライルが売り抜けるつもりなのか、そのことのほうが気になってしまいます。再上場したあかつきには、今度こそ長きにわたった上場を維持してくださいね。

 

<執筆/株トレーダー・ワタナベくん>

ボリンジャーバンドの新しい活用法である、セクシーボリンジャー投資法を編み出した株トレーダー。個別銘柄をこよなく愛し、株式市 場と格闘する日々から見えてきた、相場の息遣い、上がる銘柄・下がる銘柄、日本株の今後について、忌憚のない思いをつづっている。著書に『チャートで稼ぐ「株」入門 ~必勝SEXYボリンジャー投資法のすべて~』(ダイヤモンド社)がある。