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2021年10月4日 ザイ編集部

「NYダウ」は2021年の年末に4万ドルの大台に到達か!?
2022年・夏までの米国株の株価予測では、2021年は
「年末高」、2022年8月までは時期や銘柄選びが重要に

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2021年10月~2022年8月までの米国株の値動きをストラテジストなどの専門家が予想! NYダウは2021年の年末に4万ドルを超え、2022年8月にはさらに高値更新の予想も!

発売中のダイヤモンド・ザイ11月号では、特集「人気【米国株150】激辛診断」を掲載! コロナ禍からの大復活を遂げている米国経済だが、デルタ株の感染拡大などの懸念材料もある。そこで、この特集では今後の「米国株市場の展望」について、ストラテジストなどの専門家に取材。また、今からでも狙える注目株や、日本で人気の米国株の銘柄診断も掲載しているので、米国株投資に興味がある人には参考になるはずだ。

今回はこの特集から「2022年8月までの米国株式市場の展望」に関する専門家の解説を公開!(※取材は2021年8月下旬~9月上旬)
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2021年は「年末高」の見通しで、急落時は買いの好機!
2022年は見解が分かれたが「下値は堅い」という意見も

米国経済は絶好調!

 目下、米国株市場は絶好調だ。NYダウとナスダック指数は、ともに2021年8月に最高値を更新。2020年3月のコロナ・ショック以降、米国株は大きな調整局面もなく、上昇基調が続いている。

 しかし、デルタ株の感染拡大などによる景気減速が懸念される中での株高は「バブル」との声もある。視界不良の経済状況で、今後の米国株はどうなるのか? 先読みに定評があるプロ4人(ザ・モトリーフール・ジャパンの加賀章弘さん、東海東京調査センターの長田清英さん、マネックス証券の岡元兵八郎さん、マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さん)に、NYダウとナスダックの「2021年10月~2022年8月」の値動きを予測してもらった。

 まず、2021年は「年末高」ということで4人の意見が一致した。しかし、2022年に関しては見方が分かれている。

 「2022年も株高が続く」と予測するのは、マネックス証券の岡元兵八郎さんだ。「現在の株高は、米国の企業業績の大幅回復を反映したものです。8月末までに発表された4~6月期決算では、約9割の企業が事前予想の純利益を上回りました。7~12月期も大幅な増益予想で、足元の業績の伸びは非常に強い」(岡元さん)

 さらに、2022年の通期業績の予想は前年比で約12%増、2023年が約9%増で、企業業績の好調は続く見通し。業績成長とともに株価も上昇して「1年後にNYダウは4万1800ドル、ナスダック指数は1万8500ポイントまで上昇する」と、岡元さんはみている。

 一方で「高値と安値の値幅が小さいボックス相場が続く」と分析するのは、東海東京調査センターの長田清英さんだ。長田さんはNYダウの今後1年間の高値を3万7000ドル、安値を3万5000ドルと予測する。「『新型コロナ変異株の感染拡大』や『金融緩和縮小の開始』『バイデン政権による法人増税・富裕層増税の可能性』など悪材料が多く、大幅上昇は見込めません」(長田さん)

 下値が限られているとみる理由については「米欧の中央銀行の量的緩和で、ほとんどリターンを生まないMMFに資金が大量に滞留しています。株価調整で割安感が強まると、その資金で株が買われる可能性がある」とのこと。
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 マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さんも、同じ理由で下値は堅いとみている。森さんはNYダウの安値について、長田さんよりも下の3万3000ドルとみているが、高値は3万9000ドルを予想し、長田さんよりも「強気」だ。

 「前回(2014年)の金融緩和の縮小開始直後は株価が調整しましたが、その後株価は上昇基調に戻りました。今回もFRBが慎重な金融政策を続けており、上昇基調は崩れないでしょう」(森さん)

 また、「2022年は低迷する」と予測しているのは、ザ・モトリーフール・ジャパンの加賀章弘さんだ。「来年の後半から企業の利益成長が鈍化、財政・金融の政策効果も剥落し、調整局面に入るリスクがある」と加賀さんは分析する。

 さらに、来年中旬には「失業率がコロナ前の水準に戻る可能性が高く、そうなると利上げも意識される」(長田さん)だろう。

 これらの予測をもとに、今後の投資戦略を考えてみよう。足元の業績好調を考えると、年内は下がったら「買い」でOKだろう。しかし、2022年は現在までの株高を支えてきた財政・金融緩和効果が弱まるので、買いのタイミングや銘柄選びがより一層重要になる。

 おすすめは、2022年の4人の安値予測の平均水準(NYダウは3万4000ドル、ナスダックは1万4000ポイント)付近まで下がったら買い始めること。銘柄は、景気低迷期も強いGAFAM(グーグルを傘下に持つアルファベットアップルフェイスブックアマゾンマイクロソフト)や、ブランド力がある製品やサービスを持つ企業なら「業績と株価がともに安定している」(長田さん)ため、注目に値するだろう。

 もちろん、突発的な急落などもあり得るため、買うタイミングを分散させるなど、リスクヘッジを意識しながら投資するようにしたい。
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