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2014年9月21日 ザイ編集部

プロ20人の2015年3月末までの日本株大予測!
安値1万5000円、高値1万7000円の理由とは?

ダイヤモンド・ザイには多くのアナリスト達に登場してもらい、今後の日本株や為替の動向から、気になる銘柄の売り・買いについてズバっとしたコメントを掲載しているが、ここではその一部である日本株予測について公開しよう。

年末までに決定の追加の消費増税の影響と
急速に進む円安効果のどちらが勝るのか!

 6月に1万5000円を突破して以来、ウクライナ問題などの地政学リスクで一進一退を繰り返しつつも、じりじりと上昇している日経平均。これから15年3月末にかけてどう動くのか。プロ20人にアンケート調査を行なった。

 9月18日、ついに1万6000円にタッチした日経平均だが、今後は追加の消費増税などの懸念で10月以降に調整とも味方も広まりつつある。その一方で、中間決算での業績の上方修正などによって年末以降に再上昇するとの見方も。

 大方の予想は10月以降にいったん調整するが、年末から来年3月にかけて昨年末の高値を突破するというもの。

 安値は1万5000円、高値は1万7000円前後という予測が多く、「1万6000円を突破すれば、07年に付けた1万8000円が視野に入りそう」(フェアトレードの平山修司さん)という見方もある。

 10月に調整する理由としては、「年末近くになると、消費税の追加引き上げ決定の可能性が高まる」(UBSの居林通さん)からという声が多い。

 しかし、そこから、上昇に転じると年末以降の相場を強気に見る理由としては、「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による日本株保有比率の引き上げ」(平山さん)や、追加増税に対応して、日銀の追加緩和実施への期待を挙げる意見が目立った。

 GPIFについては、「日本株の保有比率ばかりが注目されるが、外国株や外国債券の保有比率の引き上げも日本株を押し上げる要因になる」と語るのはSMBC日興証券の阪上亮太さん。海外資産購入のための巨額の円売りによって、円安がさらに進むことが予想されるからだ。

 また、フィスコの飯村真由さんは「米国が金融緩和を収束させる中、日銀の追加緩和によって、日米の金融政策の差がさらに拡大することで、円安が進み1ドル=110円を目指す展開も予想される。株価も輸出株を中心に堅調となる」と読んでいる。

やっぱり株価を動かすのは企業業績!
中間期の上方修正で日本株は上昇へ

 多くのプロが年末から15年3月末までに相場が上がる理由として挙げたのが、企業業績の改善だ。

 実際、消費増税にも関わらず、4~6月期の企業業績は比較的堅調だった。しかし、その割に業績を上方修正した企業は少なかったので、中間決算前後で上方修正を発表する企業が増えそうだ。楽天証券経済研究所の窪田真之さんも「10月以降、消費増税の影響を脱し国内景気が持ち直し、上方修正の動きが広がる」と予想する。

 その一方で、少数だが警戒するプロもいる。「追加の消費増税による日本経済の先行きに対する不透明感の浮上に加え、米国の利上げに向けた動きが米国株の上値を抑え、これが日本株にも影響する」とラジオNIKKEIの和島英樹さんは予測しており、12月末に1万3500円を予想するカブ知恵の藤井英敏さんも同様の見方をしている。