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2016年7月20日 ザイ編集部

日経平均株価の2016年8月下旬までの値動きを
ネット証券4社のエースアナリストがズバリ予想!
「ポケモンGO」で盛り上がる相場は続くのか!?

英国のEU離脱での下落からようやく立ち直ってきた日本株。まだまだ不確定要素の大きい日本株について、ネット証券4社のエースアナリストが、向こう1カ月の日経平均の動きをファンダメンタルズの面から徹底分析した。

英国発のサプライズ前の水準を回復へ
しかし日本株には難題がまだ山積み!

 ブレグジット(英国のEU離脱)が決定的となった瞬間、勝利の美酒に酔いしれた離脱派の多くも、突きつけられた現実という二日酔いに悩まされているかも…。結果的に英国民の過半数は離脱という選択をしたことから、その意外な結果に驚き、世界経済への悪影響を懸念した投資家はリスク資産から資金を回収した。

 その結果は上記のチャートが示すとおりで、もはや周知のことだろう。こうしてグローバルに先行き不透明感が出てきたことは、主要国の金融政策の足カセとなっている。

 しかし、ここに来てNYダウは史上最高値を更新、日経平均もようやく英国のEU離脱前の水準を超えてきた。

 ただ、本当にこのまま株価の上昇は続くのだろうか。

 「おそらく米国は、年内に利上げができる状況ではない。FRB内では、利下げの必要性さえ説く声も!」(カブドットコム証券河合達憲さん)

  そうなると、日米の金利差拡大が当面見込めないことから、現状は105円程度まで戻しているものの、まだ円高傾向にストップがかかったとは言いづらい。そうなると、気になるのが、これから始まる第1四半期決算の発表だ。

 「期初の想定為替レートを現状よりも円安の水準で設定している輸出企業を中心に、業績不振が表面化しそう」(SBI証券の鈴木英之さん)

  一方、「8月相場は金融と財政の2つの政策動向がカギを握る」(楽天証券土信田雅之さん)のも確か。

 だが、松井証券の窪田朋一郎さんは「金融政策はマイナス金利の悪影響など手詰まり感が強い。財政出動には余地が残されているが、民需と労働力を奪い合う形になるなど課題も多く、楽観できない」と指摘する。

 楽観しすぎず、悲観もしすぎない。これからの日本株については、こうした心構えでの対応がよさそうだ。