2024年10月に権利が確定する銘柄の
「配当利回りランキング」を公開！
約4000社ある上場企業のうち、2024年10月に「配当」の権利が確定するのは「10月決算会社（期末配当）」か「4月決算会社（中間配当）」のいずれかで、該当する企業は約110社も存在する。これでは配当の権利が確定する銘柄や、その銘柄の配当金、配当利回りなどを調べて、どの銘柄に投資するのがお得なのかを把握しておくのは非常に困難だ。
そこで、ザイ・オンラインでは2024年10月に配当の権利が確定する銘柄について、年間配当額や配当利回り、増配の有無などを調査し、「配当利回り」の高さでランキングを作成！ その中で、調査時点の配当利回りが2024年8月の東証プライムの平均利回り（2.30％、配当実施企業のみ）を上回る「高配当株」上位15銘柄を紹介していく（なお、配当利回りや最低投資額などのデータは2024年9月20日の終値で算出）。
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⇒【10月の株主優待の内容&利回りを調査(2024年版)】｢RF1｣のロック・フィールド、家系ラーメンのギフトHD、年間3万円分のQUOカード優待株などを一挙紹介
ただし、何らかの要因で株価が急落して「高配当」になっている銘柄などもある可能性には要注意。念のため、今回のランキングでは「配当額＞純利益」で「配当性向が100％」を超えていたり、「純利益がマイナス（赤字）」となっていたりする銘柄は除外しているが、「配当利回りの高さ」だけでなく、直近の業績予想や開示情報にも目を通すようにしよう。
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⇒｢高配当株｣と｢増配株｣では、どちらに投資すべきか？｢増配｣は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、｢高配当｣は株価や配当額に左右される不安定なもの！
なお、このランキング表のあとに「前期比『増配予想』株の配当利回りランキング！」も掲載しているのでお見逃しなく！
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■10月に権利が確定する高配当株ランキング！ ベスト15
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配当利回り （予想） |
1株あたり 年額（予想）配当金 （10月確定額） |
増減配 （予想、前期比） |
株主優待 | 権利付き 最終日 |
最低投資額 | |
| 1位 | ヤガミ（名M・7488） | |||||
| 5.43％ | 148円（74円） | 減配 | ― | 10/16 | 27万2400円 | |
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| 2位 | グッドコムアセット（東P・3475） | |||||
| 4.34％ | 36円（36円） | 増配 | ― | 10/29 | 8万2800円 | |
| 【※関連記事はこちら！】 ⇒グッドコムアセット、7期連続の「増配」を発表して、配当利回り5.5％に！ 年間配当は7年で7.2倍に増加、2024年10月期は前期比1円増の｢1株あたり36円｣に！ |
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| 3位 | ナレルグループ（東G・9163） | |||||
| 4.26％ | 110円（60円） | 増配 | ― | 10/29 | 25万7700円 | |
| 【※関連記事はこちら！】 ⇒ナレルグループ(9163)、「増配」を発表して、配当利回り4.3％にアップ！ 年間配当は1年で15％増加、2024年10月期は前期比15円増の｢1株あたり110円｣ |
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| 4位 | オービス（東S・7827） | |||||
| 4.20％ | 63円（63円） | 減配 | ― | 10/29 | 15万円 | |
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| 5位 | アールエイジ（東S・3248） | |||||
| 4.01％ | 36円（21円） | 増配 | ― | 10/29 | 8万9600円 | |
| 【※関連記事はこちら！】 ⇒アールエイジ(3248)、3期連続の「増配」を発表し、配当利回り3.8％に！ 年間配当は3年で28.5％増加、2024年10月期は前期比3円増の｢1株あたり36円｣に！ |
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| 6位 | ノバック（東S・5079） | |||||
| 3.94％ | 120円（60円） | 減配 | ― | 10/29 | 30万4000円 | |
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| 7位 | ダイサン（東S・4750） | |||||
| 3.89％ | 22円（11円） | 横ばい | ― | 10/16 | 5万6500円 | |
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| 8位 | ファースト住建（東S・8917） | |||||
| 3.88％ | 43円（22円） | 横ばい | 有 | 10/29 | 11万800円 | |
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| 9位 | クミアイ化学工業（東P・4996） | |||||
| 3.63％ | 30円（20円） | 減配 | ― | 10/29 | 8万2600円 | |
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| 10位 | ナトコ（東S・4627） | |||||
| 3.55％ | 50円（25円） | 横ばい | ― | 10/29 | 14万700円 | |
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配当利回り （予想） |
1株あたり 年額（予想）配当金 （10月確定額） |
増減配 （予想、前期比） |
株主優待 | 権利付き 最終日 |
最低投資額 | |
| 11位 | ナ・デックス（東S・7435） | |||||
| 3.49％ | 33円（11円） | 減配 | ― | 10/29 | 9万4500円 | |
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| 12位 | 萩原工業（東P・7856） | |||||
| 3.42％ | 50円（25円） | 横ばい | 有 | 10/29 | 14万5900円 | |
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| 13位 | SCAT（東S・3974） | |||||
| 3.21％ | 13円（7円） | 増配 | ― | 10/29 | 4万400円 | |
| 【※関連記事はこちら！】 ⇒SCAT、｢QUOカード｣の株主優待を廃止！ 100株保有で｢QUOカード｣がもらえたが、権利確定済みの2023年10月分を最後に廃止、今後は配当に注力の方針に！ |
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| 14位 | のむら産業（東S・7131） | |||||
| 3.16％ | 55円（55円） | 増配 | ― | 10/29 | 17万4000円 | |
| 【※関連記事はこちら！】 ⇒のむら産業(7131)、2期連続の「増配」を発表して、配当利回り3.3％に！ 年間配当は2年で1.3倍に増加、2024年10月期は前期比3円増の｢1株あたり55円｣に！ |
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| 15位 | アイ・ケイ・ケイホールディングス（東P・2198） | |||||
| 3.08％ | 24円（24円） | 横ばい | 有 | 10/29 | 7万7700円 | |
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| ※株価などのデータは2024年9月20日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 | ||||||
「10月に権利が確定する株」の中で、配当利回りが2024年8月の東証プライムの平均利回り（2.30％、配当実施企業のみ）を上回る上位15銘柄の「高配当株」は上記の通りだ。ただし、今回のランキングでは配当性向での足切りこそしているものの、「高配当株」は「将来の減配」といったリスクが比較的高めであるのもまた事実。
そこで、「10月に権利が確定する株」の中で、「前期比で増配予想」となっている銘柄の配当利回りランキングも作成！ さきほどの「10月に権利が確定する高配当株ランキング」と比べて配当利回りは全体的に低くなるが、その分、リスクは抑えられていると考えていいだろう。
また、表には年間の「配当回数」も記載した。「配当回数」が「年1回」の銘柄は、「10月の権利確定分」がそのまま「年間配当額」となるため、効率的に配当がもらえると言える。それではさっそく見ていこう！
「前期比で増配予想」という条件を付け加えたことで配当利回りは全体的に低くなったが、よく見ると、1位の「グッドコムアセット」や5位の「のむら産業」などは配当が年1回（10月のみ）となっている。そういった銘柄は年2回の配当を実施している銘柄よりも、「10月の権利確定分」の利回りが高い可能性もあるので注目しておきたい。
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2024年10月末が「権利確定日」の銘柄は
10月29日（火）の「権利付き最終日」に保有しておこう！
最後に、2024年10月の「権利確定日」と「権利付き最終日」を忘れずに確認しておこう。「権利確定日」が2024年10月末の場合、「権利付き最終日」は2024年10月29日となるので、10月29日に株を保有しておくようにしよう。なお、10月18日が「権利確定日」の「ヤガミ」と「ダイサン」は10月16日が「権利付き最終日」になるので要注意！
ちなみに、高配当株には「『権利付き最終日』の翌日の『権利落ち日』に株価が下落」しやすい傾向もあるため、「権利付き最終日」直前に株を購入して配当の権利を得ても、「権利落ち日」に株価が下落して配当以上に損をする可能性もあるので注意しておこう。その傾向を逆手に取って、長期保有する前提であれば「権利落ち日」に購入することも検討してみよう。
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