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【1】今日の株式相場早わかり!
米国株とともに続伸、米企業業績は底堅いとの見方
日経平均株価は続伸! 18日の米国市場では主要株価指数がそろって続伸した。金融大手ゴールドマン・サックスの決算が市場予想を上回るなど、懸念されたよりも底堅い企業業績が相場を支えた。また、金利の高止まりでハイテク株を中心に伸び悩む場面もあったが、取引終了後に決算発表した動画配信のネットフリックスが時間外取引で急伸。東京市場でも投資家心理が一段と改善し、日経平均株価は3ケタの上昇となった。個別ではソフトバンクグループの上昇が目立った。
今晩の米国では9月の住宅着工件数や地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表される。また、半導体製造装置のオランダASMLホールディングや電気自動車の米テスラの決算も注目されそうだ。
【日経平均】27257.38円↑(+101.24円)
【マザーズ指数】732.71→(-0.69)
【NYダウ】30523.80ドル↑↑(+337.98ドル、18日)
【ナスダック】10772.402↑(+96.601、18日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
中間決算に向けた戦略、「警戒先行」銘柄に注目!
日本でも来週から3月期決算企業の中間決算(4~9月)発表が本格化する。当コーナーでは第1四半期(4~6月)の決算発表後、「通期予想に対する進捗率が高い」(8月17日号)などの切り口で銘柄を取り上げてきた。ただ、「期初の滑り出しが好調」「経済活動の正常化で業績改善の確度が高そう」などといった銘柄はすでに積極的な買いを集めており、中間決算での期待値が相当高まっている可能性がある。
逆に第1四半期末からの株価パフォーマンスが相対的に低く、さらに信用取引で売り残の方が多い(=信用倍率が1倍未満)銘柄は「中間決算に向けて警戒感が先行している」と言える。決算発表で悪材料出尽くしと受け止められやすく、業績に改善が見られれば上値余地が大きいと考えられることから、決算発表前にこうした銘柄を買っておくのも一案だろう。
電力・ガス各社は燃料高や円安で厳しい環境だが、東京ガスに関してはLNG(液化天然ガス)調達力を高く評価する向きが少なくない。SCSKは第1四半期こそ減益となったが、業績のトレンドに大きな変化はないとの見方があり、仮に第2四半期が通期計画に沿って2ケタ増益となれば見直されそうだ。大成建設は資材高の影響を受けつつも、受注採算の改善で業績堅調とみられている。
なお、決算発表後は実態として良好ながら材料出尽くし感から短期的に売られた銘柄の押し目買い、逆に実態良好とは言えないが悪材料出尽くし感から反発した銘柄の戻り売りを推奨しておきたい。
■SCSK株価チャート/日足・6カ月
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【3】水曜連載「投資の疑問に答えます」
「グロース株」「バリュー株」どう投資する?
(ご質問)
「グロース株」と「バリュー株」というものがあります。それぞれ投資のメリット・デメリットを教えてください。
(答え)
異なる特徴を把握し、環境に応じ、戦略に応じ投資を検討しましょう!
「グロース株」とは文字どおり収益が大きく“成長”すると期待されている株のこと。足元の収益・資産に基づく株価指標は高めですが、成長に伴って株価も大きく上昇していくのが醍醐味と言えます。一方、「バリュー株」とは株価指標で見て“割安”な株のこと。「グロース株」と比べ成長性でやや見劣りし、株価が割安に放置されている=不人気という面もありますが、保有資産が多かったり高配当だったりします。
以上が主な特徴ですが、意識してほしいのは各々で向いている相場、向いていない相場があるという点です。昨今、世界的なインフレやそれに対応した主要中央銀行の金融引き締めで金利が上昇傾向にあります。こうした金利上昇局面ではグロース株の割高感が意識されやすく、バリュー株優位となる傾向があります。逆に金融緩和による低金利環境ではグロース株が選好されやすいですね。
また、グロース株は相場の勢いがある時にも好んで買われます。逆に相場の先行きが怪しくなると最初に売られるのもグロース株です。かたやバリュー株はもともと割安なだけに、不測の事態でも下落幅は小さめ。しかし、相場が活況で多くの株が大きく値上がりするなか、上昇幅が小さいことも多いです。
それぞれの特徴を理解すると投資戦略も練れます。環境に応じて機敏に乗り換えるもよし、どの環境にも対応できるようそれぞれに分散投資するもよし。自分に合った投資を追求してください。
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