レーサム（8890）、3期連続の「増配」を発表して、配当利回り12.3％に！ 年間配当は3年で43倍に急増、2024年3月期は前期比120円増の｢1株あたり175円｣

 レーサムは、2024年3月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2023年5月12日の15時30分に発表した。これにより、レーサムの配当利回り（予想）は3.89％⇒12.37％にアップした。この配当予想が実現すれば"3期連続増配"を達成することになる。

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レーサムは、収益不動産の組成・販売が主軸の不動産会社。
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　レーサムが発表した2023年3月期の決算短信によると、2024年3月期の予想配当は「1株あたり175円」となっている。なお、レーサムは期末配当による年1回の配当を基本方針しており、中間配当は実施していない。

　レーサムの2023年3月期の配当は「1株あたり55円」だったので、前期比で「120円」の増配となる。今回の増配によって、レーサムの配当利回り（予想）は3.89％⇒12.37％にアップすることとなった。
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　レーサムによると、「株価純資産倍率が継続的に1倍を割れてしまっているため、より積極的な株主還元策を策定」したとのことで、2024年3月期および2025年3月期においては、「1株あたり配当金の下限を175円とし、連結配当性向40％を目安として、配当を行うことを基本方針」とするとのこと。この方針に基づいて、レーサムは今回の「増配」を決定した形だ。

　ちなみに、「増配」などが発表されたことを受けて、レーサムの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2023年5月12日）の終値1414円より300円も高い、制限値幅の上限である1714円（＋21.22％）を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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レーサムの過去10期の配当の推移は？

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　レーサムは2022年3月期以降、連続増配を継続しており、2024年3月期の配当予想「1株あたり175円」が予想通りに実施されれば、”3期連続増配”を達成することになる。
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　また、レーサムの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2021年3月期から2024年3月期までの3年間で、レーサムの年間配当額は「1株あたり4円」から「1株あたり175円」まで、43倍に急増している。
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　配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、レーサムの株価は2021年3月の終値902円から発表当日（2023年5月12日）の終値1414円まで、1.5倍に上昇している。

■レーサム（8890）の株価チャート／月足・10年

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レーサムの配当利回りは？

　レーサムの2023年5月12日時点の株価（終値）は1414円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※レーサムの配当利回り】
株価：1414円
年間配当額：175円
配当利回り：175円÷1414円×100＝12.37％

　レーサムの配当利回りは12.37％。2023年4月の東証プライムの平均利回りは2.25％（配当実施企業のみ）なので、レーサムの配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、レーサムは株主優待を実施していない。
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 レーサムは、収益不動産の組成・販売が主軸の不動産会社。賃貸管理や建物管理のほか、コミュニティホステルや高度医療専門施設の開発なども手掛けている。2024年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高32.5％増、営業利益25.2％増、経常利益30.7％増、親会社株主に帰属する当期純利益31.3％増と好調（すべて前期比）。
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■レーサム
業種	コード	市場	年間配当額（予想）
不動産業	8890	東証スタンダード	175円
株価（終値）	単元株数	最低投資金額	配当利回り（予想）
1414円	100株	14万1400円	12.37%
【※レーサムの最新の株価・配当利回りはこちら！】
※株価などのデータは2023年5月12日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

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