東邦システムサイエンス（4333）は、2024年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2023年7月31日の13時に発表した。これにより、東邦システムサイエンスの配当利回り（予想）は4.27％にアップした。この配当予想が実現すれば"2期連続増配"を達成することになる。
（※なお、東邦システムサイエンスは2023年9月1日を効力発生日とする株式分割（普通株式1株につき1.5株の割合）を予定している。ただし、混乱を避けるため、この記事では株式分割を考慮しない配当額で統一する）
東邦システムサイエンスは、独立系のシステムインテグレーター。拡大画像表示
東邦システムサイエンスは、2024年3月期の予想配当を修正し、中間配当（9月）が「30円」、期末配当（3月）が「30円」、合計の年間配当額は「1株あたり60円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり40円」だったので、前回予想から「20円」の増配となる。今回の増配発表により、東邦システムサイエンスの配当利回り（予想）は4.27％にアップすることとなった。
また、東邦システムサイエンスの2023年3月期の配当は「1株あたり40円」だったので、前期比でも「20円」の増配となる見込み。
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東邦システムサイエンスは今回、2023年9月1日を効力発生日とする株式分割（普通株式1株につき1.5株の割合）を発表しているが、配当については「今回の株式分割にともなう調整は行わない」とのこと。これにより、株式分割前の1株あたり年間配当額に換算すると実質的な「増配」となる。
ちなみに、「増配」などは本日（2023年7月31日）13時に発表されたため、東邦システムサイエンスの株価は発表後に急騰し、前日の終値1202円より202円高い1404円（＋16.81％）で引けている。さらに、SBI証券の夜間取引（PTS取引）でも一時、発表当日（2023年7月31日）の終値1404円より145.9円高い1549.9円（＋10.39％）を記録している。
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東邦システムサイエンスの過去10期の配当の推移は？
| ■東邦システムサイエンス（4333）の過去10期の配当の推移 | ||||
| 期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
| 2015/3 | 15円 | 2020/3 | 25円 | |
| 2016/3 | 20円 | 2021/3 | 35円 | |
| 2017/3 | 20円 | 2022/3 | 30円 | |
| 2018/3 | 20円 | 2023/3 | 40円 | |
| 2019/3 | 25円 | 2024/3 | 60円 （予想） |
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東邦システムサイエンスは2023年3月期に「増配」しているため、2024年3月期の配当予想「1株あたり60円」が予想通りに実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。
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また、東邦システムサイエンスの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2022年3月期から2024年3月期までの2年間で、東邦システムサイエンスの年間配当額は「1株あたり30円」から「1株あたり60円」まで、ちょうど2倍に急増している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、東邦システムサイエンスの株価は2022年3月の終値919円から発表当日（2023年7月31日）の終値1404円まで、1.5倍に上昇している。
■東邦システムサイエンス（4333）の株価チャート／月足・10年
東邦システムサイエンスの配当利回り、配当＋株主優待利回りは？
東邦システムサイエンスの2023年7月31日時点の株価（終値）は1404円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。
【※東邦システムサイエンスの配当利回り】
株価：1404円
年間配当額：中間30円＋期末30円＝60円
配当利回り：60円÷1404円×100＝4.27％
東邦システムサイエンスの配当利回りは4.27％。2023年6月の東証プライムの平均利回りは2.31％（配当実施企業のみ）なので、東邦システムサイエンスの配当利回りは「かなり高め」と言える。
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また、東邦システムサイエンスは100株以上の保有で「QUOカード」がもらえる株主優待を実施している。
| ■東邦システムサイエンスの株主優待制度の詳細 | ||
| 基準日 | 継続保有期間 | 株主優待内容 |
| 9月末 | 100株以上 | QUOカード2000円分 |
東邦システムサイエンスの2023年7月31日時点の株価（終値）は1404円、配当利回りは4.27％だが、9月1日に1株⇒1.5株の株式分割を予定しており、分割後も100株以上の保有で2000円分の「QUOカード」がもらえるので、分割を考慮して「配当＋株主優待利回り」を計算すると、以下のようになる。
【※東邦システムサイエンスの配当＋株主優待利回り（分割後100株保有時）】
投資金額：100株×（1404円÷1.5株）＝9万3600円
優待品（QUOカード）：2000円分
株主優待利回り：2000円÷9万3600円×100＝2.13％
配当＋株主優待利回り：4.27％＋2.13％＝6.41％
東邦システムサイエンスの「配当＋株主優待利回り」は100株保有時で6.41％と高水準。また、株主優待の内容は個人投資家に人気の「QUOカード」となっている。
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東邦システムサイエンスは、独立系のシステムインテグレーター。銀行・証券・生保・損保等の金融業界に向けた大規模業務系システムが主軸。2024年3月期（通期）の業績予想は、売上高6.8％増、営業利益2.3％増、経常利益2.4％増、当期純利益5.0％減となっている（すべて前期比）。
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| ■東邦システムサイエンス | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額（予想） |
| 情報・通信 | 4333 | 東証プライム | 60円 |
| 株価（終値） | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り（予想） |
| 1404円 | 100株 | 14万400円 | 4.27% |
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【※東邦システムサイエンスの最新の株価・配当利回りはこちら！】
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