IPO株の銘柄分析&予想

「ハンモック」のIPO情報総まとめ!スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の業務支援システム開発企業との比較や予想まで解説![2024年4月24日 情報更新]

2024年3月7日公開(2024年4月24日更新)
ザイ・オンライン編集部
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会社名 ハンモック
市場・コード/業種 グロース・173A/情報・通信業
上場日 4月11日
申込期間(BB期間) 3月27日~4月2日
おすすめ証券会社 SMBC日興証券SBI証券岩井コスモ証券松井証券岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)DMM.com証券
フィスコ分析による
市場の注目度
★★★最高★5つ
初値(初値騰落率) 2160円(+4.85%)
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】

その他のIPO銘柄の情報はこちら!

ハンモックが4月11日にIPO(新規上場)!

「ハンモック」の公式サイトより

 ハンモックは、2024年3月7日、東京証券取引所に上場承認され、2024年4月11日にIPO(新規上場)することが決定した。

 ハンモックは1994年4月1日に設立された。ネットワークソリューション、セールスDXソリューション、AIデータエントリーソリューションの3ソリューションを提供している。ネットワークソリューションはPCやPCネットワーク等の管理を行うIT資産管理やセキュリティ対策等、セールスDXソリューションはSFA/CRM、MA等の営業支援、AIデータエントリーソリューションはデータエントリーの業務を行っている顧客や市場のニーズを捉え、それまでになかった機能を備えたシステムを自社で開発し提供することで、顧客の経営課題を解決し、業務の生産性・信頼性を向上させ、企業価値の向上を図ることを目指している。

【目次】(クリックで該当する情報へ移動します)
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?

▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント

 

ハンモックのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)

■スケジュール
仮条件提示 3月26
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月27日~4月2日
公開価格決定 4月3日
購入申込期間 4月4日~4月9日
払込日 4月10日
上場日 4月11日

ハンモックのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など)

■取り扱い証券会社(2024年4月4日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券(主幹事証券)
[最短即日で取引可能]
93.5
公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
0.6
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券
[最短翌日に取引可能]
0.4
公式サイトはこちら!
松井証券
[最短翌日に取引可能]
0.2%
公式サイトはこちら!
岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)
[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券
※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
野村證券 2.6  
みずほ証券 0.9  
岡三証券 0.4%  
東海東京証券証券 0.4%  
あかつき証券 0.4%  
丸三証券 0.4%  

ハンモックのIPOは、いくらで買える? 割安/割高?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)

■価格情報
想定発行価格(※1) 2060
仮条件
[予想PER(※2)
1940~2060円
14.3倍~15.2倍]
公募価格 2060円
初値 2160円
初値騰落率 +4.85%
予想トレーディングレンジ(※3) 1400~5000
最新チャート 【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS=今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。
■類似会社4社の予想PER(2024年3月22日終値の株価と会社側予想から計算)
会社名 ※クリックで最新チャートへ 予想PER
【4社平均】 77.2倍
オプティム<3694> 51.6倍(連)
Sansan<4443> 183.1倍(連)
AIins<4488> 56.2倍
BBDイニシ<5259> 17.7倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

ハンモックの発行株数・単元数・公開規模は?

■株数などに関する情報
発行済株式数(上場時) 436万株(予定)
公開株式数 公募5万株  売出127万7000株
(オーバーアロットメントによる売出19万9000株)
想定公開規模(※1) 31.4億円(OA含む)
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

ハンモックはIT資産管理ツール「Asset View」など

 「IT 資産管理・セキュリティ対策」「営業支援・名刺管理」「AI による文字認識を活用したデータエントリー」に関する業務支援システム及びクラウドサービスの開発、提供を行う。オンプレミス型、クラウド型の両方の提供形態があることなどから、顧客は民間企業から官公庁まで、また、事業規模も大手企業のみならず、中小企業まで幅広く導入されている。

 根強い人気のあるDX関連銘柄であり、AIのテーマ性も持ち合わせている。公開規模は荷もたれ感のある大きさ。しかし、価格設定はAI/DX関連としてみれば控えめな水準となっており、上場後の売り圧力となりそうなベンチャーキャピタル株主も見当たらないことから、今の強い地合いが継続していれば、市場から十分吸収可能とみられる。

 4/11は同時上場する銘柄はない。

◆「ハンモック」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
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SBI証券[最短翌日に取引可能]
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岩井コスモ証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
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SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
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DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ハンモックの業績データ

■業績推移(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
経常損益
(伸び率)
純損益
(伸び率)
2020/3 3,321
(24.3%)
88
(-62.7%)
67
(-60.6%)
2021/3 3,130
(-5.7%)
▲ 424
▲ 323
2022/3 3,647
(16.5%)
409
931
2023/3 3,993
(9.5%)
504
23.2%
417
-55.2%
2024/3予 4,225
(5.8%)
732
45.2%
591
41.7%
2023/12 3Q 3,108
(―)
514
(―)
358
(―)
予想EPS(※)
/配当
単独:135.55円/30.00円
※予想EPSは「今期(IPO時)予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

ハンモックの業績コメント

 2024年3月期の業績は、売上高が前期比5.8%増の42.2億円、経常利益が同45.2%増の7.3億円と増収増益の見通しとなっている。

 新型コロナウイルス感染症の影響によりテレワークが拡大し、デジタルトランスフォーメーション(DX)への機運の高まりによる営業DX化が中堅・中小企業においても徐々に浸透してきており、またIT人材不足への懸念が増している状況において、働き方も大きく変わり、出社勤務の減少、商談もオンライン化へ移行など、新たなビジネス形態へと移り変わっている。それにより、一層の業務の効率化や様々なセキュリティ対策、業務の見える化、クラウド化などが求められ、DX推進という流れはさらに加速し、同社の提供サービスへの需要は、より一層高まっている。

 第3四半期累計期間(2023年4-12月)について、ネットワークソリューションではクラウドビジネスが拡大。テレワークの浸透により社外にパソコン等のIT資産が存在する状態が定常化したことで、社外のIT資産の管理の為に、IT資産管理ツールをクラウド環境で導入する企業が継続して増加した。また、オンプレミス環境で導入している既存顧客の保守も、継続的な運用支援を行うプレミアムサポート等により高い更新率を維持し堅調に推移した。

 セールスDXソリューションでは、名刺データ化の需要が増加し、アップセルに寄与している。また、SFAの新規売上、SFAへのプラン変更によるアップセルが堅調に推移した。

 AIデータエントリーソリューションでは、既存製品である「AnyForm」において、注文書等のOCR処理のニーズは継続的にある一方、マークシート入力製品、OCR製品「RightFax」のリプレイスや新規売上が伸びなかった。なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高31.0億円で73.6%、経常利益5.1億円で70.3%となっている。

ハンモックの詳細情報

■基本情報
所在地 東京都新宿区大久保一丁目3番21号
代表者名(生年月日) 代表取締役社長 若山 大典(昭和51年11月20日生)
設立 平成6年4月1日
資本金 3648万円(令和6年3月7日現在)
従業員数 221人(令和6年1月31日現在)
事業内容 「IT資産管理・セキュリティ対策」「営業支援・名刺管理」「AIによる文字認識を活用したデータエントリー」に関する業務支援システム及びクラウドサービスの開発、提供 
■売上高構成比率(2023/3期 実績)
品目 金額 比率
ネットワークソリューション 2,552 百万円 63.9%
セールスDXソリューション 964 百万円 24.1%
AIデータエントリーソリューション 476 百万円 12.0%
合計 3,993 百万円 100.0%
■大株主上位7位
順位 株主名 保有株数 保有シェア
1 若山 大典 190万株 45.72%
2 若山 正美 108万株 25.99%
3 若山 悠 51万株 12.27%
4 高野 紀子 45万株 10.83%
5 若山 知子 14万株 3.37
6 水元 敬也 5万株 1.20%
7 ハンモック従業員持株会 2万6033株 0.63%
合計   415万6033株 100.00%
■その他情報
手取金の使途 事業拡大のための(1)人材関連費用、(2)製品開発費用に充当する予定
関係会社
VC売却可能分(推定) -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外)
直近有償第三者割当 年月日 2021年9月30日
割当先 若山大典
発行価格 106円 ※株式分割を考慮済み
◆「ハンモック」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SMBC日興証券[最短即日で取引可能]
公式サイトはこちら!
SBI証券[最短翌日に取引可能]
公式サイトはこちら!
岩井コスモ証券[最短翌日に取引可能]
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松井証券[最短翌日に取引可能]
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岡三オンライン(旧:岡三オンライン証券)[最短2日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)
[最短3日後に取引可能]
公式サイトはこちら!
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
 
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ハンモックの銘柄紹介

 同社は、顧客の課題、ニーズ、困りごとをITで解決するため、今まで世の中になかった機能をスピーディーに開発し、必要な機能を高品質で、適切な価格で提供することを目指しており、ネットワークソリューション、セールスDXソリューション、AIデータエントリーソリューションの3ソリューションを提供している。

(1)ネットワークソリューション

 企業のPC及びPCネットワーク等のIT資産管理、セキュリティ対策の面から統合的に管理するソフトウェアを「AssetView」シリーズとして開発・販売しており、IT資産管理を取り巻く様々な課題を統合的に解決するためのログ分析レポート等のソリューションサービス、運用支援サービスを「AssetView」と合わせて提供している。「AssetView」は、IT資産管理やセキュリティ対策を行うソフトウェアであり、様々な業界の民間企業や官公庁で導入されている。また、組織の規模も従業員が1,000人を超える大手企業から中小企業まで幅広い顧客層に提供している。そのため、特定顧客や特定業界の経済状況に同社の業績が影響される可能性は低いと考えている。

 加えて、同社カスタマーサクセスによる技術サポート、オンボーディング導入サポートや運用サポートによって、顧客の課題解決と安定的な運用を支援している。その結果、高い継続性を実現しており、2023年3月期におけるクラウド型のチャーンレート(解約率)は0.35%(月次平均)となっている。

(2)セールスDXソリューション

 「営業を強くし、売上を上げる」をコンセプトに、法人営業の生産性向上・業務効率化を図り、企業の売上拡大を支援する「ホットプロファイル」及び「ホットアプローチ」の開発・販売・運用支援サービスを行っている。営業支援ツール「ホットプロファイルは、法人営業の営業活動を支える3つの領域「名刺管理」「SFA/CRM」「MA」を統合し、各プロセスを分断することなく実行できる営業プラットフォーム。

 新規顧客開拓ツール「ホットアプローチ」は、様々な公開情報から同社が独自AIで成形した480万社以上(2024年1月末時点)の企業データベースから利用者がアプローチしたい企業リストを作成し、企業がWebサイト上で公開しているお問合せ窓口フォームへ、自動で一斉にメッセージを送る法人営業の新規顧客開拓に特化した営業支援ツール。

(3)AIデータエントリーソリューション

 AI OCR技術をベースとしたデータ入力業務効率化のソリューションを提供している。「AnyForm OCR」は、自社開発のAI OCRエンジンを搭載した、オンプレミス型製品。顧客のサーバーまたはパソコンに「AnyForm OCR」を導入し、受注伝票等の帳票のOCR処理をすることが可能であり、製造業、卸売業、小売業、運輸業などの幅広い業種で導入されている。「AnyForm OCR」は、自社で自由に帳票設計をしたい、あるいは自社によるOCR結果の確認を行い、即時にデータが必要な顧客のニーズを満たしている。一方で、それらの作業に時間を費やしたくないと考える顧客もおり、同社ではそれらの要望に応えるために、「WOZE」を開発し、2021年7月に提供を開始した。「WOZE」の開発によりDX化が遅れているデータエントリー市場へ参入可能となった。 

ハンモックの投資のポイント

 根強い人気のあるDX関連銘柄であり、AIのテーマ性も持ち合わせている。公開規模は荷もたれ感のある大きさ。しかし、価格設定はAI/DX関連としてみれば控えめな水準となっており、上場後の売り圧力となりそうなベンチャーキャピタル株主も見当たらないことから、今の強い地合いが継続していれば、市場から十分吸収可能とみられる。なお、為替相場で円安が進行した場合には費用が増加する可能性があるといい、注意したい。2024年3月期は為替差益0.4億円と見込まれている。

 東京都新宿区にて1994年設立。同社は、ネットワークソリューション(2023年3月期売上高全体の63.9%)、セールスDXソリューション(同24.1%)、AIデータエントリーソリューション(同12.0%)の3ソリューションを提供している。直接顧客と接点を持ち、ほとんどが自社開発で他社製品との連携等に拘束されることがないことから、市場ニーズをスピーディーに製品化・提供する仕組に強みをもつ。また、「全方位型の製品」を提供している。

 同社製品においては、一部の機能のみの導入や、パッケージとして一式を導入することも可能であり、必要な機能のみ導入し、事業成長に応じて機能を追加導入することが可能。さらに、オンプレミス型、クラウド型の両方の提供形態があることなどから、顧客は民間企業から官公庁まで、また、事業規模も大手企業のみならず、中小企業まで幅広く導入されている。2023年3月時点で契約社数は2,957社あり、そのうち製造業が20%、サービス業16%、卸売業・小売業16%などとなっている。従業員は221名。

 業績面について、2024年3月期の業績は、売上高が前期比5.8%増の42.2億円、経常利益が同45.2%増の7.3億円と増収増益の見通しとなっている。ネットワークソリューションの売上高が前期比3.9%増の26.5億円、セールスDXソリューションが同22.5%増の11.8億円を見込む。

 AIデータエントリーソリューションは、WOZEにおいて、官公庁などのデータエントリー業務をターゲットとした新規マーケットへの参入時期が遅れたこと、および、既存製品において2023年3月期にイレギュラーな大型受注があったことから、同18.1%減の3.9億円を見込んでいる。また、2022年3月期は特別利益として保険返戻金94.2億円を計上しており、その反動で2023年3月期純利益は前の期比55.2%減となっている。

 想定仮条件水準の2024年3月期予想PERは14~15倍程度と控えめな価格設定。また、1株あたり30.00円の配当を予定している。

 公開規模は30億円前後と荷もたれ感のある大きさ。発行済株式のほとんどは代表取締役社長とその親族で保有しており、上場日後180日間のロックアップがかけられている。4/11は同時上場する銘柄はない。現在のところ地合いは良好で、上場後の売り圧力となる警戒材料もないことから、十分市場から吸収可能な公開規模と判断されそうだ。

◆「ハンモック」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
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[データ提供・銘柄分析]フィスコ 

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IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
19社
52社
24社
47社
26社
80社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
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◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2023 2022 2021
21社
91社
13社
89社
21社
122社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
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2022年には24社のIPOの主幹事を務める
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