スクロール(8005)、「増配」を発表して、配当利回りが5.2％にアップ！ 年間配当額は1年で14.2％増加、2025年3月期は前期比6円増の｢1株あたり48円｣に！

 スクロールは、2025年3月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2024年5月8日の15時に発表した。これにより、スクロールの配当利回り（予想）は4.62％⇒5.28％にアップした。

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スクロールは、アパレルや雑貨などの通販事業が主軸の会社。
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　スクロールが発表した2024年3月期の決算短信によると、2025年3月期の予想配当は中間配当（9月）が「24円」、期末配当（3月）が「24円」、合計の年間配当額は「1株あたり48円」となっている。

　スクロールの2024年3月期の配当は「1株あたり42円」だったので、前期比で「6円」の増配となる。今回の増配発表によって、スクロールの配当利回り（予想）は4.62％⇒5.28％にアップすることとなった。
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　スクロールは配当について、「株主資本配当率（DOE）4％を下限とし、連結配当性向40％を目処として実施することを基本目標」としている。また、スクロールの2025年3月期の業績予想は、前期比で「増収・増益」となっていることから、堅調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。

　なお、「増配」などが発表されたことを受けて、スクロールの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2024年5月8日）の終値909円より80円高い989円（＋8.80％）を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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スクロールの過去10期の配当の推移は？

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　スクロールは2024年3月期に前期比で「減配」しているものの、2025年3月期の配当予想「1株あたり48円」が予想通りに実施されれば、前期比で「増配」となる見通しだ。
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　また、スクロールの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。前期にあたる2024年3月期から2025年3月期までの1年間で、スクロールの年間配当額は「1株あたり42円」から「1株あたり48円」まで、14.2％増加している。
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　参考として、スクロールの株価も確認しておこう。スクロールの株価は、約1年前にあたる2023年5月の終値880円から発表当日（2024年5月8日）の終値909円まで、3.2％上昇した水準で推移している。

■スクロール（8005）の株価チャート／月足・10年

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スクロールの配当利回り、配当＋株主優待利回りは？

　スクロールの2024年5月8日時点の株価（終値）は909円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※スクロールの配当利回り】
株価：909円
年間配当額：中間24円＋期末24円＝48円
配当利回り：48円÷909円×100＝5.28％

　スクロールの配当利回りは5.28％。2024年4月の東証プライムの平均利回りは2.08％（配当実施企業のみ）なので、スクロールの配当利回りは「かなり高め」と言える。
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　また、スクロールは保有株式数と継続保有期間に応じて、自社サイトで利用できる「株主優待ポイント」がもらえる株主優待を実施している。

　スクロールの2024年5月8日時点の株価（終値）は909円、配当利回りは5.28％なので、「配当＋株主優待利回り」を計算すると以下のようになる。

【※スクリーンの配当＋株主優待利回り（100株・1年未満保有時）】
投資金額：100株×909円＝9万900円
優待品（株主優待ポイント）：1000円分
株主優待利回り：1000円÷9万900円×100＝1.10％
配当＋株主優待利回り：5.28％＋1.10％＝6.38％

　スクロールの「配当＋株主優待利回り」は100株・1年未満保有時で6.38％と高水準。継続保有期間が長くなれば、もらえる「株主優待ポイント」の額面も増加していくので、スクロールグループの商品に関心のある人にとっては魅力的な株主優待と言えるだろう。
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 スクロールは、アパレルや雑貨などの通販事業が主軸の会社。通信販売事業者やEC事業者向けの通信販売代行事業や、個人向けのeコマース事業なども手掛けている2025年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高0.2％増、営業利益12.9％増、経常利益12.5％増、親会社株主に帰属する当期純利益15.1％増と堅調（すべて前期比）。
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■スクロール
業種	コード	市場	年間配当額（予想）
小売業	8005	東証プライム	48円
株価（終値）	単元株数	最低投資金額	配当利回り（予想）
909円	100株	9万900円	5.28%
【※スクロールの最新の株価・配当利回りはこちら！】
※株価などのデータは2024年5月8日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

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