・FOMCでは大幅利下げが決まるも、為替が円安に振れて日経平均は大幅続伸!
・今日はポイント競争の盛り上がりからポイ活関連株に注目
・ダイヤモンド・ザイからは成長性が高い半導体株AI株
【1】今日の株式相場早わかり!
米大幅利下げも円安・株高に、明日は日銀会合結果
日経平均株価は大幅続伸! 10営業日ぶりに3万7000円台を回復した。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)は通常の倍の幅となる0.5%の利下げを決定。結果を受けて米国株は一時上昇するも、その後は利益確定の動きから下落に転じた。また、事前に大幅利下げ観測から円高・ドル安が進んでいたため、イベント通過による反動で円相場が下落すると、今日の日経平均株価は取引開始直後に3万7000円台を回復。前場終盤には一時3万7394.52円(+1014.35円)まで上昇した。買い一巡後は伸び悩んだが、3万7000円を上回っての推移が続いた。
今晩の米国では、9月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数や8月の中古住宅販売件数、物流大手フェデックスの決算などが発表される。また、国内でも今日から日銀の金融政策決定会合が始まっており、明日20日に結果が判明する。前会合での利上げは波乱相場のきっかけの1つとなったが、今会合は現状維持が予想されている。
【日経平均】37155.33円↑↑(+775.16円)
【グロース250】662.06↑↑(+21.87)
【NYダウ】41503.10ドル↓(-103.08ドル、18日)
【ナスダック】17573.301↓(-54.760、18日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
「ポイント経済圏」で競争激化! 「ポイ活」関連株
三菱商事、KDDI、ローソンの3社は18日、ローソンの「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始すると発表。スマホレジやAIサイネージの導入、ロボットを活用した店舗業務の最適化などを進める。また、スマホ決済「au PAY」利用時に「Pontaポイント」還元率を上乗せするなど、Ponta経済圏の拡大を図る狙いがある。
ソフトバンクもスマホ決済「PayPay」を軸にサービスを展開するほか、NTT傘下で「dポイント」を運営するNTTドコモはネット通販大手のアマゾンジャパンと協業を開始。楽天グループはネット通販や金融などの様々な事業を展開するが、それら事業で「楽天ポイント」との連携を強化しており、通信大手が「ポイント経済圏」をめぐり激しい競争を繰り広げる。こうしたポイントをためて活用する「ポイ活」ビジネスも一段と拡大することが見込めそうだ。
Pontaポイントの会員数は8月末時点で1億1878万人。楽天会員数やdポイントクラブ会員数も1億人に上るといい、PayPay登録ユーザー数は8月に6500万人を突破した。各社とも様々なサービスやポイント事業との連携を強化することで、会員数や携帯電話の契約数拡大を狙う。
上の表に関連銘柄を挙げたが、特に注目されるのはKDDIだろう。ローソンを持分法適用会社とし、三菱商事との共同経営による「未来のコンビニ」への取り組みから、携帯電話事業や金融事業との相乗効果が期待されそうだ。また、国内最大級のポイントサイト「モッピー」を運営するセレスや、ポイ活連携型のゲームアプリ「トリマソリティア」を展開するアイモバイルなどにも注目したい。
■KDDI株価チャート/日足・6カ月
【3】木曜連載「ダイヤモンドZAi最新号の注目記事」
成長性が高い「半導体・AI関連株」は?
発売中のダイヤモンド・ザイ10月号の大特集は、「最強日本株【2024年・夏】」。この特集では「高配当株」「大型優良株」「株主優待株」「10万円未満株」「半導体・AI(人工知能)関連株」「低PBR株」「10倍株」という7つのジャンル別に、アナリストなどの専門家22人が選んだ“最強”の日本株を紹介している。今回はこの中から、成長性が高く、今後も相場を牽引しそうな「半導体・AI関連株」に注目! 半導体素材を扱う日本企業のリーダー的存在や、東証プライム昇格を目指すAIベンチャーは要チェックだ。
【※続きはコチラから】
⇒【日本株】「半導体&AI」関連で株価上昇が見込める2銘柄! シリコンウエハ世界一の「信越化学工業」、東証プライム昇格予定の「PKSHA Technology」に注目
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