東京汽船は、2025年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2024年11月8日の15時20分に発表した。これにより、東京汽船の配当利回り（予想）は7.78％にアップした。
東京汽船は、曳船事業を主軸とする企業。拡大画像表示
東京汽船は、2025年3月期の予想配当を修正し、普通配当が「20円」、特別配当が「30円」、合計の年間配当額は「1株あたり50円」とすると発表した。なお、東京汽船は期末配当による年1回の配当を基本方針としており、中間配当は実施していない。
年間配当額の前回予想は普通配当のみの「1株あたり20円」だったので、前回予想から「30円」の増配となる。今回の増配発表により、東京汽船の配当利回り（予想）は7.78％にアップすることとなった。
また、東京汽船の2024年3月期の配当は「1株あたり20円」だったので、前期比でも「30円」の増配となる見込み。
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東京汽船は今回、業績予想の修正を発表しており、「特別利益として関係会社株式売却益と投資有価証券売却益を計上する見込み」であることから「親会社株主に帰属する当期純利益は当初予想より大幅に増加する見込み」となっている。東京汽船によると、本件で得た資金の一部を特別配当とするとのこと。
なお、「増配」などは本日（2024年11月8日）の15時20分に発表されたため、東京汽船の株価は発表後に急騰し、前日の終値575円より67円高い642円（＋11.65％ ）で引けている。ちなみに、SBI証券の夜間取引（PTS取引）では、発表当日の終値642円より13円安い629円（－2.02％）を記録している。
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東京汽船の過去10期の配当の推移は？
| ■東京汽船（9193）の過去10期の配当の推移 | ||||
| 期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
| 2016/3 | 27円 | 2021/3 | 10円 | |
| 2017/3 | 28円 | 2022/3 | 10円 | |
| 2018/3 | 20円 | 2023/3 | 20円 | |
| 2019/3 | 25円 | 2024/3 | 20円 | |
| 2020/3 | 20円 | 2025/3 | 50円 （予想） |
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東京汽船の年間配当額は2024年3月期に前期比で「横ばい」となっているが、2025年3月期の配当予想「1株あたり50円」が予想通りに実施されれば、特別配当によるものとはいえ、前期比で大幅な「増配」となる見通しだ。
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また、配当額の伸び具合にも注目しておきたい。前期にあたる2024年3月期から2025年3月期までの1年間で、東京汽船の年間配当額は「1株あたり20円」から「1株あたり50円」まで、2.5倍に急増している。
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参考として、東京汽船の株価も確認しておこう。東京汽船の株価は、約1年前にあたる2023年11月の終値606円から発表当日（2024年11月8日）の終値642円まで、5.9％上昇した水準で推移している。
■東京汽船（9193）の株価チャート／月足・10年
東京汽船の配当利回りは？
東京汽船の2024年11月8日時点の株価（終値）は642円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。
【※東京汽船の配当利回り】
株価：642円
年間配当額：50円
配当利回り：50円÷642円×100＝7.78％
東京汽船の配当利回りは7.78％。2024年10月の東証プライムの平均利回りは2.33％（配当実施企業のみ）なので、東京汽船の配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、東京汽船は株主優待を実施していない。
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東京汽船は、曳船事業を主軸とする企業。旅客船事業や売店・食堂事業も手掛けている。2025年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高が前期比2.1％減の122億4000万円、営業利益が1億7900万円の赤字、経常利益が500万円の赤字、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比295.6％増の22億6300万円となっている。
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| ■東京汽船 | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額（予想） |
| 倉庫・運輸関連業 | 9193 | 東証スタンダード | 50円 |
| 株価（終値） | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り（予想） |
| 642円 | 100株 | 6万4200円 | 7.78% |
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【※東京汽船の最新の株価・配当利回りはこちら！】
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