東京市場まとめ
1.概況
前日の米国市場にて主要3指数が揃って上昇したことを受けて、日経平均は146円高の38,977円で寄り付きました。朝方は堅調に推移し、9時29分には358円高の39,190円をつけ、本日の高値を更新しました。その後は円相場の上昇とともに伸び悩み、上げ幅を段々と縮小していき、前場は56円高の38,888円で取引を終えました。
後場は円高の進行が落ち着きを見せたことで持ち直し、節目の39,000円付近での推移が続きました。取引時間終了間際には、少しずつ上げ幅を拡大し最終的には235円高の39,066円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が3日続伸、2.3%高で取引を終えています。
2.個別銘柄等
ルネサスエレクトロニクス(6723)は12.6%高の2,305.5円をつけ、大幅に3日続伸となりました。本日6日に2024年12月期(前期)の決算を発表し、当期純利益は前期比35%減の2,190億円となるも、2025年12月期(今期)の業績は回復していくとの見通しが示されたことから、買いが集まりました。
キッコーマン(2801)は6.1%安の1,469円をつけ、大幅反落で取引を終えました。5日に第3四半期決算を発表し、本業のもうけを示す事業利益が前年同期比6.2%増の630億円となるも、第3四半期のみでは減速感がみられたことで収益の頭打ちを懸念した売りが膨らみました。
富士フイルムホールディングス(4901)は後場に急落し、6.6%安の3,216円をつけ3日ぶりに反落し取引を終えました。本日6日に第3四半期決算を発表し、営業利益は前年同期比9.0%増の2,232億円となるも、為替影響を除くと減益であったこともあり株価はネガティブな反応となりました。
カカクコム(2371)は0.4%高の2,500.5円をつけ3日続伸となりました。本日6日に第3四半期決算を発表し、通期の当期利益の見通しを前期比7.2%増の194億円と従来予想から据え置くも、期末配当を従来の25円に特別配当30円を加え、計55円とする配当方針を発表したことが好感されました。
総合化学素材メーカーの東ソー(4042)は4.6%高の2,130円をつけ反発となりました。本日6日に第3四半期決算を発表し、通期の当期純利益が従来予想から80億円上方修正となる610億円(前期比6.4%増)となる見通しを示し、市場予想も上回ったことが好感されました。
VIEW POINT: 明日への視点
東証プライム市場では値上がり銘柄数は1,193銘柄と全体の約73%が上昇しており、底堅さも見受けられます。本日も、主要銘柄の決算発表が予定されており、日本では日本製鉄(5401)、JFEホールディングス(5411)、住友不動産(8830)、東京メトロ(9023)、東京エレクトロン(8035)、花王(4452)などが、米国ではマグニフィセント7の一角であるアマゾン・ドット・コム[AMZN]に加え、イーライリリー[LLY]やフィリップ・モリス[PM]などの決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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