【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 42,001.76 △417.86 (3/31)
NASDAQ: 17,299.29 ▼23.70 (3/31)
1.概況
昨日の米国市場は、高安まちまちとなりました。トランプ政権による関税政策への警戒感からハイテク株を中心に引き続き売られた一方、シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想外に上昇したことや、月末・四半期末を迎えて機関投資家による持ち高調整の買いが入ったことが相場を下支えしました。さらに、前週末までの大幅な下落を受けて、主力株を中心に自律反発を期待した買いも入り、指数を押し上げました。
ダウ平均は201ドル安で取引を開始し、一時は435ドル安まで下落する場面も見られました。しかし、その後は下げ幅を縮小してプラス圏に転じ、その後も堅調に推移した結果、最終的に417ドル高の42,001ドルで取引を終え、4日ぶりに反発となりました。S&P500株価指数も30ポイント高の5,611ポイントで取引を終え、こちらも4日ぶりに反発しました。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は23ポイント安の17,299ポイントとなり、小幅ながら4日続落となりました。
2.経済指標等
3月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は47.5となり、市場予想と前回結果を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇となり、特に生活必需品や金融、エネルギー、素材、公益事業が1%以上上昇しました。一方で、一般消費財・サービスの1業種のみ1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄では、30銘柄のうち25銘柄が上昇となり、特にウォルマート[WMT]は3%超上昇となりました。また、シャーウィンウィリアムズ[SHW]やホームデポ[HD]、ビザ[V]が2%超上昇したほか、アップル[AAPL]やアイビーエム[IBM]、コカコーラ[KO]など13銘柄が1%以上上昇しました。一方で、5銘柄が下落となり、特にボーイング[BA]やアマゾン・ドットコム[AMZN]、エヌビディア[NVDA]が1%以上下落しました。
ダウ平均構成銘柄以外では、住宅ローンの債権回収および組成を手掛けるミスター・クーパー・グループ[COOP]が、オンライン住宅ローンのロケット・カンパニー[RKT]による買収発表を受けて14.5%上昇の大幅高となりました。なお、これを受けてロケット・カンパニーの株価は7.4%下落しています。
一方、ワクチンのモデルナ[MRNA]は、先週金曜日にFDA(米食品医薬品局)でワクチンの責任者を務めていたピーター・マークス氏が、ワクチン懐疑派として知られるロバート・ケネディ・ジュニア米保健福祉省長官との意見対立を理由に突如辞任したことが嫌気され、8.9%下落してS&P500株価指数構成銘柄の値下がり率ランキングでワーストとなりました。
5.為替・金利等
米長期金利は前日から0.05%低い4.20%となりました。ドル円は、149円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
本日の日本市場は、昨日が大幅安となったことから主力株を中心に自律反発を狙った買いが期待されるほか、米国市場でダウ平均が4日ぶりに反発した流れを引き継ぎ、上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか、寄付き前に発表される日銀短観がカギとなりますが、日経平均は3万6000円台を回復し前日の下げ分を縮められるかが注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 岡 功祐)
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