東京市場まとめ
1.概況
日経平均は326円高の35,194円と続伸で寄付くと、上げ幅は一時419円高まで拡大しました。米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待を背景に、前日の米国株式市場が上昇したほか、ベッセント米財務長官が日米通商交渉で通貨目標を追求するつもりはないと発言し、外国為替市場で円安が進んだことが好感され、半導体関連株や外需株を中心に買いが広がりました。その後は伸び悩んだものの、前場は375円高の35,244円の高値圏で取引を終えました。
日本時間の25日に行われる日米財務相会合の結果を見極めたいとの動きから後場は上値は抑えられ上げ幅を縮める展開となりましたが、最終的に170円高の35,039円で取引を終え、続伸となりました。
新興市場では東証グロース250指数が0.04%安と小幅に反落で取引を終えました。
2.個別銘柄等
昨日の米国市場でフィラデルフィア半導体株(SOX)指数が4.0%上昇となった流れを引継ぎ、日本市場でも半導体関連株が買われ、東京エレクトロン(8035)は3.7%高、アドバンテスト(6857)は3.2%高、信越化学工業(4063)が3.6%高、KOKUSAI ELECTRIC(6525)は3.4%高、ディスコ(6146)は2.2%高となりました。
トヨタ自動車(7203)は一時5.3%高の2,718円を付け、続伸となりました。外国為替市場での円高一服が好感されたほか、国内の一部メディアが24日、トヨタが5月から7月の生産計画を策定したと報じました。報道によると、国内生産は微増にとどまる一方で、海外生産が2桁増となり、全体の生産をけん引する見通しであるとの内容で、材料視した買いが入っています。
任天堂(7974)は、一時6.0%高の11,035円を付け、続伸となりました。新型ゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)」の抽選販売に国内から約220万人の応募があったことが明らかになり、2017年3月3日に販売した現行機の初月の販売台数を大きく上回ることから、業績貢献に期待した買いが入りました。
昨日の米国市場で航空機大手のボーイング[BA]が市場予想を上回る決算を発表し、6.1%上昇したことから、日本市場でも関連銘柄が上昇となり、大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)は7.8%高、東邦チタニウム(5727)は4.4%高となりました。
一方で、本日は内需株を中心に下落が目立ちました。ニトリホールディングス(9843)は4.8%安、KDDI(9433)は3.2%安、神戸物産(3038)は7.0%安、コナミグループ(9766)は3.3%安、バンダイナムコホールディングス(7832)は3.1%安となりました。
VIEW POINT: 明日への視点
米中貿易摩擦の緩和期待を背景に前日の米国市場が上昇したことに加え、外国為替市場での円高一服も追い風となり、本日の日本市場では外需関連株を中心に買いが入りました。これを受け、日経平均は続伸し、心理的な節目である3万5000円台を維持して取引を終えました。
明日は、日本時間の25日に予定されている日米財務相会談の結果が注目されます。あわせて、米国ではプロクター・アンド・ギャンブル[PG]、メルク[MRK]、インテル[INTC]、アルファベット[GOOGL]、ペプシコ[PEP]といった主要企業の決算発表が予定されており、結果を受けた個別株の動きにも注目です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 岡 功祐)
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