【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 42,270.07 △54.34 (5/30)
NASDAQ: 19,113.77 ▼62.11 (5/30)
1.概況
米国市場では、ダウ平均が54ドル高の42,270ドルで取引を終え、続伸となりました。米中貿易摩擦の激化が懸念されるなか、ダウ平均は小幅安で取引を開始しました。寄付き後は、反転する場面が見られるも米中貿易摩擦の激化懸念が重荷となり前半は小幅安での推移となりました。
半ばでは下げ幅を拡大しての推移となるも米中貿易摩擦の激化懸念が和らぐと、プラス圏に浮上しました。引けにかけては再び上昇し、結局54ドル高の42,270ドルで取引を終えました。
一方、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は62ポイント安の19,113ポイントで取引を終え、反落となりました。また、S&P500株価指数も0.48ポイント安の5,911ポイントで取引を終え、反落となりました。
2.経済指標等
5月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比2.1%上昇となり、市場予想と前回結果を下回りました。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比2.5%上昇となり、市場予想通りの結果となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。生活必需品や公益事業が1%以上上昇したほか、コミュニケーション・サービス、金融、ヘルスケアなどが上昇しています。一方で、エネルギー、一般消費財・サービスと情報技術の3業種が下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇となりました。なかでも、ウォルマート[WMT]とアムジェン[AMGN]、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が1%を超える上昇となっています。一方で、12銘柄が下落となり、なかでもエヌビディア[NVDA]が2%超下落しました。
ダウ平均構成銘柄以外では、コストコ・ホールセール[COST]は堅調な業績を背景に、アナリストによる目標株価が引き上げられたことを受けて3.1%上昇となりました。パランティア・テクノロジーズ[PLTR]は政府向け業務が拡大するといった報道から7.7%上昇、ゼットスケーラー[ZS]は第3四半期の決算内容が好感され9.8%上昇となりました。
一方で、テスラ[TSLA]はイーロン・マスクCEOが今後も米政府効率化省(DOGE)の仕事を支援していく姿勢をみせたことを受け、3.3%下落しました。またリジェネロン・ファーマシューティカルズ[REGN]は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬の臨床試験の結果が統計的に有意なものとされなかったことで19.0%下落しました。
5.為替・金利等
米長期金利は前日比0.02低い4.40%となりました。6月2日朝のドル円は、143円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
先週末の米国市場はまちまちの結果で、また米中の貿易摩擦の高まりもあって日経平均は軟調なスタートが予想されます。一方で、堅調な業績見通しの企業に下値では押し目買いも入ると考えられ、底堅い推移が予想されます。また、経済指標では国内GDPの改定に用いられる2025年1~3月期の法人企業統計が本日発表されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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