東京市場まとめ
1.概況
日経平均は400円高の40,550円で寄付きました。先週末の米国市場では、利下げ期待を背景に主要3指数が揃って続伸し、週明けの日本市場でも買いが先行してのスタートとなりました。朝方から好調に推移した日経平均は、10時20分に701円高の40,852円をつけ本日の高値を更新しました。その後も高値圏での推移となり、659円高の40,809円で前引けとなりました。
後場も序盤は堅調な推移となるも、次第に利益確定の売りに押され、上げ幅を縮小する展開となりました。13時半過ぎから上げ幅を縮小した日経平均は一時、本日の高値からは500円ほど安い40,300円台前半をつけるも、引け間際に下げ渋り、最終的には336円高の40,487円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が3日ぶりに反発、1.7%高で取引を終えました。
2.個別銘柄等
東京電力ホールディングス(9501)は6.1%高の480.1円をつけ3日続伸となりました。新潟県が29日、同県の東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、県民を対象にした第1回公聴会を開催しました。県民からは賛否両論が聞かれる中、「柏崎市や刈羽村に電気を安く提供すれば多くの人が賛成する」などの指摘もあったと伝わったことで、原発再稼働への思惑的な買いが入りました。
本田技研工業(7267)は1.9%安の1,394.5円をつけ反落となりました。トランプ米大統領が29日、日米の自動車貿易に改めて不満を表明し、日本車に対する25%の追加関税が発動される可能性が意識されたことで自動車株に売りが出ました。マツダ(7261)は2.7%安、SUBARU(7270)は2.4%安で取引を終えています。
オリンパス(7733)は5.6%高の1,715円をつけ5日ぶりに反発となりました。米食品医薬品局(FDA)が6月24日に発表した一部医療機器の輸入警告に対し、同社は先週27日に「FDAの指摘事項に迅速に対応する」との声明を発表し、FDAによる措置の早期解除を期待した買いが入りました。
ラーメンチェーンの日高屋を運営するハイデイ日高(7611)は一時1.2%高の3,365円をつけ年初来高値を更新しました。日本経済新聞が同社の「2025年3~5月期の単独営業利益は16億円前後と前年同期比で1割強増え、3~5月期として2年連続で過去最高を更新したもようだ」と報じ、これを材料視した買いが入りました。一方で、終値では0.6%安の3,305円と小反落で取引を終えました。
インターネット広告サービスを展開するAViC(9554)は7.9%高の2,255円をつけ5日ぶりに反発となりました。国内証券が同社の目標株価を従来の1,800円から2,500円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。アナリストは、案件の獲得増加や生成人工知能(AI)による外注費の削減などを背景とした収益性改善を評価しています。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は5日続伸も、後半にかけて上げ幅を縮小する展開となりました。先週は急速に買い進められていたことから利益確定の売りが出ましたが、終値では上昇で終えています。明日も上値の重い展開が予想される中、材料には日銀短観があげられます。前回3月調査では景況感の悪化が見られましたが、今回は改善が示されるかに注目です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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