【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 44,785.50 ▼152.81 (8/21)
NASDAQ: 21,100.31 ▼72.55 (8/21)
1.概況
米国市場では、主要3指数が揃って下落しました。ダウ平均は130ドル安の44,808ドルで取引を開始しました。四半期決算を発表したウォルマート[WMT]が大幅下落となり、そのほかの消費関連銘柄にも売りが波及したことで、相場全体が軟調な推移となりました。前日に引き続き主要ハイテク株も下落となる中、米長期金利が上昇したことや、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨やFRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言が高インフレを警戒する内容で、利下げ期待の低下も株価を押し下げ、ダウ平均は152ドル安の44,785ドルで取引を終え、3日ぶりに反落しました。
S&P500株価指数は25ポイント安の6,370ポイントとなり、今年最長の5日続落となりました。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も72ポイント安の21,100ポイントと3日続落となりました。
2.経済指標等
米国労働省が発表した先週1週間の新規失業保険申請件数は前週比11,000件増の235,000件となり、市場予想を上回る増加となりました。フィラデルフィア連銀景況指数はマイナス0.3と前月から大きく低下し、プラス8.2を見込んだ市場予想も下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうちエネルギーと素材の2業種が上げ、なかでもエネルギーは原油先物相場の上昇に支えられて0.7%上昇となりました。一方、残りの9業種は下げ、生活必需品が1%以上の下落となりました。そのほか8業種は1%未満の下落でした。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中、7銘柄が上昇となりました。メルク[MRK]が1.7%上昇し、上昇率トップとなりました。シェブロン[CVX]とユナイテッドヘルス・グループ[UNH]も1%以上上昇となりました。それ以外の4銘柄は小幅高となっています。一方で、23銘柄が下落となり、市場予想を下回る決算内容が嫌気されたウォルマート[WMT]が4%台半ばの大幅下落となりました。また、アイビーエム[IBM]やホームデポ[HD]が1%台前半の下落となったほか、他20銘柄は1%未満の小幅な下落にとどまっています。
ダウ平均構成銘柄以外では、HIVなどの新薬開発を行うバイオ企業ギリアド・サイエンシズ[GILD]は、同社の新しいHIV予防薬をヘルスケアのシーブイエス・ヘルス[CVS]がラインアップに加えないと伝わったことで2.2%下落となりました。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ[HPE]はアナリストによる投資判断の引き上げを受けて3.7%上昇しました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日から0.04%高い4.33%となりました。22日朝のドル円は148円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は主要3指数が揃って下落となりました。市場は、本日の日本時間23時に開始予定であるパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演に注目しており、その確認を前に動きづらい展開が予想されます。足元でドル円が円安に推移していることが輸出関連銘柄の支えと考えられますが、本日の日本市場も、パウエル議長の発言を前に持ち高調整の動きが出ると考えられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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