【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 45,621.29 △350.06 (9/4)
NASDAQ: 21,707.69 △209.97 (9/4)
1.概況
前日の米国市場は主要3指数が揃って上昇となりました。ISM非製造業景気指数が発表され、米国サービス業の景況感改善が示されたことが株式市場の支えとなったほか、雇用指標の軟化を受けてFRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを再開するとの観測も買い材料となりました。
ダウ平均は、66ドル安の45,204ドルと続落で取引を開始しました。序盤は前日終値付近で一進一退での推移となるも、早々に上昇に転じ、その後は堅調な推移となりました。主力株への買いが指数を押し上げたダウ平均は、最終的に350ドル高の45,621ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は、209ポイント高の21,707ドルで続伸となりました。S&P500株価指数は53ポイント高の6,502ポイントを付け、最高値を更新して取引を終えました。
2.経済指標等
8月のISM非製造業景気指数は、節目の50を上回る52.0となりました。市場予想を上回ったほか、前回7月からも上昇し、サービス業の堅調さがうかがえました。一方で雇用関連指標は振るわず、8月のADP雇用者数は前月比5万4000人増と、市場予想を下回る結果となり、前週の新規失業保険申請件数は23万7000件と市場予想と前の週を上回る内容となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇しました。一般消費財・サービスが2.3%高となり、セクターの上昇率トップとなりました。そのほかコミュニケーション・サービス、資本財・サービス、金融が1%以上の上昇となりました。一方で、公益事業のみが0.2%と小幅に下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中24銘柄が上昇となりました。アマゾン・ドットコム[AMZN]が4.3%高で、構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ゴールドマン・サックス[GS]、スリーエム[MMM]、アメリカン・エキスプレス[AXP]の3銘柄が2%以上の上昇となったほか、8銘柄が1%以上上昇しました。一方で6銘柄が下落し、前日に決算を発表したセールスフォース[CRM]は売上見通しが市場予想に届かなったことが嫌気され、4.9%安となりました。そのほかアムジェン[AMGN]とコカコーラ[KO]が1%以上の下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ[AEO]がマーケティング戦略が功を奏し、第2四半期の売上高が市場予想を上回ったことが好感され38.0%高となりました。金融のティー・ロウ・プライス・グループ[TROW]は、ゴールドマン・サックス[GS]と富裕層向けビジネスで協業し最大10億ドルを出資すると伝わり、5.8%高となりました。一方で上場して間もないソフトウェアのフィグマ[FIG]は売上高の成長見通しが市場予想を下回る内容であったことから売られ、19.9%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日から0.05%低い4.16%となりました。5日朝のドル円は148円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
前日の米国市場は主要3指数が揃って上昇となりました。また、朝方には米政権が対日の自動車関税率を15%に引き下げると報じられています。EUと同水準の関税率となるようですが、自動車については負担軽減が見込まれることから、本日の日本市場では前日の米株高と相まって輸出関連銘柄に買いが優勢となるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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