東京市場まとめ
1.概況
日経平均は117円安の52,294円で反落して寄付きました。前日の米国市場はダウ平均が下落しており、日本市場も売りが優勢でのスタートとなりました。前場中ごろには上昇に転じ、10時23分には52,636円まで上昇して本日の高値を更新しました。その後は伸び悩み、再び下落すると50円安の52,361円で前引けとなりました。
後場は徐々に下げ幅を拡大しての推移となりました。後場の前半は52,000円台で推移するも、中ごろから下げ幅を拡大し、節目の52,000円台を割り込むと大引けにかけては軟調に推移し、最終的に914円安の51,497円と安値引けで取引を終えました。
新興市場では東証グロース250指数が3日ぶりに反落し、0.4%安となりました。
2.個別銘柄等
住友ファーマ(4506)はストップ高水準となる23.7%高の2,084.5円をつけ、年初来高値を更新する大幅反発となりました。10月31日、今期(2026年3月期)の当期純利益が従来予想(69%増の400億円)から大幅な上方修正となる前期比3.9倍の920億円になるとの見通しと発表し、これを好感した買いが殺到しました。
ソシオネクスト(6526)はストップ安水準となる20.1%安の2,791円をつけ、3日ぶりとなる大幅反落となりました。10月31日、原価率の高い新規量産品の販売が想定を上回り採算が悪化したことで2026年3月期(今期)の当期純利益が前期比66%減の67億円になりそうだと発表し、従来予想の105億円から大幅に下方修正となったことを嫌気する売りが出ました。
三菱商事(8058)は3.9%安の3,568円をつけ3日ぶりに反落となりました。11月4日13時に発表した2026年3月期の中間決算は、純利益は前年同期比42.4%減の3,557億円となり、株価は10月27日に株式分割考慮後の上場来高値を更新するなど高値圏にあったため、決算発表を経て利益確定目的の売りが出ました。
商船三井(9104)は4.9%安の4,357円をつけ、3日ぶりとなる大幅反落となりました。4日正午に、2026年3月期(今期)の当期純利益が従来予想の2,000億円から下方修正となる前期比57.7%減の1,800億円を見込むと発表し、減益を嫌気する売りが出ました。
ヨウ素化合物トップの化学メーカーである伊勢化学工業(4107)は一時21.9%高の38,450円をつけ、年初来高値を更新しました。10月31日、2025年12月期の第3四半期決算にて、通期の純利益が前期比20.3%増の61億円(従来予想は54億円)になるとの見通しを示し、好調な業績ガイダンスを好感した買いを集めました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は4日ぶりに反落となる51,497円で取引を終えました。ここまでの株高に対する利益確定の売りが、半導体株などハイテク株を中心に出ました。明日に向けて、引き続き日米の主要銘柄の決算発表に注目が集まります。
日本では、大引け後に任天堂(7974)やLINEヤフー(4689)、明日の取引時間中にはトヨタ自動車(7203)、伊藤忠商事(8001)、米国ではアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]やファイザー[PFE]などの決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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