東京市場まとめ
1.概況
日経平均は324円高の52,157円と続伸して寄付きました。前日の米国市場ではダウ平均が最高値を更新し、その流れを受け継いだ日本市場は買いが優勢でのスタートとなりました。寄付き後は上げ幅を縮小する展開となるも、底堅く推移し前引けは358円高の52,191円で取引を終えました。
後場は高値を目指す展開で、順調に上げ幅を拡大しました。史上最高値を目前に14時13分には本日の高値、690円高の52,523円をつけました。その後は52,500円を超える水準では売りが出て一進一退に推移し、最終的には685円高の52,518円で終値ベースの史上最高値を更新して取引を終えました。
TOPIXは60ポイント高の3,538ポイントと連日で最高値更新となりました。新興市場では東証グロース250指数が13ポイント高の690ポイントで続伸となりました。
2.個別銘柄等
住友金属鉱山(5713)は一時7.9%高の7,163円をつけ株式併合考慮後の上場来高値を更新しました。5日、国際指標であるロンドン金属取引所(LME)の銅3カ月先物が、一時1トンあたり1万3000ドル台まで上昇し、最高値を更新したことが材料視されました。
中部電力(9502)は9.6%安の2,206円をつけ3営業日ぶりに反落となりました。5日、静岡県にある浜岡原子力発電所を原子力規制委員会が審査した結果、地震の波の評価方法について、同規制委員会に説明していたものとは異なる方法で実施していたことが判明しました。原発の安全性を疑われる不祥事を受けて早期の再稼働が困難になったとの受け止めが売り材料となりました。
三越伊勢丹ホールディングス(3099)は2.5%高の2,375円をつけ続伸となりました。5日、11月半ばに中国政府が日本への渡航自粛要請を出したことが影響し、2025年12月の免税売上高(速報値)は前年同月比15.8%減であったと発表しました。一方で12月における同社の既存店売上高は1.9%増と既存店売上高全体への影響は軽微との見方が買い安心感につながりました。
光源機器を扱うウシオ電機(6925)は一時10.7%高の2,860円をつけ昨年来高値を更新しました。5日、外資系証券が同社の投資判断を「イコールウエート(中立)」から最上位の「オーバーウエート(買い)」に、目標株価は従来の2,200円から3,100円に引き上げたことが買い材料となりました。
ワークマン(7564)は6.0%安の6,290円をつけ3営業日ぶりに反落となりました。5日、2025年12月の既存店売上高が前年同月比2.0%減であったと発表し、10ヶ月ぶりに前年同月を下回る業績動向を嫌気した売りが出ました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は終値ベースの史上最高値を更新し取引を終えました。年初から急ピッチで上昇していることもあり、反動が懸念される中で明日は日銀が公表する需給ギャップと潜在成長率の発表に注目です。潜在成長率は、中立金利を巡る議論においても重要な変数で、潜在成長率の上昇が見られれば中立金利の上昇も意識されることとなります。また本日大引け後には高島屋(8233)やハイデイ日高(7611)、久光製薬(4530)の決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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