◆今日の内容を10秒でチェック!
・日経平均は4日ぶり小幅反落…米国株まちまちで方向感乏しく
・決算で日立や富士通が堅調、オリエンタルランド軟調
・ニチレイが優待新設、ツルハ・第一生命・東宝は変更
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
4日ぶり小幅反落…米国株まちまちで方向感乏しく
【今日の相場】
日経平均株価は4日ぶり小幅反落! 29日の米国市場ではNYダウが+55.96ドルと続伸する一方、ナスダック総合指数は7日ぶりに反落した。前の日に決算発表したメタ・プラットフォームズが+10.40%となったが、マイクロソフトは-9.99%と急落。また、取引終了後に決算発表した半導体メモリーのサンディスクが時間外取引で急伸し、アップルも上昇した。米国株が高安まちまちで今日の日経平均株価も方向感に乏しく、9時57分に高値5万3590.24円(+214.64円)、前場の取引終了時に安値5万2923.12円(-452.48円)を付けた。サンディスクにつれて同業のキオクシアホールディングスが大幅高。また、コナミグループや中外製薬が日経平均株価を下支えしたが、アドバンテストは反落して押し下げ役となった。
トランプ米大統領は今日、米連邦準備理事会(FRB)次期議長候補を発表すると明らかにした。また、来週は重要な米経済指標や国内外の決算発表が目白押しだ。週明けにX(旧ツイッター)の音声チャット「スペース」で配信する相場解説や注目銘柄を参考にしてほしい。
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【日経平均】53322.85円→(-52.75円)
【グロース250】708.44↑(+2.77)
【NYダウ】49071.56ドル→(+55.96ドル、29日)
【ナスダック】23685.120↓(-172.328、29日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【今日の話題株】
◆日立製作所(6501)
5361円(+284円)
29日の取引終了後に2026年3月期の第3四半期(2025年4~12月)決算を発表し、調整後営業利益(売上収益-原価・販管費)は前年同期比26.1%増の8257億円だった。送電網設備や鉄道信号システム、ITサービスが好調に推移した。調整後営業利益の通期予想は1兆1030億円から1兆1500億円(前期比18.4%増)に上方修正。また、最大1000億円の自社株買いを実施する。
◆富士通(6702)
4283円(+208円)
2026年3月期の第3四半期(2025年4~12月)決算は、営業利益が前年同期比99.4%増の2110億円となった。国内ITサービスでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を中心に旺盛な需要が継続した。また、当期利益は従来予想の3900億円から4250億円(前期比93.4%増)に上振れる見込みとなり、1株あたり年間配当を30円から50円(期末35円)に増やした。
◆オリエンタルランド(4661)
2709.5円(-36円)
一時2663円まで下落し、終値ベースでも昨年来安値を付けた。2026年3月期の第3四半期(2025年4~12月)決算は、営業利益が前年同期比4.8%増の1414億円となった。入園者1人あたり単価の上振れや費用の下振れで利益の進捗は順調だが、入園者数が想定よりも少ないといった声があり、見直しの動きにはつながらなかったようだ。
【2】金曜コーナー「今日の注目株」
ニチレイが優待新設、ツルハ・第一生命・東宝は変更
今日は1月に発表された株主優待の変更を確認しよう。適時開示の表題で確認できる限り、1月は3社が優待制度を廃止する一方、11社が優待制度を新設した(30日16時まで、新設は再導入を含む)。また、2~3月優待の変更が多く発表されているので要チェックだ。企業は「ファン株主」づくりのため、積極的に優待を見直していることがうかがえる。主だった企業の新設・変更を下表にまとめた。

今回、優待を新設したのがニチレイだ。3月末基準で500株以上保有する株主を対象とし、保有3年未満でグループ商品詰め合わせ2500円相当、3年以上で3500円相当を贈呈する。取得のハードルはやや高めだが、冷凍食品の人気の高さもあって、早々に関心を集めているようだ。衆院選の争点に食料品の消費減税が浮上し、仲村アナリストも同社を注目銘柄に挙げている(1月26日号参照)。また、中古車の「ガリバー」を展開するIDOMも優待を新設し、保有株数に応じてデジタルギフトを贈呈する(100株保有で2500円、2月末・8月末の年2回)。1年以上の保有が条件となるが、2026年2月末・8月末のみ期間の制限を設けない。
人気どころで変更があったのはツルハホールディングスや第一生命ホールディングスだ。ツルハHDはウエルシアホールディングスとの経営統合を機に見直しを行い、変更後は100株保有でギフト券5000円または寄附(保有株数に応じ増額)となっている。従来は500株以上が対象だったので、取得のハードルが大きく下がった格好だ。また、優待カード(買い物時5%割引)こそなくなったが、ギフト券の金額が全般に大きく引き上げられたのはうれしい。
第一生命HDは昨年3月末基準で1→4株分割を実施していた。今回、新たに100株以上400株未満の株主を優待対象に追加。たびたび取り上げている通り、傘下の福利厚生代行大手ベネフィット・ワンのサービスが優待に盛り込まれており、根強い人気がある。また、東宝は2月末基準で1→5株分割を実施すると発表したが、同時に優待も見直す。分割後の優待は年2→1回(8月末)の実施に変更し、100株保有で映画招待券1枚がもらえる。一部区分で変更はあるが、現100株=分割後500株では年2枚と変わらない(なお2026年2月末は従来通り実施)。
東急や良品計画も優待内容の充実や利便性向上に努めていることがうかがえる。また表外ではあるが、中小型株ではポプラの再導入やコジマ・4℃ホールディングス・銚子丸の変更が関心を集めたようなので、気になる人はチェックしよう。
(ザイ優待アナリスト 小林大純)
■ニチレイ株価チャート/日足・6カ月
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