【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 50,009.35 △645.47 (5/20)
NASDAQ: 26,270.36 △399.65 (5/20)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇しました。米国とイランとの間での合意成立への期待が広がったことから原油価格が1バレル100ドルを下回ったほか、金利の高止まり観測も後退したことで株価が上昇しました。
ダウ平均は15ドル安の49,348ドルで取引を開始しました。寄付き直後にさらに下落し、日本時間22時36分に128ドル安の49,235ドルでこの日の安値をつけました。その後は上昇に転じ、日本時間4時39分に703ドル高の50,067ドルでこの日の高値をつけました。以降横ばい圏で推移し645ドル高の50,009ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は399ポイント高の26,270ポイント、S&P500株価指数は79ポイント高の7,432ポイントで揃って反発しました。小型株で構成されるラッセル2000は70ポイント高の2,817ポイントで同じく反発しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。一般消費財・サービスが2.5%高となりました。情報技術が1.9%高、素材が1.4%高で続きました。一方で、エネルギーが2.6%安、生活必需品が1.0%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中22銘柄が上昇しました。OpenAIのIPO申請を支援していることが報じられたゴールドマン・サックス[GS]が5.8%高で上昇率トップとなりました。ナイキ[NKE]が4.2%高で続き、ボーイング[BA]が3.3%高となりました。一方で、8銘柄が下落し、シェブロン[CVX]が3.0%安、ウォルマート[WMT]が2.5%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、ディスカウント衣料品小売りのティージェイエックス・カンパニーズ[TJX]は第一四半期の一株当たり利益が予想を上回り、通期の既存店売り上げ見通しを引き上げたことで5.7%高となりました。同業のターゲット[TGT]は第一四半期決算で1株当たり利益が予想を上回ったものの、第二四半期の業績では消費者心理の悪化などを理由に慎重な見通しを示したことから3.9%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.08%低い4.58%で取引を終えました。21日朝のドル円は158円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は揃って上昇しました。米国とイランの合意成立への期待から原油価格の下落、金利上昇の一服が見られ株価は上昇しました。しかし、合意が成立しなかった場合には再び戦闘状態となることも示唆されており引き続き注視が必要です。
米国市場の引け後に発表されたエヌビディア[NVDA]の決算では、2026年2-4月の1株当たり利益や2026年5-7月の売上高見通しは市場予想を上回ったものの、発表前の期待の高さから時間外取引では乱高下する展開となっています。夜間の日経平均先物は1,520円高の61,220円で取引を終えており、米国市場の上昇の流れを引き継ぎ本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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