【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 52,498.64 ▼138.37 (7/13)
NASDAQ: 25,873.18 ▼408.43 (7/13)
1.概況
#REF!
米国市場は主要3指数揃って下落しました。イランがホルムズ海峡封鎖を宣言したほか、米国もイラン船舶に対する封鎖の再開や通行料の徴収を打ちだしたことで中東情勢の悪化が意識され、原油価格が急騰しました。また、上場直後のSKハイニックス[SKHYV]のADRが急落したことを受けて半導体関連銘柄が売られ、その影響が市場全体波及しました。
ダウ平均は39ドル高の52,676ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後に上昇し、日本時間23時ちょうどに209ドル高の52,846ドルでこの日の高値をつけました。その後は下落に転じ、日本時間1時36分に285ドル安の52,351ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや下落幅を縮小したものの、マイナス圏で推移し、138ドル安の52,498ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は408ポイント安の25,873ポイントで4日ぶりの反落、S&P500株価指数は60ポイント安の7,515ポイントでこちらも反落となりました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇、5業種が下落となりました。エネルギーが3.2%高、公益事業が0.7%高、金融が0.6%高となりました。一方で、情報技術が2.1%安、コミュニケーション・サービスが1.0%安、資本財・サービスが0.9%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が4.8%高で構成銘柄中の上昇率トップとなったほか、原油高騰による収益増期待からシェブロン[CVX]が3.3%高、ビザ[V]が2.5%高となりました。一方で13銘柄が下落し、エヌビディア[NVDA]が3.5%安、ボーイング[BA]が3.1%安、キャタピラー[CAT]が2.2%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、消費者向け健康用品を扱うケンビュー[KVUE]は同社製品のタイレノールをめぐる自閉症やADHDとの関連性を主張した民事訴訟が復活することとなり1.3%安となりました。また、人工知能(AI)モバイルアプリのマーケティングを支援するテクノロジー会社のアップラビン[APP]は外資系銀行が、成長ペースが想定を下振れるとのアナリスト評価をしたことで、12.6%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.06%高い4.62%となりました。14日朝のドル円は162円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
中東情勢悪化や半導体関連銘柄の下落の影響をうけて米国の主要3指数は揃って下落しました。先日米国ナスダック市場に上場したばかりのSKハイニックスのADRが9%以上の下落となったことが意識され、フィラデルフィア半導体株指数は4.8%安となりました。日本時間の本日夜には米国でCPI(消費者物価指数)が発表される予定で、市場では前回からインフレ率が鈍化すると予想されています。一方、ウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長は原油価格の上昇などを背景にインフレ指標の高止まりが続く場合には追加利上げが必要となる可能性に言及しており、今後の金融政策を占ううえで注目されます。
夜間の日経平均先物は190円安の67,070円で取引を終えました。米国市場の下落の流れがある一方で、日経平均は昨日大幅下落したことに対する自律反発が期待され大きな動きは起きにくいスタートが見込まれます。個別株では、Sansan(4443)が2026年5月期の連結決算を発表し、純利益が前期比16倍の67億円となったほか、売上高、営業利益も増加したことから物色されそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
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