ファイナンシャル・プランナー(FP)の花輪陽子です。
私の夫は、日本企業のシンガポール支社で働いていますが、2017年6月からは、シンガポール国立大学のエクゼクティブMBA(以下、EMBA)コースで学んでいます。フルタイム(昼間に連日授業がある)のほか、パートタイム(週末や夜間に講義があったり、普段は授業がなく、一定期間のみ集中的に授業があったりなど、学校により様々)でも受講できるので、夫はパートタイムを選択して学んでいます。
クラスにはインドや中国など、アジア各国の起業家達が集まっています。講義の一環で、海外にツアーで出かけて、現地の企業訪問などをしながら学ぶ機会もあり、非常に刺激的で、ためになるようです。
英国の教育専門紙が2017年9月に発表した「世界大学ランキング」によると、シンガポール国立大学は全世界の大学の中で22位で、アジア首位。日本の最高峰である東京大学(46位)より高い順位にランキングされています。
シンガポール国立大学は東京大学と違い、授業がすべて英語で行われているため、その影響も多少あって順位は高くなっています。よって、必ずしも「ランキングの順位=学校のレベル」と言うことはできませんが、欧米からの評価が非常に高いのは事実です。
シンガポールの主要な大学とは?
MBA・EMBAコースは多国籍で、授業はすべて英語
実際、シンガポール国立大学には、競争の激しいシンガポールのローカル校から、選りすぐりの人材が集まるので、レベルは非常に高くなっています。同校は、シンガポールで1905年に設立された歴史のある大学で、外国籍の学部生の割合は2割程度です。
なお、シンガポールにはほかにもたくさん大学があります。シンガポール国立大学以外では、南洋工科大学、シンガポールマネジメント大学、シンガポール工科大学、シンガポール工科デザイン大学、シンガポール経営大学、イエール・NUS大学やフランス・インシアードのシンガポール校、リークワンユースクールなどが有名です。
なかでも南洋工科大学は、先ほど紹介した世界大学ランキングの上位に名を連ねる名門校です。これらの大学にも、外国人の学生は多数在籍し、MBAやEMBAのコースを受講するビジネスマンもたくさんいます。
シンガポールの各大学におけるMBA・EMBAコースの共通点といえば、授業がすべて英語で行われ、講師も生徒も多国籍な点でしょう。日本の大学のMBAコースだと、生徒は日本人が多く、授業も日本語で行われる学校が多いので、だいぶ雰囲気が異なります。
シンガポールの大学のMBA・EMBAコースは
欧米より学費が安くて、コスパが良い!
個人的に、シンガポール国立大学をはじめとするシンガポールの大学でMBA・EMBAコースを受講するのは、とてもメリットが大きいと考えています。レベルが高いのはもちろんですが、それに加えて、基本的にコスパが良いからです。
フランス・インシアードのシンガポール校など、一部には学費が高い大学もありますが、夫が通っているシンガポール国立大学のEMBAコースの料金は、約1年半のパートタイムで800万円程度です。
パートタイムなので、常時授業があるわけでなく、3カ月に一度程度のペースで、2週間ほどの集中講義が実施されます。集中講義の期間は1日中、朝から晩まで授業があるので、会社は休んで参加することになります。
なお、期間中の食事代は3食とも学費に含まれています。また、授業のほかに、前述した海外ツアーがあります。このツアーは、アジア各国を訪れ、企業訪問をしたり、現地のOBとネットワークを築いたり、現地の大学やホテルで講義を受けたりするというもの。現地のビジネスの現場を体験し、人脈形成をすることを目的としたものですが、このツアーの航空券やホテル代は、別料金になっています。
これで800万円と聞くと、高いような感じがするかもしれませんが、欧米のある程度のレベルのEMBAコースであれば、学費はもっと高くなります。たとえば、スタンフォード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)のEMBAコースは、フルタイムの場合、2000万円ほどかかります。フランスのインシアードは約1500万円です。
これらと比較すると、シンガポール国立大学の800万円という学費は、評価の高い大学のEMBAコースとしては、相対的に割安と言えるのです。
ちなみに、EMBAではなく、シンガポール国立大学の通常のMBAの場合、学費は500万円程度です。フルタイムとパートタイムがありますが、前者は1年程度で500万円、後者は2年程度で500万円となっています。
これも、米国のMBAに比べると半額程度なので、やはり良心的な金額と言えるでしょう。
MBA・EMBA取得後のライフプランも、
シンガポールなら米国よりも立てやすい!
シンガポールでMBAやEMBAを取得するもう一つのメリットとしては、ライフプランを立てやすいことが挙げられます。
MBAやEMBAの本場というと、代表的なのは米国の大学ですが、シンガポールだと前述したようにコースの受講費用が抑えられ、英語など受講要件のハードルも高くありません。
また、コース終了後は起業や就職、転職を考える人も多いと思われますが、ビザや就職の面でも、シンガポールは米国より敷居が低いと言えるでしょう。
米国以外の国籍の人だと、米国の大学院を出ても、ビザなどの問題があって米国では仕事ができないこともしばしば。その結果、シンガポールで就職をしたという人の話もよく聞きます。
これらの事情から、日本人がMBAやEMBAコースを受講する場合、最初からシンガポールを選択すれば、その後のライフプランを明確に描きやすいと言えます。
特に、女性のMBA留学の場合、シンガポールはおすすめです。近年、ビジネススクール側は女性の生徒を増やそうとしているので、まさにチャンスだと言えます。シンガポールは治安も良いので、女性の一人暮らしでも安心でしょう。
有名校のMBA・EMBAホルダーの平均収入は
2000万~3000万円を超えている⁉
世界の名門大学では、MBAを取得した卒業生の平均収入を発表しています。その金額は、2000万円近いこともありますし、EMBAのほうでは3000万円超のこともあります。MBA・EMBAを取得していると聞くと、何となく「スゴイ!」というイメージがありますが、実際にそれを活かして高収入を獲得している人が多いようですね。
シンガポールには、社員の年収が非常に高いことで知られる外資系の金融機関が多いため、30代で年収2000万円越えというケースも珍しくありません。彼らも、多くはMBAホルダーです。
シンガポール国立大学のEMBAコースは、すでにMBAを保有している人が、さらなるキャリアアップで受講しているケースが多いようです。また、卒業生が生涯にわたって無料で授業に参加できることになっており、先日は「タクシー配車アプリ」のサービスを展開し、シンガポールで今もっとも注目をされているベンチャー企業「Grab」の社長が参加したこともあったそう。
EMBAはビジネススキルを極めるという目的もありますが、このように人脈形成ができる点を重視する人もたくさんいます。「毎日がチャンス」と言っても過言ではなく、ビジネスマンにとっては最高の環境でしょう。
今回は、シンガポール国立大学をはじめとする、シンガポールでMBAやEMBAを取得できる有名大学についてご紹介しました。欧米の名門大学と比較してもコストパフォーマンスが高かったり、治安の面でもメリットが大きかったりすることから、将来的には、MBAやEMBA留学の選択肢として、シンガポールの大学を選択する人がさらに増えるのではないかと、私は予想しています。
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
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0.5~5.5% (※1) |
永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する13枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
永年無料 | VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! 貯まるPontaポイントは「1ポイント=1円相当」としてカードの利用代金に充当できるほか、ローソンなどのPontaポイント加盟店でも現金同様に利用できて使い勝手も抜群。しかも、2024年6月から年会費が“永年無料”になってさらにお得になった! |
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