「直近IPO株」と「分割直後の株」には、株価が急騰しやすい高成長株が多い! 5万円台以下で買える、投資のプロおすすめの銘柄を紹介!
ダイヤモンド・ザイの巻頭特集は「最強5万円株で勝つ」! トランプ政権の動向や円高など、2018年度の日本株には不透明感が漂うが、そんなときに頼りになるのが、少額で買える株。意外かもしれないが「5万円株」は高配当株や中長期で株価の上昇が狙える株の宝庫なのだ! 特集では、実際に儲けた達人の技を伝授しながら、投資すべき5万円株を公開している。
今回はその中から、フィスコの小林大純さんが推奨する「5万円株」を2銘柄紹介。小林さんが注目するのは「直近IPO」と「分割直後」の株。これらが上昇しやすい理由も解説してもらった!
直近IPO銘柄は上昇トレンドが続くと急騰しやすい!
分割直後の株は下落しやすいが、業績好調なら「買い」
少額で買える株で、株価の急騰を狙いやすいのが、「直近IPO」と「分割直後」の株だ。新興株や成長株に詳しいフィスコの小林大純さんは、次のようにアドバイスする。
「まず、直近IPO株は”シコリ”が小さいため、上昇トレンドが続くと急騰しやすいのが特徴です」
売買が大量に行なわれた株価水準に株価が戻ると、高値で掴んだ投資家の売りが出てきて、その高値水準をなかなか超えられないことがある。そのような株価水準のことをシコリという。
一方、分割直後の株は、「業績好調で株価上昇が続き、株価が高くなったため、分割したケースが多い。ただ、分割直後は下落しやすい。なぜなら、2分割したとすると、半分だけ売るという投資家が増えるから。ですが、業績好調なら、安値で買うチャンスです」とのことだ。
がん治療薬開発の「ソレイジア・ファーマ」と、
業務支援ソフト販売を手掛ける「ブロードリーフ」に注目
ダイヤモンド・ザイ6月号では、過去2年間に上場した直近IPO株と今年3月末に分割した株の中でも、少額で買えて、有望な12銘柄を小林さんに選抜してもらっている。ここでは、その中から2銘柄ピックアップしてみよう。
まずは、直近IPO銘柄の「ソレイジア・ファーマ(4597)」。
「ソレイジア・ファーマ」は、がん治療および、これに伴う副作用軽減を主な領域とするバイオベンチャー。世界の医薬品企業から製品候補をライセンス導入し、国際共同治験を含む、積極的な開発戦略によって迅速な承認取得を目指す。抗がん剤による吐き気等を和らげる「SP‐01」は、当初より遅れるが2018年上期までに中国当局からの承認を見込んでいる。
続いては、2018年4月1日を効力発生日として、1株⇒2株の株式分割を実施したばかりの「ブロードリーフ(3673)」。
「ブロードリーフ」は、自動車整備工場や部品商などの自動車アフターマーケットを中心に業務支援ソフトを提供する企業。今後は、クラウドやビッグデータを使った高度なプラットフォームベンダーへの転換を志向。2017年12月期は減益予想から一転、増益で着地。2018年12月期も増収増益の見通しだ。前期買収した同業のタジマも業績に寄与している。
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【2024年11月1日時点】
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◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
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◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |