5万円以下で投資できて、ニッチなサービス&海外展開で成長を続けている「成長5万円株」を紹介!
ダイヤモンド・ザイの巻頭特集は「最強5万円株で勝つ」! トランプ政権の動向や円高など、2018年度の日本株には不透明感が漂うが、そんなときに頼りになるのが、少額で買える株。意外かもしれないが「5万円株」は高配当株や中長期で株価の上昇が狙える株の宝庫なのだ! 特集では、実際に儲けた達人の技を伝授しながら、投資すべき5万円株を公開している。
今回はその中から、ニッチなサービスで稼ぐ&海外展開で成長を続ける「成長5万円株」を抜粋して紹介しよう!
一見すると地味でも、急成長しそうな株がある!
2060年までに日本の人口は約30%減の8600万人に減少する見通しだ。戦後の高度成長期は、人口が急激に増加したことで、日本経済全体が成長することができた。しかし、人口減少が続けば、限られた企業しか成長できない。
業種はもちろん、企業規模の大小なども関係なく、多種多様な企業を調査してきたTIW代表取締役の藤根靖晃さんは次のように分析している。
「低成長の日本でも、高い成長を達成することができるのは、ニッチなBtoB(企業間での取引)向けのサービスや製品を展開する企業か、海外で稼げるポテンシャルを持っている企業でしょう」
ここ2~3年で新規上場した中に、一見地味だが高成長が続き、株価が数倍になった銘柄がある。例えば、医療・医薬品データを使って、病院運営の効率化サービスを展開する「メディカル・データ・ビジョン(3902)」や、中古車のオートローンを展開する「プレミアグループ(7199)」は、利益が急伸しているのだ。
「ニッチなサービスを展開する企業は利益率が高い。利益の急成長が続くので、1~2年で株価が数倍になるケースも多い」(藤根さん)
また、今は自動車やエレクトロニクス関連だけでなく、国内で成功した小売りやサービスなど、さまざまな業種が海外展開をしている点にも注目すべきだと藤根さんは言う。
「『ニトリホールディングス(9843)』や『JINS(3046)』、『スタートトゥデイ(3092)』などの国内の勝ち組企業は、海外展開にも期待ができます。海外でも稼ぐことができれば、国内が低成長でも、その企業は高成長を続けられるのです」(藤根さん)
儲かる分野に特化した企業を狙え!
藤根さんが注目する「ニッチなサービスで稼ぐ企業」と「海外展開で成長を続ける企業」の中でも、少額で買える注目の株を選抜してもらった。ダイヤモンド・ザイ6月号では7銘柄を掲載しているが、今回はその中から「モーニングスター(4765)」と「エー・ディー・ワークス(3250)」の2銘柄を抜粋して紹介しよう!
最初に紹介する「モーニングスター」は、投信データ販売や投信の運用、広告事業が主軸の企業。今期は子会社のSBIアセットが運用する投資信託の成績が好調で、第3四半期決算では、売上高が87%増に。
「『モーニングスター』は、BtoB向けが好調です。事業見通しが好調なのに、株価は割安なままで放置されています。6期連続で最高益を更新していますが、つみたてNISAの開始などで、投資信託に関連した事業などのさらなる成長が期待できます」(藤根さん)
また、中古マンションやビルを取得し、リフォームなどで物件価値を高め、富裕層に売却する「エー・ディー・ワークス」は、人口増加が続き、空室率が低い米国のロサンゼルスの物件なども販売しており、海外成長も取り込んでいる。
「『エー・ディー・ワークス』は、さまざまな企業が赤字転換する中、リーマンショック後も黒字だったこともあり、財務内容が盤石。このため、自社で物件を保有して利回りを確保しながら、買い手を見つけるモデルが可能なのです。加えて、成長に向けた施策も評価できます」(藤根さん)
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