ふるさと納税で多くの寄付を集める「寄付件数ランキングトップ1
今年のふるさと納税の寄付上限額を有効に使うためには、そろそろ急がなくてはいけない時期! 返礼品の見直しがすすめられている中だが、それでも魅力的な返礼品はまだまだたくさんあるのだ。そこで、ダイヤモンド・ザイ2019年1月号では、別冊付録「ふるさと納税 大カタログ」と、人気トップ20の自治体を取材した巻頭特集の2方向から、「ふるさと納税」を徹底解剖します!
今回はその中から、「寄付件数ランキング」トップ10の自治体の”返礼品の見直し状況”に関する記事をピックアップ!
総務省の発表によって、
全国の自治体が動いた!
2018年は「ふるさと納税」が注目を浴びた年だった。始まりは、4月に総務省が各自治体に返礼品の調達価格を寄付額の3割以内にすることや、地場産業に限ることを通達したことから。ただ、この時点で実施するかどうかは自治体の良識に委ねられていて、強制力はなかった。このため通知に従う自治体とそうでない自治体の二極化が起きてしまう。
その後、総務省は9月に重大発表を行う。今後、法規制を行い、返礼品の見直しに従わない自治体は税優遇から外す方針だ。
さらに10月16日には自治体の姉妹都市の産品や地元の小売店が自治体外から仕入れた商品についても地場産業として認めない旨が各自治体に通知された。このため、ここ1~2カ月の間に返礼品や還元率の見直しを急速にすすめた自治体も多い。
こういった状況の中、ふるさと納税は最も寄付が活発な年末を迎える。なぜ年末に寄付が増えるかというと、所得によって異なる”お得に使える寄付上限額”の有効期間が1月~12月末だから。上限枠をムダなく使いきるため、年末に慌てて寄付する人が急増するのだ。
「駆込み寄付」をするなら、現在、全国の自治体の返礼品の見直しがどのくらいすすんでいるかは気になるところだろう。ダイヤモンド・ザイ1月号では、2017年の寄付件数トップ20に入っている人気の自治体の「返礼品の見直し状況」を掲載しているが、ここでは10位までを抜粋して紹介しよう。
「駆込み寄付」に使いたい
人気の自治体をチェック!
■2017年「寄付件数ランキング トップ10」の自治体の”返礼品の見直し”状況 | |||
都道府県名 市町村名 | 寄付件数 | 見直し状況 | |
1位 | ◆大阪府 泉佐野市 | 862,082 | 見直し中 |
【自治体の特徴】関西国際空港がある。日本のタオルの発祥の地としても有名。 | |||
2位 | ◆宮崎県 都城市 | 523,164 | 見直し済 |
【自治体の特徴】温暖な気候に恵まれ、畜産や農業が盛ん。焼酎の産地。 | |||
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3位 | ◆佐賀県 上峰町 | 510,453 | 見直し済 |
【自治体の特徴】稲作が盛んで、お米や佐賀牛などの返礼品が人気。 | |||
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4位 | ◆宮崎県 都農町 | 430,018 | 見直し済 |
【自治体の特徴】都農ワインが有名で、毎年ワインまつりが開かれている。 | |||
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5位 | ◆佐賀県 唐津市 | 384,019 | 見直し済 |
【自治体の特徴】食材の宝庫で、かつては城下町として賑わった。 | |||
都道府県名 市町村名 | 寄付件数 | 見直し状況 | |
6位 | ◆和歌山県 湯浅町 | 325,558 | 見直し済 |
【自治体の特徴】黒潮の影響で暖かく、有田ミカンなどの柑橘類が採れる。 | |||
7位 | ◆北海道 森町 | 244,298 | 見直し中 |
【自治体の特徴】町の東部にそびえる駒ヶ岳は、北海道を代表する活火山。 | |||
8位 | ◆北海道 根室市 | 242,022 | 見直し済 |
【自治体の特徴】宝石のように輝くいくらをはじめ、新鮮な魚介類が目玉。 | |||
9位 | ◆宮崎県 高鍋町 | 208,771 | 見直し済 |
【自治体の特徴】宮崎県の中央部に位置し、畜産業、茶の栽培が盛ん。 | |||
10位 | ◆佐賀県 嬉野市 | 202,032 | 見直し済 |
【自治体の特徴】日本三大美肌の湯・嬉野温泉が全国的にも有名。 | |||
※寄付件数は総務省「平成30年度ふるさと納税に関する現況調査について」より。返礼品の還元率見直しを終えている自治体を「見直し済」と表記(11月1日時点)。 |
各自治体の返礼品の見直し状況(上の表)を見ると、11月1日に行われた総務省による再調査に向け、多くの自治体が返礼品の調整を行ったようだ。
とはいえ、見直しを終えた多くの自治体でも、ふるさと納税の返礼品の魅力は健在だ。特に地場産品を多く扱う自治体は、内容に関してはあまり変わっていない。たとえば、同じ商品でも分量などで還元率を調整している自治体はあるものの、産地直送の新鮮な特産品が手に入るという本来の醍醐味は失われておらず、量の調整や調達コストの削減などの工夫が感じられた。
一方、見直し中の自治体の一部では、還元率が高い返礼品がまだ残っているケースもある。しかし、総務省がさらに厳しく見直しを求める可能性もあるので、還元率が高い返礼品を狙うなら早めに寄付をしたほうがいいだろう。
ダイヤモンド・ザイ1月号では、2017年寄付件数ランキング上位の”見直しが終わった自治体”の中から「人気の返礼品」を紹介している。見直し後でもお得な返礼品ばかりなので、年末の「駆込み寄付」の参考にしてほしい。
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【2023年5月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEXを |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! ◆「楽天カード」にメリット追加で還元率もアップ!さらに「楽天カード」と「楽天モバイル」の兼用でスマホ代の節約+楽天ポイントがザクザク貯まる! |
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◆三井住友カード(NL) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、コンビニやマクドナルドを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! (※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗では「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可。) |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短翌日発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「コンビニ3社&マックで最大5%還元」の特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&コンビニ3社で最大還元率5%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないので、セキュリティも抜群! |
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◆Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
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1.875% (※1) |
4万9500円 | AMEX | - |
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【Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのおすすめポイント】 2022年2月24日に誕生した「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)」の後継カード。SPGアメックスと同じく、通常100円につき3ポイントが貯まり、「6万ポイント⇒2万5000マイル」の高い交換レート(=還元率1.875%!)でANAやJALなどの航空会社40社以上のマイルに移行可能! しかも、ポイントの有効期限は「最後にポイントが増減した日から2年間」なので“実質”無期限でマイルを貯められるのも大きなメリット。また、世界的ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」との提携カードなので、カードを保有するだけで上級会員資格「ゴールドエリート」が手に入り、客室のアップグレードや14時までのレイトチェックアウトなどの特典が利用できる。さらに、年間150万円以上を利用したうえでカードを更新すると、シェラトンやウェスティンなどの同グループのホテルに2名まで無料で1泊できる「無料宿泊特典」(※2)がもらえるほか、年間400万円以上を利用するとワンランク上の会員資格「プラチナエリート」が手に入り、最大でスイートまでの客室アップグレード、朝食無料サービスなどの豪華特典が利用可能に! 家族カード1枚は年会費が無料(2枚目以降は年会費2万4750円・税込)になり、夫婦や家族でポイントが貯めやすくなっている。 (※1 6万ポイントを一度にマイルに移行した場合。1マイル=1.5円換算。※2 交換レートで5万ポイントまでのホテルに宿泊可能。追加で最大1万5000ポイントを支払って、6万5000ポイントまでのホテルに宿泊することも可能) |
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【関連記事】 ◆「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム編) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料の高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)通常還元率は1%、「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のAmazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「ポイントップ登録(無料)」をすれば「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~3.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率3%に大幅アップ! セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率3%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! (※ 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。) |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出! 全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(ニューカマー部門) ◆「セゾンパール・アメックス・カード Digital」は、QUICPayで3%還元と超お得! 最短5分で発行できる「SAISON CARD Digital」の申し込み方法も解説! |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 SBI証券での積立投資など、一部の支払いは集計の対象外。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗では「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで5%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カードが「1ポイント=1円」で請求額に充当できる「<新>キャッシュバック」を開始! 高還元な「プラチナプリファード」の魅力がますますアップ! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! (※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料) |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2022年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2022年の最優秀カード”を詳しく解説!(スマホ決済+クレジットカード部門) ◆「au PAY カード」が“ローソンで一番得するクレジットカード”に進化! 年会費“実質”無料、通常還元率1%、ローソンで最大12%還元、auユーザー以外もお得に! ◆Pontaポイントが貯まりやすいクレジットカードは?「ローソンPontaプラス」や「au PAYカード」「リクルートカード」など4枚の年会費や還元率を比較して検証! |
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