青山財産ネットワークスは、2021年12月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2021年8月3日の15時に発表した。これにより、青山財産ネットワークスの配当利回り(予想)は3.44%⇒3.51%にアップし、”11期連続増配”の見通しとなった。
(※なお、青山財産ネットワークスは2021年9月1日を効力発生日とする株式分割(普通株式1株につき2株の割合)を予定しているが、混乱を避けるため、この記事では分割調整前の配当額で統一する)
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青山財産ネットワークスは、2021年12月期の予想配当を修正し、中間配当(6月・権利確定済み)が「22円」、期末配当(12月)が「34円」、合計の年間配当額は「1株あたり56円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり55円」だったので、前回予想から「1円」の増配となる。今回の増配発表により、青山財産ネットワークスの配当利回り(予想)は3.44%⇒3.51%にアップすることとなった。
また、青山財産ネットワークスの2020年12月期の配当は「1株あたり53円」だったので、前期比では「3円」の増配となる見込み。
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青山財産ネットワークスによると、「2021年12月期の連結業績はコロナ禍による影響はあるものの安定した業績の確保と事業の成長を継続することが予想される」とのことで、好調な業績推移を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。
青山財産ネットワークスの過去12期の配当の推移は?
■青山財産ネットワークス(8929)の過去12期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2010/12 | 5円 | 2016/12 | 23円 | |
2011/12 | 6.5円 | 2017/12 | 30円 | |
2012/12 | 7.5円 | 2018/12 | 39円 | |
2013/12 | 10円 | 2019/12 | 50円 | |
2014/12 | 15円 | 2020/12 | 53円 | |
2015/12 | 18円 | 2021/12 | 56円 (予想) |
青山財産ネットワークスは2011年12月期以降、連続増配を継続しており、2021年12月期の配当予想「1株あたり56円」が予想通りに実施されれば、”11期連続増配”を達成することになる。
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また、青山財産ネットワークスの配当額の伸び具合も確認しておきたい。連続増配が始まる直前の2010年12月期から2021年12月期までの11年間で、青山財産ネットワークスの年間配当額は「1株あたり5円」から「1株あたり56円」まで、11.2倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、青山財産ネットワークスの株価は2010年12月の終値318円から発表当日(2021年8月3日)の終値1595円まで、5.0倍に上昇している。
■青山財産ネットワークス(8929)の株価チャート/月足・10年
青山財産ネットワークスの配当利回り、配当+株主優待利回りは?
青山財産ネットワークスの2021年8月3日時点の株価(終値)は1595円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※青山財産ネットワークスの配当利回り】
株価:1595円
年間配当額:中間22円+期末34円=56円
配当利回り:56円÷1595円×100=3.51%
青山財産ネットワークスの配当利回りは3.51%。2021年7月の東証1部の平均利回りは1.89%(配当実施企業のみ)なので、青山財産ネットワークスの配当利回りは「高め」と言える。
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また、青山財産ネットワークスは保有株式数と継続保有期間に応じて「商品(飲食品)」や「食事券」などがもらえる株主優待を実施している。
■青山財産ネットワークスの株主優待制度の詳細 | |||
基準日 | 保有株式数 | 継続保有期間 | 株主優待内容 |
6月末 | 2000株以上 | ― | 商品3000円相当 |
2万株以上 | 2年以上 | 商品3000円相当に加えて、 下記より一つ選択 ◆うかいグループ共通食事券2万円分 ◆うかい特選牛2万円相当 |
|
12月末 | 3万株以上 | ― |
下記より一つ選択 ◆うかいグループ共通食事券3万円分 ◆うかい特選牛3万円相当 ◆施設利用券3万円分 |
備考 | ※保有株式数は、2021年9月1日を効力発生日とする株式分割後の値。 ※6月末分の2000株以上保有の株主を対象とした株主優待「商品3000円相当」は、 3000円相当の商品10品の中から1点選択となる。 ※「施設利用券」は、株式会社カトープレジャーグループの施設で利用できる。 |
青山財産ネットワークスの2021年8月3日時点の株価(終値)は1595円、配当利回りは3.51%なので、「配当+株主優待利回り」を計算すると以下のようになる(株式数は株式分割後の値を使用)。
【※青山財産ネットワークスの配当+株主優待利回り(2000株保有時)】
投資金額:2000株×1595円÷2(株式分割)=159万5000円
優待品(商品):3000円相当
株主優待利回り:3000円÷159万5000円×100=0.19%
配当+株主優待利回り:3.51%+0.19%=3.70%
青山財産ネットワークスの「配当+株主優待利回り」は2000株(株式分割後)保有時で3.70%。それなりの利回りであるうえに、青山財産ネットワークスは2021年12月期で”11期連続増配”を達成する見込みでもあるので、今回の増配を機に長期保有を検討する価値は十分にありそうだ。
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青山財産ネットワークスは、「相続・継承・不動産」等を主軸とする総合財産コンサルティング会社。独自システムを開発するなど、テクノロジー武装にも注力している。2021年12月期(通期)の連結業績予想は、売上高9.8%増、営業利益25.1%増、経常利益27.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益59.8%増と好調(すべて前期比)。
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■青山財産ネットワークス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
不動産業 | 8929 | 東証2部 | 56円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1595円 | 100株 | 15万9500円 | 3.51% |
※株価などのデータは2021年8月3日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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