来週の日経平均株価の予想レンジを発表!

来週(7/27~7/31)の日経平均株価の予想レンジは、6万2000~6万6000円! アップル、マイクロソフトなど米・主要ハイテク株の決算と中東情勢の動向に注目

2026年7月24日公開
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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今週の日経平均株価は、一時6万7000円を回復するも、
週末にAI・半導体関連株が売られて上げ幅を縮小

 今週(7月21〜24日)の日経平均株価は上昇し、最終的に先週末と比べて470.03円(0.73%)高い6万4611.15円で終えました。

日経平均株価チャート/日足・3カ月日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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 3連休明けとなった7月21日の日経平均株価は、2000円を超える上昇で6万6000円台を回復。先週末にストップ安まで売られたキオクシアホールディングス(285A)が反発するなど、大きく売られていたAI・半導体関連株が買い戻され、日経平均株価を押し上げました。

 翌7月22日は、米国時間21日の米国市場で半導体株が買われた影響のほか、TSMC(TSM、台湾積体電路製造)が2027年に半導体の生産受託価格を最大10%引き上げる方針だとの報道でAI・半導体関連株の需要の強さが改めて意識されたことで、取引開始直後に大きく上昇しました。しかし、一時6万7592.20円まで上昇しましたが、その後は軟化し、最終的に前日比116.59円(0.18%)安の6万6115.60円で終えました。

 7月23日の日経平均株価は上昇。再び6万7000円台を回復する場面も見られましたが、戻り待ちの売り圧力が強く、この日は300円程度の上昇にとどまりました。

 米国時間7月23日の米国市場では、中東情勢の緊迫化によりWTI原油先物価格が大幅に上昇したことに加え、米国時間22日の取引終了後に決算を発表したアルファベット(GOOG)テスラ(TSLA)テキサス・インスツルメンツ(TXN)が大幅に下落。その影響で、翌24日の東京市場でもAI・半導体関連株を中心に売りが広がり、日経平均株価は前日比1811.45円(2.73%)安の6万4611.15円で終えました。

来週の日経平均株価は、直近の下落に対する反発が期待される一方、
AI・半導体株への売りの連鎖により、押し目買いが入りにくい展開も

【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 6万2000 ~ 6万6000円

 
 来週(7月27〜31日)の日経平均株価は、引き続きAI・半導体関連株に左右される相場展開になりそうです。

 日経平均株価は75日移動平均線近くまで下落したことで、いったんは自律反発が期待されます。ただ、世界的なAI・半導体関連株への売りの連鎖が続いているため、押し目買いが入れにくい展開も考えられるでしょう。
【※関連記事はこちら!】
日経平均株価は下値メドの「75日移動平均線」を割り込むと調整がさらに深まるリスクあり! AI・半導体株を避け、メガバンクなど内需系バリュー株を狙おう!

 また、決算発表が本格化するなか、米国では7月29日にアーム・ホールディングス(ARM)メタ・プラットフォームズ(META)マイクロソフト(MSFT)クアルコム(QCOM)、30日にアップル(AAPL)アマゾン・ドット・コム(AMZN)など、主要ハイテク企業の決算が予定されています。東京市場も、これらの決算の影響を受けやすいでしょう。

 中東情勢にも引き続き注意が必要です。7月22日にイエメンの親イラン武装組織フーシ派が、ホルムズ海峡同様、重要な海上輸送ルートである紅海でサウジアラビアの原油タンカー2隻を攻撃。翌23日に、トランプ大統領がイランへの大規模な攻撃を検討していると報じられました。もし米国が本格的な攻撃再開に踏み切れば、イランも激しく反撃し、中東情勢の一段の緊迫化が市場参加者をリスク回避に向かわせる可能性があります。

【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
アイズが+79.59%で値上がり率トップ!

 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップはアイズ(5242)でした。7月22日に自社が運営する広告業界のプラットフォーム「メディアレーダー」の会員数が14万人を突破したと発表。会員の目的に応じた機能やコンテンツを充実させたことが、会員数の増加につながったとしています。この発表が好感され、ストップ高を交えての上昇となりました。

 値上がり率2位のシリコンスタジオ(3907)は7月17日、都内で開催された米国のエヌビディア主催のイベントに、代表取締役社長の梶谷眞一郎氏が招待されたことを公式Xに投稿。イベントでは、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOから、同社が日本のAIエコシステムパートナーとして紹介されたとしており、この投稿を受けて買いが集まりました。

 値上がり率3位のYE DIGITAL(2354)は7月16日、エヌビディアと協業し、フィジカルAI分野における取り組みを本格化すると発表したことが材料視され、ストップ高を交えて上昇。また22日に、倉庫自動化システムが安川電機(6506)の工場に採用されたと発表したことも好感されました。

 一方、今週の値下がり率ランキングの1位はサクシード(9256)。6月半ば以降に投機資金が集中して急伸していましたが、今週は換金売りの流れが強まりました。

 値下がり率2位のビープラッツ(4381)は、足元でAI関連の低位材料株として急伸しており、先週は値上がり率ランキングのトップでした。しかし今週は、これまでの上昇に対する反動で売られました。

■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +79.59 アイズ(東G・5242)
2 +69.72 シリコンスタジオ(東S・3907)
3 +51.09 YE DIGITAL(東S・2354)
4 +48.12 三井松島ホールディングス(東P・1518)
5 +36.60 フィーチャ(東G・4052)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −48.73 サクシード(東G・9256)
2 −28.79 ビープラッツ(東G・4381)
3 −23.08 アーキテクツ・スタジオ・ジャパン(東G・6085)
4 −20.62 チャットプラス(東G・598A)
5 −19.81 海帆(東G・3133)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 1,341,317,100 ランド(東S・8918)
2 849,022,800 NTT(東P・9432)
3 741,740,600 オンコセラピー・サイエンス(東G・4564)
4 357,781,900 ソレイジア・ファーマ(東G・4597)
5 270,427,300 ソフトバンク(東P・9434)

【来週の主要イベント】
米FOMCと日銀金融政策決定会合、マイクロソフト、アマゾン、
アップル、ファナック、村田製作所など日米のハイテク株の決算に注目!

 来週は以下のようなイベントが予定されています。

<7月27日(月)>
◆決算:マクニカホールディングス(3132)キヤノン(7751)
◆6月企業向けサービス価格指数
◆5月景気先行指数/一致指数改定値
◆独7月IFO企業景況感指数
◆米6月耐久財受注

<7月28日(火)>
◆決算:日東電工(6988)カプコン(9697)
米連邦公開市場委員会(FOMC)
◆米6月卸売在庫
◆米5月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米7月リッチモンド連銀製造業指数
◆米7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆決算:ボーイング(BA)テラダイン(TER)

<7月29日(水)>
アイ・グリッド・ソリューションズ(603A)東証グロース上場
ビーエイブル(604A)東証スタンダード上場
◆決算:日立製作所(6501)日本電気(6701)
◆米MBA住宅ローン申請指数
米連邦公開市場委員会(FOMC)、政策金利発表
◆ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長会見
◆決算:アーム・ホールディングス(ARM)メタ・プラットフォームズ(META)マイクロソフト(MSFT)クアルコム(QCOM)

<7月30日(木)>
◆決算:カルビー(2229)オリエンタルランド(4661)
日銀金融政策決定会合
◆欧4-6月期四半期域内総生産(GDP)速報値
◆イングランド銀行(BOE)金利発表
◆独7月消費者物価指数(CPI)速報値
◆米6月個人所得
◆米6月個人消費支出(PCEデフレーター)
◆米4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値
◆決算:アップル(AAPL)アマゾン・ドット・コム(AMZN)

<7月31日(金)>
◆決算:ファナック(6954)村田製作所(6981)
日銀金融政策決定会合、政策金利発表
◆日銀展望レポート
◆7月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆6月失業率
◆6月有効求人倍率
◆6月鉱工業生産 速報値
◆6月小売業販売額
◆6月百貨店・スーパー販売額
◆中7月製造業購買担当者景気指数(PMI) 
◆独7月失業率
◆米4-6月期四半期雇用コスト指数
◆米7月シカゴ購買部協会景気指数
◆米7月ミシガン大学消費者態度指数
◆決算:シェブロン(CVX)

【来週の注目銘柄】
「ベイカレント」「三菱重工業」「三井物産」の3銘柄をピックアップ!

 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

ベイカレント(2026年7月24日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
サービス業 東P・6532 3万6522円 20.0倍 8.77倍
今期の第1四半期は四半期ベースで過去最高を更新
総合コンサルティング会社です。戦略・ビジネスコンサルティングにおいて、経営戦略、事業ポートフォリオ変革、M&A支援、新規事業の立ち上げ、サステナビリティ(SX)戦略などの変革テーマに対応。デジタル・ITコンサルティングでは、企業のDX構想の策定や生成AIの実装などの支援を行っています。業績面では、2027年2月期・第1四半期の売上高が前年同期比29.9%増の445億円、営業利益が18.6%増の144億円と、四半期ベースで過去最高を更新しました。株価は、高値圏での保ち合いが続くなか、足元で調整を見せています。ただ、25日・200日移動平均線が下値支持線として意識されており、リバウンドが期待されます。
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最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)
三菱重工業(2026年7月24日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
機械 東P・7011 3945円 34.8倍 4.29倍
中東情勢悪化への懸念から、防衛関連銘柄の一角として注目
エネルギー、インフラ、防衛、宇宙開発など、国家基盤を支える総合重機メーカー最大手です。航空・防衛・宇宙事業では、防衛省向けの護衛艦や戦闘機、ミサイルシステムの開発・製造などを手掛けるほか、基幹ロケット「H3」の開発を主導しています。7月23日、トランプ大統領がイランへの大規模な攻撃を検討していると報じられました。米国が本格的な攻撃に踏み切れば、中東情勢の悪化は避けられず、改めて防衛関連銘柄に関心が集まりやすいでしょう。株価は下落が続いていましたが、足元のリバウンドで上値抵抗線として意識される75日移動平均線を捉えてくるようだと、上昇トレンドへの転換も考えられるでしょう。
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「防衛」関連銘柄を紹介! 防衛費増額の今年度中の実施や、トランプ大統領の対中政策の思惑から長期的な成長が見込める“国策テーマ株”を解説!
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三井物産(2026年7月24日時点)
業種 市場・コード 株価 予想PER 実績PBR
卸売業 東P・8031 4966円 15.2倍 1.60倍
鉄や銅、LNGなど「資源・エネルギー」に強みを持つ
総合商社の一角で、鉄鉱石やLNG(液化天然ガス)などの資源・エネルギーに強みを持っています。オーストラリアやブラジルで巨大な鉄鉱山・銅鉱山や、世界各地のLNGプロジェクトに出資しており、強固な収益基盤を持っています。世界のエネルギー情勢が混迷するなか、GX(グリーントランスフォーメーション)にも不可欠なLNGや鉄、銅などの資源権益を多数保有していることは強みでしょう。株価は調整が続いていましたが、7月1日につけた安値4407円を底にリバウンドを見せています。このまま200日移動平均線(7月24日時点で4972.5円)を上抜けてくるようだと、上昇の勢いを強めてきそうです。
最新の株価チャートはこちら(SBI証券公式サイトへ)

【※今週のピックアップ記事!】
2026年6月に新規上場した「IPO株」3銘柄の投資判断を公開! アナリストが“強気”で、海外の機関投資家も取得を表明しているタクシー配車アプリ「GO」に注目!

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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。売買手数料は、1回の注文が複数の約定に分かれた場合、同一日であれば約定代金を合算し、1回の注文として計算します。投資信託の取扱数は、各証券会社の投資信託の検索機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合が場合があります。

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