IPO株の銘柄分析&予想

2021年7月の「IPO」9銘柄の中で、高成長に期待の2銘柄を紹介! 人材関連の「サーキュレーション」やAI関連銘柄の「ブレインズテクノロジー」が狙い目!

2021年8月24日公開(2022年4月13日更新)
ザイ・オンライン編集部
facebook-share
twitter-icon
このエントリーをはてなブックマークに追加
RSS最新記事

2021年7月に新規上場した「IPO株」の中で、アナリストが「強気」と診断する「サーキュレーション(7379)」と「ブレインズテクノロジー(4075)」をチェック!

発売中のダイヤモンド・ザイ10月号は、連載「10倍株を探せ!【IPO株】研究所」を掲載!「IPO」とは、企業が上場して、市場に株式を公開すること。IPO株は公開価格と比較して、初値が大幅に上昇する場合が多いほか、上場してからも値動きがダイナミックで、短期間のうちに急騰することも少なくない。ただし、上場直後に盛り上がった後、すぐさま失速してしまう銘柄もあるため、“玉石混交”な側面もある。

この連載では、直近で新規上場したIPO株にスポットを当て、IPO株の専門家であるフィスコの小林大純さんが、今後の投資判断を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価。今回は2021年7月に新規上場したIPO株の中から、今後さらなる成長の可能性を秘めた注目の2銘柄をピックアップして解説する。「成長株」投資に興味がある人は、ぜひ参考にしてほしい!
【※関連記事はこちら!】
IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

ザイアナリストの2人がやさしく、わかりやすく、徹底解説!ダイヤモンドZAiのオンライン講座「株の学校」

2021年7月に新規上場した9銘柄には高PERの銘柄が多く、
今後、業績が高成長する“確度”をしっかり見極める必要あり!

 7月に上場した9銘柄の初値は、すべて公開価格を上回った。需給面で不利な公募・売出規模の大きかった銘柄も含め、初値の上昇率もまずまずの結果に。22社と異例の多さだった6月に比べて、相対的に上場数が減り、1銘柄あたりの買いが活発になったようだ。

 「加えて、新型コロナの感染再拡大や中国株の急落などで、株式市場が不安定化したことも背景にあります。相場が不調なぶん、新規上場株にチャンスを見出そうとする投資家が多かったのではないでしょうか」(フィスコ・小林大純さん)
【※「IPO(新規公開株)」の最新情報はこちら!】
【IPO(新規公開株)スケジュール一覧(2021年)】IPOの申込日や幹事証券、注目度などの最新情報を随時更新中!

 半面で、足元の株価は割安感に欠ける。全般にPERは高めだ。PERは投資家の人気や注目度の表れなので、それが崩れない限り株価も高値を維持できるが、「これから買うにあたっては、慎重に見極める必要がある」と小林さんは指摘する。

 「短期的には反動による下落もありえます。業績の好調が続くのか、高PERでも許容される成長性があるか。業務内容やビジネスモデルなどをチェックして、成長の“確度”が高い銘柄を選ぶことが大切です」(小林さん)

2021年7月の【IPO株】9銘柄の投資判断は?

上場日 公開価格 初値
(騰落率)
株価
(8/4)
PER
(PBR)
今後1年の
高値予想
(安値予想)
投資判断
6日  BCC(7376・東M)
1300円 3350円
(+157.7%)
2281円 38.0倍
(9.26倍)
3000円
(1800円)
中立
【分析コメント】売出規模が小さく需給主導で初値は2.6倍に。主力のIT営業アウトソーシングは好調も、株価は業績成長を織り込み済み。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
8日  コラントッテ(7792・東M)
1100円 1385円
(+25.9%)
1406円 29.6倍
(10.47倍)
2000円
(1000円)
中立
【分析コメント】磁気ネックレスなどの健康用品を展開。肩こり人口は増加しており、引き合いは強い。業績も堅調だが、株価は妥当な水準。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
16日  ラキール(4074・東M)
1400円 2480円
(+77.1%)
1783円 57.8倍
(11.3倍)
2800円
(1400円)
強気
【分析コメント】大手建設向けシステム開発が主力。株価はやや過熱感があるが、クラウドへの注力で利益率向上と中長期的な成長に期待。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
20日  アシロ(7378・東M)
1160円 1480円
(+27.6%)
960円 29.5倍
(5.3倍)
1200円
(800円)
弱気
【分析コメント】ネット上で法律情報や弁護士情報を提供。類似のメディア会社と比べ、公開価格が強気。ファンドが保有株を放出の懸念も。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
21
 ランドネット(2991・東J)
3830円 5320円
(+38.9%)
3925円 7.9倍
(1.46倍)
5000円
(3500円)
中立
【分析コメント】投資用中古ワンルームマンションの売買・仲介が中心。足元の販売は好調だが、景気の先行き懸念で人気に乗りづらい。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
27
 サーキュレーション(7379・東M)
1810円 3205円
(+77.1%)
3000円 84.3倍
(75.49倍)
5000円
(2800円)
強気
【分析コメント】プロ人材と企業を結び、経営課題の解決を支援する。時流に乗るビジネスで、株価水準は高いが今後の高成長が期待できる。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
28
 ブレインズテクノロジー(4075・東M)
1780円 4165円
(+134.0%)
2600円 134.2倍
(83.6倍)
4500円
(2000円)
強気
【分析コメント】AIを組み込んだ企業向けソフト。AI活用の流れを追い風に、販売数を伸ばしている。新製品や提携などの取り組みにも期待。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
29日  デリバリーコンサルティング(9240・東M)
950円 1472円
(+54.9%)
1010円 29.0倍
(11.93倍)
1700円
(900円)
強気
【分析コメント】ITコンサル。大株主の持株動向など需給面に懸念も、業績は好調。類似の新興コンサルと比べ、株価には割安感がある。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
30日  AIメカテック(6227・東2)
1920円 1941円
(+1.1%)
1742円 15.9倍
(1.43倍)
2000円
(1500円)
中立
【分析コメント】フラットパネル・ディスプレイや半導体パッケージの製造装置。半導体の生産拡大、電子機器の需要増が追い風だが、市場変化が激しい点は注意。
最新の株価はこちら(SBI証券へ)
※データは8月4日時点。
ザイアナリストの2人がやさしく、わかりやすく、徹底解説!ダイヤモンドZAiのオンライン講座「株の学校」

アナリストのイチオシは成長性が高い「サーキュレーション」と
AI関連株で注目される「ブレインズテクノロジー」!

 ここからは、2021年7月に新規上場した9銘柄の中で、小林さんが特に注目している2銘柄を詳しく紹介していこう。

 まずは「強気」と診断されたサーキュレーション(7379)だ。

 サーキュレーションはプロの人材と協業し、彼らの経験や知見を活用して経営課題の解決を支援する事業を展開。時流に乗るビジネスで、たびたびメディアに取り上げられるなど、上場前から注目度は高かった。初値が公開価格よりも77%増だった点からも、それが伺い知れる。

 上場から数日にわたって多くの買いが入ったため、短期的には反動も想定される。ただ、類似の企業を見ると、成長期待に伴ってPER水準が非常に高い企業が多い(たとえばビザスクは約200倍)。そのため、相対的に割高感は意識されにくいだろう。

 2021年7月期はテレビCMの取りやめや、支社開設の完了も相まって損益が大きく改善。プロジェクト件数は順調に増えている。直近でも3割超の増収ペースを維持しており、今後の成長の確度は高そうだ。

 続いて紹介するのは、同じく「強気」推奨のブレインズテクノロジー(4075)だ。

 ブレインズテクノロジーは、AIを活用した異常検知システムと企業内情報検索エンジンが柱。顧客は製造業が約半数で、情報通信業や建設業向けでも強い。AIというテーマの人気もあり初値は2.3倍に。初値が伸びた半面で、PERがすでに130倍台と株価水準は高い。もっとも、AI関連の小型株のPERはおおむね同水準。こちらもある程度の目先の反動は想定しておく必要があるが、同社のPERの高さも許容される範囲内だ。

 ライセンス販売数の成長率は、2020年7月期までの3年で平均50%に上る。人手、つまりコストがかからないソフトウエア販売が売上の6割近くを占めるのが強みで、今後も高成長が期待できる。
【※「IPO(新規公開株)」の最新情報はこちら!】
【IPO(新規公開株)スケジュール一覧(2021年)】IPOの申込日や幹事証券、注目度などの最新情報を随時更新中!

ザイアナリストの2人がやさしく、わかりやすく、徹底解説!ダイヤモンドZAiのオンライン講座「株の学校」

2021年の下期に値上がりしそうな株とは?
ダイヤモンド・ザイ10月号をチェック!

ザイ10月号

 ダイヤモンド・ザイ10月号の大特集は「最強日本株【2021年・夏】」! この特集では「5万円株」「高配当株」「株主優待株」「脱コロナ株」「安定大型株」「大出世株」という6つのジャンル別に、アナリストが選んだ”最強”の日本株を紹介! また、エコノミストやストラテジストによる「2021年8月~2022年7月の日経平均株価の予測」や「今後の日本株市場で勝つための投資戦略」も取り上げているので、投資の参考になるだろう。

 ダイヤモンド・ザイ10月号は、ほかにも「最新決算でわかった! いま【買い】の株35」「キホンのしくみからオススメ商品まで【つみたてNISA】超入門!」「毎月分配型投資信託100本の本当の利回り」「五輪後もコロナ後もマンション価格は下がらない!」「初めてのFX」「GAFAM+Tの最新決算を総括!」など、注目の特集が満載!

 さらに、別冊付録で「元手0円で増やせる!【ポイント運用】」も付いてくる! この別冊付録では、クレジットカードのポイントなどを用いて株や投資信託を買う「ポイント運用」のノウハウを解説。「貯まったポイントで投資体験をしたい」という人は、ぜひチェックしてみよう!

■「IPO株が当たらない!」という人は、まずこちらの記事へ!
⇒IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。
 
IPO株(新規上場株・新規公開株)で儲ける方法!
IPO株の銘柄分析&予想
IPOスケジュール一覧[2025年]
 IPO株の攻略&裏ワザ情報!
【2025年2月1日時点】


【2025年版】本気でIPO当選を狙うなら、真っ先に押さえておきたい!
IPO[主幹事]の多いおすすめ証券会社

◆SMBC日興証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
23社
52社
19社
52社
24社
47社
10%:1人1票の平等抽選
最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
【ポイント】
大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。
【関連記事】
◆【SMBC日興証券のおすすめポイントは?】信用取引完全無料、NISAや積立投資にも便利な株が小分けで買える「キンカブ」がおすすめ!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
SMBC日興証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
11社
76社
21社
91社
13社
89社
60%:1単元1票の平等抽選
30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分
10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分
1245万
【ポイント】
ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。
【関連記事】
◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
SBI証券の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
【2025年2月1日時点】


【2025年版】数多くのIPO株に申し込める!
IPO[取扱銘柄数]の多いおすすめ証券会社

◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
61社
0社
65社
100%:1単元1票の平等抽選 1200万
【ポイント】
ここ数年、IPO取扱数は年々増加しており、2024年には54社と全証券会社のなかで松井証券と並んで第2位にランクインを果たした。楽天証券に配分されたIPO株は、基本的に100%が抽選に回されるのも個人投資家にはメリット。ただし、抽選方法は「1単元1票」なので、資金を用意して多くの単元数を申し込んだ人ほど有利になる。株の売買手数料が1日100万円までの取引なら手数料0円になったのものメリット大。IPO当選後に売る際の手数料もお得だ。2022年10月にみずほ証券と業務提携したことで、みずほ証券が引き受けるIPOの一部ついて楽天証券が販売委託するとしており、今後ますます取扱銘柄数が増えることが期待できる。
※口座数は2025年1月末時点
【関連記事】
◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! 投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実!
◆「日経テレコン」「会社四季報」が閲覧できる証券会社を解説! 利用料0円ながら、紙媒体では読めない独自記事や先行情報を掲載し、記事の検索機能も充実
楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
54社
0社
70社
0社
55社
70%以上:1人1票の平等抽選 160万
【ポイント】
年々IPOの取扱数を増やしており、2024年には54社と全証券会社中で楽天証券と並んで2番目に多くのIPOを取り扱った。事前入金なしにブックビルディング申し込み&抽選が受けられるので、手持ち資金の心配をすることなく手軽にIPOに申し込むことができるのは大きなメリット! ただし、抽選結果が「当選」となっても購入申込をしなかった場合などは、その後6カ月間、IPO・POの抽選対象外となるので注意しよう。 配分予定量の70%以上で「1人1票」の平等抽選が行われるので、限られた資金しかない個人投資家でも当選が期待できる。
【関連記事】
◆IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!
◆「株初心者」におすすめの証券会社を株主優待名人・桐谷広人さんに聞いてみた! 桐谷さんがおすすめする証券会社は「松井証券」と「SBI証券」!
松井証券の公式サイトはこちら
マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
1社
50社
0社
53社
0社
61社
100%:1人1票の平等抽選 265万
【ポイント】
毎年多くのIPO銘柄を取り扱っており、2024年の取扱銘柄数は50社と全証券会社中で第5位にランクインした。マネックス証券に割り当てられたIPO株は、100%すべてが1人1票の平等抽選で配分される。取引実績や資金量に当選確率が左右されないのは、個人投資家にとっては大きな魅力だ。
【関連記事】
◆マネックス証券のNISA口座は手数料が一番お得! 国内株は無料、外国株も買付は実質無料。外国株やIPOの銘柄数も多いので、投資初心者にはおすすめ!
マネックス証券の公式サイトはこちら
【IPOだけでなく「米国株」の銘柄数もトップクラス!】
マネックス証券の公式サイトはこちら
◆岡三オンライン ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
49社
0社
49社
0社
38社
10%以上:1人1票の平等抽選
90%以下:取引実績による優遇抽選
46万
【ポイント】
以前は独立したネット証券だったが、2022年1月からグループ会社の岡三証券と合併。基本的に岡三証券が主幹事・幹事証券に入ったIPO銘柄はすべて岡三オンラインでも取り扱う使うようだ。IPOには力を入れており、ここ数年は取扱銘柄数が急増している。また、割当の100%をネット投資家に配分するのも魅力。取引実績が多いほど優遇されるステージ制が導入されているが、全体の10%以上は取引実績によらず全員を対象とした抽選で割り振られる。買付資金は当選後に入金すればOKなので、資金余力を気にせず申し込めるのも大きなメリットだ。
【関連記事】
◆「岡三オンライン証券」の「IPO(新規公開株)」取扱数が急増中で、IPO投資に必須のネット証券へ!岡三証券との連携強化で、全IPOの7割が申込可能に!?
◆「岡三オンライン証券」は1日最大40万円の取引まで「売買手数料が無料」!資金の少ない投資初心者や株主優待狙いの投資家には、圧倒的にお得!
岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
【ZAi×岡三オンライン証券・期間限定タイアップキャンペーン!】
岡三オンライン証券の公式サイトはこちら
◆大和コネクト証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
37社
0社
44社
0社
42社
70%:1人1票の平等抽選
30%:優遇抽選
【ポイント】
大和証券グループのスマホ証券で、大和証券が幹事証券となっているIPO銘柄は基本的にすべて取り扱っている。全割当のうち100%すべてがネット配分で、そのうち70%が1人1票の平等抽選に配分されるのがメリット。また、優遇抽選の対象条件は「39歳以下」「NISA口座を開設済み」「信用取引口座を開設済み」「信用取引の建玉を保有」「投資信託を保有」の5つで、該当する項目が多いほど当選確率はアップする。どの優遇条件も比較的ハードルが低いのはメリットだ。
【関連記事】
◆「スマホ証券」の手数料やおすすめポイントを比較!「LINE証券」「大和コネクト証券」「STREAM」など、株初心者でも使いやすいスマホ特化の証券会社を紹介
◆1株(単元未満株)から株が買える証券会社を比較! 株初心者でも“少額で株式投資を始められる”証券会社の売買手数料や取扱商品、おすすめポイントを解説!
大和コネクト証券の公式サイトはこちら
◆岩井コスモ証券 ⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
35社
0社
42社
0社
37社
10%以上:1人1票の平等抽選 34万
【ポイント】
IPOの取り扱い銘柄数は2023年が42社、2024年が35社と大手証券会社に引けをとらない実績を持つため、IPO投資家であれば口座を持っておきたい証券会社のひとつ。入金のタイミングはブックビルディング後の購入申込期間。その後抽選が行われ、当選すれば約定・受渡となる。また、1人1票の平等抽選で、申し込み単元数は10単元まで。NISA口座でのIPO株の購入も可能。
【関連記事】
◆岩井コスモ証券はIPO(新規公開株)の引受率がネット証券では最高レベル! 完全平等抽選も採用、資産が少ない個人投資家にも当選のチャンスあり!
岩井コスモ証券の公式サイトはこちら
◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)⇒詳細情報ページへ
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
0社
20社
0社
26社
0社
23社
10%以上:1人1票の平等抽選 176万
【ポイント】
五大証券会社のひとつである「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は毎年複数のIPO銘柄で主幹事を受け持っているが売買手数料が高めなのがネック。しかし、同じグループ会社のネット証券「三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)」なら「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」が引き受けるIPO銘柄に申し込み可能(一部銘柄を除く)なうえ、売買手数料が安めなので使い勝手が良い。ちなみに複数単元を申し込んでも当選確率は変わらないので、資金量が少ない人でも不利にならない。なお、2025年2月1日から「三菱UFJ eスマート証券」に名称が変更される。
※2025年2月1日から名称変更。
【関連記事】
◆【三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)のおすすめポイントを解説】NISA口座なら日本株と米国株の売買手数料が無料で、クレカ積立の還元率はネット証券トップクラス
◆「au PAY カード」で積立投資すると1%分のPontaポイントが貯まる! つみたてNISAも対象なので、これから投資を始める人にもおすすめ!
三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら
【クレカ積立の還元率は「最大3%」とネット証券トップクラス!】
三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)の公式サイトはこちら
※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。
注目の証券会社!

【SMBC日興証券】
IPOの主幹事数が業界トップクラスで
2024年には23社のIPOの主幹事を務めた
おすすめ証券会社!関連記事はこちら

IPO株の取扱数が毎年トップクラスのSMBC日興証券公式サイトはこちら!

UI銀行の「金利&手数料」はなぜお得なのか?詳しくはこちら!
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開! 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
マネックス証券の公式サイトはこちら 【マイルの貯まりやすさで選ぶ!高還元でマイルが貯まるおすすめクレジットカード! SBI証券の公式サイトはこちら
SBI証券の公式サイトはこちら! 【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】2人の専門家がおすすめの「最優秀カード」が決定!2021年の最強クレジットカード(全8部門)を公開!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

最強株主優待
人気投信をズバ斬り!
最新iDeCo入門

4月号2月20日発売
定価950円(税込)
◆購入はコチラ!

楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!Amazonで購入される方はこちら!

[最強株主優待/投信格付]
◎巻頭特集
人気20銘柄の売買診断も!
最新決算でわかった2025年の大本命株28

●トランプ追い風株
●来期も好業績株
●好調の中小型株株
●配当を増額修正した株

◎第1特集
優待の達人25人が選んだ!
合計利回り30%超も!
最強株主優待ベスト150

桐谷さんの愛してやまない推し優待株
「優待+配当利回り」「最低投資額」2大ランキング
●多種多様なお店が並ぶ!外食
●押しグルメを探そう!食品
●家計の救世主!日用品
●いろんな買物に使える!百貨店・家電量販店
●化粧品や洋服でキレイに!美容・アパレル
●心躍る体験を!エンタメ・レジャー
●欲しいものが選べる!カタログ
●自由度が高い!金券・ポイント
●優待新設・廃止の最新ニュース
●優待弁護士が指南!優待株の失敗しない選び方
●女性優待ブロガー3人の座談会

◎第2特集
★★★の数を見るだけでOK!
人気投信をズバ斬り!
2年目NISAで買うべきは?
投信格付242【2025年春版】

2年目NISAの投信の選び方!
●コストの引下げアリ!インデックス型
●市場環境の変化が影響!アクティブ型
●株式比率の高い投信が好調!バランス型
●最高利回りは36%超!毎月分配型100

◎第3特集
手数料比較はもう古い!
大手ネット証券7社を徹底比較!
NISAで最強の証券会社セレクトガイド

基本サービスの充実度
ポイントのオトク度
●資産管理のしやすさ

【別冊付録】
今スグ始める?やめとくべき?
改正ポイントがわかる!最新iDeCo入門

iDeCoの何がスゴイ?
●受取のルールをマスター
●運用商品は何がオススメ?
●出口戦略こそ考えどころ
●手数料と買える投信で金融機関を選べ!


◎連載も充実!

◆目指せ!お金名人
◆おカネの本音!VOL.32
◆株入門マンガ恋する株式相場!
◆マンガどこから来てどこへ行くのか日本国


>>「最新号蔵出し記事」はこちら!


「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!


>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

【法人カード・オブ・ザ・イヤー2023】 クレジットカードの専門家が選んだ 2023年おすすめ「法人カード」を発表! 「キャッシュレス決済」おすすめ比較 太田忠の日本株「中・小型株」アナリスト&ファンドマネジャーとして活躍。「勝つ」ための日本株ポートフォリオの作り方を提案する株式メルマガ&サロン

ダイヤモンド不動産研究所のお役立ち情報

ザイFX!のお役立ち情報

ダイヤモンドZAiオンラインαのお役立ち情報