エーアイテイー(9381)は、2022年2月期の配当予想を修正し、普通配当を前期比および前回予想比で「増配」とし、さらに”上場15周年記念配当”を実施するという予想を、2021年11月18日の12時に発表した。これにより、エーアイテイーの配当利回り(予想)は4.87%にアップした。この配当予想が実現すれば"2期連続増配"を達成することになる。
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エーアイテイーは、2022年2月期の予想配当を修正し、中間配当(8月・権利確定済み)が「普通配当22円」、期末配当(2月)が「普通配当29円+記念配当7円=36円」、合計の年間配当額は「1株あたり58円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は普通配当のみの「1株あたり44円」だったので、前回予想から「14円」の増配となる。今回の増配発表により、エーアイテイーの配当利回り(予想)は4.87%にアップすることとなった。
また、エーアイテイーの2021年2月期の配当は「1株あたり38円」だったので、前期比では「20円」の増配となる見込み。
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エーアイテイーは今回、「増配」とともに業績予想の修正も発表しており、2022年2月期は前回予想比で「増収・増益」の業績予想となっている。また、エーアイテイーは「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」にしたがい「連結配当性向60%の実現を目指したい」としていることから、業績予想の修正を受けて普通配当の「増配」を決定した形だ。さらに、エーアイテイーは2022年3月に上場15周年を迎えることを記念し、「1株あたり7円」の記念配当の実施も決めたとのこと。
ちなみに、今回の「増配」などは本日12時に発表されたため、エーアイテイーの株価は後場に急騰し、前日の終値1132円より57円高い1189円(+5.04%)で引けている。
エーアイテイーの過去10期の配当の推移は?
■エーアイテイー(9381)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2013/2 | 15円 | 2018/2 | 35円 | |
2014/2 | 18円 | 2019/2 | 36円 | |
2015/2 | 50円 | 2020/2 | 36円 | |
2016/2 | 30円 | 2021/2 | 38円 | |
2017/2 | 30円 | 2022/2 | 58円 (予想) |
エーアイテイーは2021年2月期に「増配」しているため、2022年2月期の配当予想「1株あたり58円」が予想通りに実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。
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また、エーアイテイーの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2020年2月期から2022年2月期までの2年間で、エーアイテイーの年間配当額は「1株あたり36円」から「1株あたり58円」まで、1.6倍に増加している。
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参考として、エーアイテイーの株価も確認しておこう。エーアイテイーの株価は、2020年2月の終値817円から発表当日(2021年11月18日)の終値1189円まで、1.4倍に上昇した水準で推移している。
■エーアイテイー(9381)の株価チャート/月足・10年
エーアイテイーの配当利回りは?
エーアイテイーの2021年11月18日時点の株価(終値)は1189円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※エーアイテイーの配当利回り】
株価:1189円
年間配当額:中間22円+期末36円=58円
配当利回り:58円÷1189円×100=4.87%
エーアイテイーの配当利回りは4.87%。2021年10月の東証1部の平均利回りは1.83%(配当実施企業のみ)なので、エーアイテイーの配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、エーアイテイーは株主優待を実施していない。
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エーアイテイーは、国際貨物輸送を手掛ける総合物流企業。中国・東南アジアの物流事業に特化している。2022年2月期(通期)の連結業績予想は、営業収益24.4%増、営業利益41.9%増、経常利益36.7%増、親会社株主に帰属する当期純利益29.9%増と好調(すべて前期比)。
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■エーアイテイー | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
倉庫・運輸関連業 | 9381 | 東証1部 | 58円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1189円 | 100株 | 11万8900円 | 4.87% |
※株価などのデータは2021年11月18日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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