【第1位】
ネットとリアルのポイントが融合して魅力倍増!
「Tポイント」と「Yahoo!ポイント」が統合!
2013年、ポイント&クレジットカード業界を揺るがしたニュースの1位は、菊地さんも「他のポイントへの影響も大きく、もっとも気になったニュース」と語る「『Tポイント』と『Yahoo!ポイント』の統合」だ。
TSUTAYAやファミリーマート、ENEOSなど、さまざまな業種でポイントが貯まる、使える「Tポイント」は、会員数が4600万人を超える、日本の「共通ポイント」の先駆的存在。一方の「Yahoo!ポイント」は、日本最大のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」の中の「Yahoo!ショッピング」や「ヤフオク!」、「Yahoo!トラベル」などで利用できるポイントで、会員数は2600万人を超えていた。この2つのポイントの統合で、「Ponta」や「楽天スーパーポイント」よりも利便性の高いポイントサービスを実現しようとする狙いがあるのだろう。
2つのポイントの統合は2012年6月に発表されていたが、実際に統合された2013年7月から、他のポイントへの影響が出始めた。
「従来は『Tポイント』は『ANAマイル』、『Yahoo!ポイント』は『JALマイル』と交換できていたんですが、『Tポイント』と統合したことによって『Yahoo!ポイント』と『JALマイル』との提携が終了しました。『JALマイル』を貯めていた人は『Yahoo!ショッピング』以外のオンラインショッピングに移行する必要があったので、『JALマイル』は『Yahoo!ショッピング』に代わるショッピングサイトとして『Amazon』と提携することになったと推測できます。一方、『ANAマイル』を貯めている人にとっては、『Yahoo!ショッピング』や『ヤフオク!』でポイントを貯めて『ANAマイル』に交換することが可能になりました。10月に『eコマース革命』を打ち出し、出店手数料などを無料化した『Yahoo!ショッピング』には出店申し込みが殺到しているそうなので、今後『Yahoo!ショッピング』が成長していけば、『ANAマイル』を貯めている人には大きなメリットになりそうです」
また、「Tポイント」と「Yahoo!ショッピング」の統合の影響はコンビニ業界にまで波及している。
「『Tポイント』に加盟しているファミリーマートが『Yahoo!』と結びついたことで、セブン‐イレブンと『Yahoo!』の提携は解消されました。このように、『Tポイント』と『Yahoo!ポイント』の統合は、他のポイントやマイルの提携関係にまでに大きく影響しているんです」
「Tポイント」と「Yahoo!ポイント」の統合により、「ファミマTカード」や「Yahoo! JAPAN JCBカード」などの「Tポイント」が貯まるクレジットカードに注目が集まると同時に、ANAやJALのマイルを貯めている人たちも「どのコンビニ、ネットショッピングを重点的に利用するか」という戦略の練り直しが必要になっているわけだ。
■ファミマTカード | ||
還元率 | 0.5% | |
発行元 | ポケットカード | |
国際ブランド | JCB | |
年会費 | 無料 | |
家族カード | あり(年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica | |
■Yahoo! JAPAN JCBカード | ||
還元率 | 1% | |
発行元 | Yahoo!カード | |
国際ブランド | JCB | |
年会費(税抜) | 永年無料 | |
家族カード | あり(年会費無料) | |
ポイント付与対象の 電子マネー |
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2014年秋には「楽天スーパーポイント」が「Rポイントカード」を発行して、ネットとリアルの融合を図ることが決定している。そうなれば、共通ポイントの雄「Ponta」も何らかの手を打ってくる可能性もあり、来年は「共通ポイント」の勢力争いが激化しそうだ。
2014年、ポイント&クレジットカード業界で
積極的な顧客の奪い合いが始まれば消費者にチャンス到来!?
最後に、2013年の重大ニュースから見えてくる、2014年のポイント&クレジットカード業界の行方を聞いてみた。
「2013年の大きな流れとして、クレジットカード業界全体の収益改善傾向と、それを背景にした消費税増税を睨んだ積極的な攻めの姿勢への転換の兆しが見えてきたと思います。どのクレジットカード会社も『消費税増税の影響を少しでも抑えたい』という消費者の意識を感じ取って、『高還元率のクレジットカード』を中心にした条件面でのサービス改善を図ってくるのではないかと思います」
その一方で、魅力が少ないポイントの淘汰が進む可能性も指摘する。
「ユーザーが賢くなってきているので、以前は『なんでもいいからポイントを集める』というタイプの人が多かったのが、最近は『利用しづらいポイントは捨てて、必要なポイントだけを集中して貯める』という傾向が顕著になってきています。ですから、メインで利用してくれるクレジットカード、メインで貯めてくれるポイントの座を巡って、魅力的なクレジットカード、ポイントになるような方向で、ポイントの統合や新たな提携なども行われてくるかもしれません」
そうなれば、消費者にとっては「本当に役立つクレジットカード」「本当に便利なポイント」を活用することで、今まで以上に得をするチャンスでもある。しかし、それは逆に「クレジットカード弱者」「ポイント弱者」のままでは、これまで以上に格差が広がってしまう可能性がある。
「本当に還元率が高くて、貯まったポイントが有効に使えるクレジットカードは何なのか。こまめな情報収集を欠かさずに、必要に応じてメインカードを乗り換えることも検討していく必要があると思いますね」
消費税は2014年4月に5%から8%に、その後は8%から10%に上がることが既定路線。つまり、何もしないままでは従来の2倍の消費税を支払う必要があるということだ。景気回復の兆しに浮かれることなく、「クレジットカード」や「ポイント」による「家計防衛」を心がけるようにしよう!
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【2024年11月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短10秒発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大7%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率7%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2023年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀メインカード部門) ◆「楽天ポイント」が改悪続きでも“最強のポイント”である理由を専門家が解説!「楽天カード」などだけでなく、無料でポイントを獲得できるサービスが魅力! ◆「楽天カード」よりも「楽天プレミアムカード」のほうが得をする“損益分岐点”が判明! 楽天市場で年36万円を利用しない限り、年会費無料の「楽天カード」で十分! |
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◆イオンカードセレクト |
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0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
WAON モバイルSuica SMART ICOCA (モバイルSuicaと SMART ICOCAへの チャージ分は還元率0.25%) |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利がアップするので、「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! しかも「イオンカードセレクト」で年間50万円以上を利用すれば、年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカードセレクト」が手に入り、無条件で「イオン銀行Myステージ」が「ゴールドステージ」に! なお、2024年10月1日~12月8日に入会すると、カード発行後1カ月間は対象のイオンモール専門店での買い物が5%OFF(請求時)になるキャンペーンを開催中! |
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【関連記事】 ◆イオンカードを作るなら「イオンカードセレクト」が一番お得! WAONチャージでのポイント2重取り&イオン銀行で預金金利が優遇されやすくなる特典も! ◆【イオン銀行の金利・手数料・メリットは?】イオン銀行利用者は「イオンカードセレクト」が必須!普通預金金利などがアップしてさらにお得に使える! |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールドダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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【関連記事】 ◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは“プラチナ”を超える“ゴールド”! 日本初のゴールドカードを受け継ぐ「新生ゴールド」を解説! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう! ◆アメックスの新規入会キャンペーンをまとめて紹介!「アメリカン・エキスプレス」の入会特典で、ポイントやマイルをお得に獲得しよう! |
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