先月、日本政府観光局が2014年の訪日外国人数を発表し、訪日外国人数は過去最高の1341万人(前年比約30%増)にまで増加した。今後の見通しについても、訪日外国人数の推移は拡大基調が予想される。こうした訪日外国人(インバウンドという)による買い物などの出費で業績が拡大する株について、そして注目の4銘柄を紹介しよう!
円安トレンドがもたらす輸出企業以外での
隠れたインパクトを享受する株を狙え!
観光地をはじめ、都心にあふれる訪日外国人。その増加の理由は、ビザの大幅緩和や消費税免税制度拡充のほか、アジア地域の経済成長に伴う海外旅行需要の拡大もあるが、円安進行による訪日旅行の割安感の浸透が大きい。円安は外国人から見ると、自国の通貨高につながり、円建ての消費で有利な為替レートとなっている。
株式市場では、この円安トレンドを受けて、自動車などの輸出関連企業に目が行きやすい状況となっているが、ここに「隠れた円安関連株」が転がっているのだ。
あらためて、14年8月以降の訪日外国人数の前年比伸び率を見てみると、22.4%増、9月26.8%増、10月37.0%増、11月39.1%増、12月43.0%増と月を追って増勢を強めており、訪日外国人の消費を十分に取り込める体制が構築できている企業は、来年度の業績期待も高まっていくはずだ。
そこで、今回は訪日外国人数の増加基調が認識されることで株価上昇につながる「訪日外国人(インバウンド)消費関連株」を紹介しよう。今回の銘柄選びはダイヤモンド・ザイの銘柄分析でのお馴染みのフィスコアプリのスクリーニングでチョイスした。
◆いま注目のインバウンド関連の4銘柄とは? | ||||||
銘柄名 | 株価(2/13) | 単元株数 | どこが魅力? | 最新の株価 チャートへ |
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1 | シュッピン(3179) | 1727円 | 100株 | インターネットを中心としてカメラ、時計、筆記具、自転車の4つの商材で中古品の買取と中古品及び新品の販売を行っている。EC販売額の増加はもちろん、免税利用者の増加で店舗売上高も増大している。 | ||
2 | ドウシシャ(7483) | 1957円 | 100株 | PB商品の企画などを展開。訪日観光客の増加でカジュアルブランドの売上高が増加している。 | ||
3 | ラオックス(8202) | 295円 | 1000株 | 秋葉原を中心に展開する家電量販店。日本における総合免税店ネットワークの先駆者。14年12月期の大幅な業績好転はほぼ確実。15年12月期への勢いは十分。 | ||
4 | 帝国ホテル(9708) | 2595円 | 100株 | 明治23年に日本の迎賓館として開業。東京、大阪、上高地、柏で直営ホテルを運営。訪日観光客の増加によるホテル需給の引き締まりが直接、間接的に好影響をもたらす。足元ではホテル、不動産賃貸ともに好調。 |
さらにもう少し詳しく各銘柄の足元の業績を見てみよう。
シュッピン(3179)は注力しているEC売上高はもちろん、店舗売上高も着実に伸びている。そのけん引役がインバウンド顧客であり、店舗売上高に占める免税売上比率は2014年3月期第4四半期14.9%→2015年3月期第1四半期32.1%→第2四半期34.4%→第3四半期40.3%、円安が進んだ2015年3月期第3四半期は一段とその比率が増している。
ドウシシャ(7483)はPB商品の企画・卸などを展開する流通サービス企業であることは前述のとおりだが、「開発型ビジネスモデル(メーカー機能)」と「卸売型ビジネスモデル(商社機能)」を手がけており、一部の高額品における消費増税の影響で全体として2015年3月期の減収減益基調を想定できる。ただし、その減収減益も2016年3月期には解消され、数値こそ開示されていないが訪日観光客増加に応じて始めた新規カジュアルブランドの販売増分だけ素直に増加インパクトがあると考えられる。
ラオックス(8202)が2月12日に発表した2014年12月期決算は、売上高が前期比51.4%増の501.96億円、営業利益が17.36億円(前年同期は16.64億円)と14期ぶりに黒字転換となった。円安の進行と政府の訪日外国人誘致活動で訪日観光客数が大幅に増加している効果と考えられる。2015年12月期も売上高で前期比39.5%増の700.00億円、営業利益で162.1%増の45.50億円が予想されており、成長に陰りが見られない。
帝国ホテル(9708)の2015年3月期は、当期純利益で過去最高益を更新する見込みだ。国内法人需要の減少を吸収しながら、営業利益面でもリーマン・ショック直前の水準に迫る勢いとなっている。
以上、各4銘柄について見てみたが、まさしく訪日外国人の恩恵を受ける銘柄ばかり。為替も円安傾向が当分の間は続くと見られ、今回紹介した各企業への円安の恩恵はしばらく続くだろう。
さらに詳しく各銘柄について見たければ、無料配信中の『新・最強の企業分析アプリ「FISCO」(iPhone/Androidに対応)』(http://app.fisco.jp/)を参照。最新の銘柄探しは検索欄に「インバウンド」と入力を。
(文/フィスコ 中村孝也)
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【2025年1月4日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD | |
【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※)する! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円分」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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◆三菱UFJカード |
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0.5~5.5% (※1) |
永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
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【三菱UFJカードのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、セブン‐イレブンとローソンのほか、オーケー、松屋、ピザハットオンライン、スシロー、くら寿司などでの利用分は還元率5.5%の高還元に!(※1)カード利用で貯まる「グローバルポイントは、スマートフォンアプリ「MUFGカードアプリ」を利用することで「Amazonギフトカード」「Apple Gift Card」「Google Play ギフトカード」などのギフトカードに“即時交換”できるのもメリット! また、2024年8月から年会費が“永年無料”になって、さらにお得なクレジットカードになった。 ※1「1ポイント=5円相当」の商品に交換した場合の還元率。還元率5.5%はセブン‐イレブンやローソンなどの対象店舗で利用した場合(AMEXブランドのみ一部加盟店が5.5%還元特典の対象外)。各社の利用金額は合算されず、各社単位の1カ月の利用金額合計1000円ごとにポイントを付与。なお、Apple PayはQUICPayでの利用が対象(Apple PayとQUICPayはMastercardまたはVisaのみ利用可能)。 |
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◆アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード |
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0.3~1.5% (※1) |
3万9600円 | AMEX | - | |
【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードのおすすめポイント】 日本で最初に発行されたゴールドカード「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」の後継カードだけに、ステータス&付帯サービスは最高レベルで、カードが金属製という特別感もあって、一般的なゴールドカードとはケタ違い。たとえば、年間200万円(税込)以上を利用してカードを継続保有すると、国内40カ所以上の高級ホテルに無料宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」は、もはや一般的なプラチナカードすら凌駕するレベルの特典だ。さらに、高級レストランを2人以上で利用すると1人分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、世界1400カ所以上の空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる「プライオリティ・パス」、最高補償額1億円の「海外旅行傷害保険」が付帯するなど、もはや「ゴールドカード」の枠組みを大きく飛び越えている。また、家族カードは2人目まで年会費無料でお得(3人目以降は年1万9800円・税込)。 ※貯まるポイントをマイルに交換した場合。1マイル=1.5円換算。 |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトで要確認。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。Google PayではMastercardタッチ決済は利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで7%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カード ゴールド(NL)のメリット・デメリットを解説! 同じく“実質”年会費が無料の「エポスゴールドカード」と付帯サービスなどを比較して魅力を解剖! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~10.5% (※) |
永年無料 | JCB | QUICPay | |
【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料のうえに通常還元率1%のお得な高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)さらに「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」の「ポイントアップ登録(無料)」をすれば、Amazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、スターバックスでは「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%、「Starbucks eGift」の購入で還元率10.5%に! ※貯まったOki Dokiポイントを「JCB PREMO」に交換した場合の還元率。 |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~10.5%のJCBの入門カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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