会社名(市場・コード) | ラクス |
市場・コード/業種 | 東証マザーズ・3923/情報・通信業 |
上場日 | 12月9日 |
申込期間(BB期間) | 11月20日~11月27日 |
おすすめ証券会社 | SBI証券 |
フィスコ分析による 市場の注目度 |
★★★(最高★5つ) |
▼いつ申し込んで、いつ購入する?(ブックビルディング期間、上場日など)
▼どこの証券会社で申し込める?(幹事証券会社)
▼いくらで買える?(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
▼発行株数・単元数・公開規模は?
▼どんな会社?
▼業績データ/業績コメント
▼企業の詳細情報/銘柄紹介
▼投資のポイント
ラクスのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する?
(ブックビルディング期間、上場日など)
■スケジュール | ||||||
仮条件提示 | 11月18日 | |||||
ブックビルディング(抽選申込)期間 | 11月20日~11月27日 | |||||
公開価格決定 | 11月30日 | |||||
購入申込期間 | 12月1日~12月4日 | |||||
払込日 | 12月8日 | |||||
上場日 | 12月9日 |
ラクスのIPOは、どこの証券会社で申し込める?
(幹事証券会社)
■幹事証券会社(2015年11月26日時点。割当は変更になる場合があります) | ||||||
証券会社名 (※青文字はクリックで詳細ページへ) |
引受シェア | 口座開設 | ||||
SBI証券[最短2日で口座開設可能] | 4.3% | |||||
みずほ証券(主幹事証券) | 91.3% | |||||
野村證券 | 4.3% |
ラクスのIPOは、いくらで買える?
(仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など)
■価格情報 | ||||||
仮条件 | 920~1080円 | |||||
公募価格 | 1080円 | |||||
初値 | 3550円 | |||||
初値騰落率 | +228.7% | |||||
最新チャート | 【クリックで最新チャートへ】 |
■レンジ予想(2015年11月18日時点) | ||||||
想定仮条件レンジ [予想PER] |
1000円~1100円 [31.9倍(連)~35.1倍(連)] |
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予想トレーディングレンジ(※) [予想PER] |
1400円~3000円 [44.7倍(連)~95.8倍(連)] |
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※期間は上場後1年を想定。 |
ラクスの発行株数・単元数・公開規模は?
■株数などに関する情報 | ||||||
発行済株式数(上場時) | 1126万6000株(予定) | |||||
公開株式数 |
公募40万株 売出-株 (オーバーアロットメントによる売出6万株) |
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想定公開規模 | 4.6億円~5.1億円(OA含む) |
ラクスは、クラウド事業とIT人材派遣が主力の企業
大企業で使用されるようなシステムを中小企業向けにクラウド方式で提供するクラウド事業、ITエンジニアに特化した正社員派遣サービスを提供するIT人材事業を行っている。
中小企業向けシステム提供企業のIPOは目新しさに欠け、想定仮条件水準の今期予想PERにも強い割安感は感じられないが、市場からの調達金額が5億円前後にとどまる小規模案件であり、需給妙味は強まりやすいと考えられる。日本郵政グループ3社の上場が成功したことや、株式市場に先高期待が高まっていることなども支援材料となりそうだ。
8月以降、公開規模10億円未満のマザーズIPO案件は、軒並み、公開価格を20%超上回る初値をつけている。株主構成上位を見ても、ほぼ役職員・関係者とみられる株主が多くなっており、目先は需給面の懸念は小さいと考えられる。
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ラクスの業績データ
■業績推移(単位:百万円・% ) | ||||||
決算期 | 売上高 (伸び率) |
経常利益 (伸び率) |
純利益 (伸び率) |
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2012/3 | 1,953(―) | 257(―) | 137(―) | |||
2013/3 | 2,381(21.9%) | 474(84.3%) | 289(111.4%) | |||
2014/3 | 2,804(17.8%) | 551(16.3%) | 111(-61.4%) | |||
2015/3 | 3,410(21.6%) | 555(0.7%) | 354(217.1%) | |||
2016/3予 | ―(―%) | ―(―%) | ―(―%) |
■連結業績推移(単位:百万円・% ) | ||||||
決算期 | 売上高(伸び率) | 経常利益(伸び率) | 純利益(伸び率) | |||
2014/3 | 2,805(―) | 424(―) | 200(―) | |||
2015/3 | 3,413(21.7%) | 447(5.6%) | 378(88.6%) | |||
2016/3予 | 4,014(17.6%) | 561(25.2%) | 353(-6.8%) | |||
2015/9 2Q | 1,943(―%) | 382(―%) | 254(―%) | |||
予想EPS/配当 | 単独:-円 連結:31.33円(上場時発行済株式数で試算)/3.55円 |
ラクスの業績コメント
2016年3月期の業績は、売上高が前期比17.6%増の40.1億円、経常利益が同25.2%増の5.6億円と増収増益の見通しとなっている。
足元の情報通信サービス市場では、企業のクラウドサービス利用の増加及びインターネットサービスの多様化による旺盛なITエンジニア需要を背景に、引き続き成長を続けている。
このような経営環境の中、同社グループは持続的な利益成長を目指し、売上高の拡大に取り組んできた。具体的には、インターネット媒体への広告掲載や展示会への出展を通じて認知度の向上に努めるとともに、既存サービスの機能改善に注力してきた。
クラウド事業は営業人員の増強、既存サービスのバージョンアップを継続的に行ったことにより、主力サービスである「メールディーラー」・「配配メール」の契約数が順調に伸長した。
また、特に注力している「楽楽精算」については、契約数、売上高ともに大きく伸長した。IT人材事業は、企業収益の改善に伴うIT投資の増加や、慢性的なITエンジニア不足を背景に稼働人員数が増加した。
なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高19.4億円で48.4%、経常利益3.8億円で68.0%となっている。
ラクスの詳細情報
■基本情報 | ||||||
所在地 | 大阪府大阪市北区梅田三丁目 | |||||
代表者名(生年月日) | 代表取締役社長 中村 崇則(昭和48年1月27日生) | |||||
設立 | 平成12年11月1日 | |||||
資本金 | 1億4985万円(平成27年11月4日現在) | |||||
従業員数 | 新規上場会社349人 連結会社377人(平成27年9月30日現在) | |||||
事業内容 | 問合せメール共有・一元管理システム等のクラウド方式による開発・販売、ITエンジニアの派遣 |
■売上高構成比率(2015/3期 実績) | ||||||
品目 | 金額 | 比率 | ||||
クラウド事業 | 2,237 百万円 | 65.6% | ||||
IT人材事業 | 1,175 百万円 | 34.4% | ||||
合計 | 3,413 百万円 | 100.0% |
■大株主上位10位 | ||||||
順位 | 株主名 | 保有株数 | 保有シェア | |||
1 | 中村 崇則 | 414万株 | 38.10% | |||
2 | 浅野 史彦 | 87万株 | 8.01% | |||
3 | 松嶋 祥文 | 85万2000株 | 7.84% | |||
4 | 井上 英輔 | 74万株 | 6.81% | |||
5 | ラクス従業員持株会 | 71万6000株 | 6.59% | |||
6 | 本松 慎一郎 | 58万株 | 5.34% | |||
7 | 小川 典嗣 | 27万株 | 2.48% | |||
8 | 野島 俊宏 | 26万株 | 2.39% | |||
9 | 株式会社セプテーニ | 24万株 | 2.21% | |||
9 | 公手 真之 | 23万株 | 2.12% | |||
合計 | 889万8000株 | 81.89% |
■その他情報 | ||||||
手取金の使途 | 東京本社オフィスの移転に伴う差入保証金の差入及び設備資金として、人材採用費用として、成長サービスである「楽楽精算」の市場シェア拡大を目的とした広告宣伝費として、業容拡大に伴うサーバー等の増強費用として充当し、残額はクラウド事業における「楽楽精算」以外のサービスの広告宣伝費に充当する予定。 | |||||
関係会社 | RAKUS Vietnam Co., Ltd. (連結子会社) クラウド事業 | |||||
VC売却可能分(推定) | -社 -株(売出し・保有期間などの制限があるもの以外) | |||||
直近有償第三者割当 | 年月日 | - | ||||
割当先 | - | |||||
発行価格 | - |
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ラクスの銘柄紹介
同社グループは、同社及び連結子会社1社により構成される。大企業で使用されるようなシステムを簡単に使用できるクラウドサービス等を中小企業に提供する。具体的には、主に中小企業向けシステムをクラウド方式で提供するクラウド事業と、Java、Linux/Unixを中心としたWebシステムの開発やインフラ業務に強みを持つITエンジニアを派遣するIT人材事業を行っている。
(1)クラウド事業
交通費・旅費・経費精算システム「楽楽精算」、問い合わせメール共有・一元管理システム「メールディーラー」、メール配信システム「配配メール」、Webデータベース「働くDB」等のクラウド方式によるシステムを開発・販売・保守している。
コンピューターが得意ではない顧客でもマニュアルを読むことなく直感的に扱えるサービスを理想として、システム開発、Webデザイン、マーケティング、カスタマーサポートサービスを一貫してグループ内で行える体制を整えている。
また、営業担当者やカスタマーサポート担当者が直接顧客のご要望を収集し、開発者にフィードバックすることにより、操作性の改善や機能追加等のバージョンアップを繰り返し、顧客目線に立った使いやすいサービスを提供している。主なクラウドサービスは次のとおり。
(1A)交通費・旅費・経費精算システム「楽楽精算」
「楽楽精算」は、「交通費・旅費・経費」等の「申請・承認・精算・仕訳」をクラウド方式で行うシステムである。申請に使用したデータをそのまま流用して精算でき、書類の作成・押印の手間を省ける。また、仕訳データや振込データの自動作成機能により、経理部門の仕訳登録作業及び振込登録作業の軽減が可能となっている。
(1B)問い合わせメール共有・一元管理システム「メールディーラー」
「メールディーラー」は、同社独自開発のメールサポート用システムであり、クラウド方式で販売している。システム上でのメールの一元管理・共有を行うことで、各ユーザはWebブラウザ上からアクセスしてメール対応を行う。
(1C)メール配信システム「配配メール」
「配配メール」は、低価格ながらメールマーケティング及びその効果測定に必要十分な機能を備えた、クラウド方式で提供するメール配信システムである。クリックカウント、開封チェック、レポートのグラフ表示等、マーケティングの効果測定に不可欠な分析機能を備えている。
(1D)Webデータベース「働くDB」
「働くDB」は、幅広い用途に活用することができる、クラウド方式のWebデータベースである。表計算ソフト等に比べ、各種データの共有管理が容易となっている。
(2)IT人材事業
ITエンジニアに特化した正社員派遣サービスを提供している。特長は、創業時に事業としていたITエンジニアスクールの人材育成ノウハウを活用し、体系的かつ継続的にITエンジニアの品質を向上させることである。
また、営業担当、育成担当が定期的に開催する社内研修やイベント等を通じて、ITエンジニアとのコミュニケーションを密にとることにより、個々の特性を理解し、顧客企業のニーズに対して最適な提案を行っている。この仕組みにより、同社サービスの高付加価値化と稼働率の向上を実現している。
ラクスの投資のポイント
市場からの調達金額が5億円前後にとどまる小規模案件であり、需給妙味は強まりやすいと考えられる。日本郵政グループ3社の上場が成功したこと、株式市場に先高期待が高まっていることなども支援材料となりそうだ。
一方、中小企業向けシステム提供企業のIPOは目新しさに欠け、想定仮条件水準の今期予想PERにも強い割安感は感じられず、国内外の機関投資家からの買いは入りにくいだろう。あくまで、短期資金中心の相場展開を想定。同社上場の翌週にIPOラッシュを迎えることもあり、換金売り圧力などは早い段階で強まりやすくなるとも考えられる。
同社は、大企業で使用されるようなシステムを中小企業向けにクラウド方式で提供するクラウド事業と、ITエンジニアに特化した正社員派遣サービスを提供するIT人材事業を行っている。IT人材事業は売上構成比の3分の1を占めており、今後も規制緩和などの動きが期待される。人材関連銘柄としての位置づけが高まる可能性などもあろう。
業績面について、2016年3月期の業績は、売上高が前期比17.6%増の40.1億円、経常利益が同25.2%増の5.6億円と増収増益の見通しとなっている。主力サービスである「楽楽精算」「メールディーラー」「配配メール」などが総じて順調なほか、IT人材事業も慢性的なITエンジニア不足を背景に稼働人員数が増加している。通期計画に対する経常利益進捗率は68.0%で目先の業績不安は乏しい。
8月以降、公開規模10億円未満のマザーズIPO案件では、パルマ<3461>、アクアライン<6173>、ベステラ<1433>、ピクスタ<3416>、パートナーエージェント<6181>と軒並み、公開価格を20%超上回る初値を示現している。株主構成上位を見ても、ほぼ役職員・関係者とみられる株主が多くなっており、目先は需給面の懸念は小さいと考えられる。
同社上場日の一両日中は他にIPOもなく、資金分散懸念なども乏しいだろう。11/19上場予定のロゼッタ<6182>など、小型案件の人気化が鮮明化すれば、一段と初値パフォーマンスは向上する余地もあろう。
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【2024年11月1日時点】
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◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
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◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |