<今回のまとめ>
1.先週はパリ同時テロにもかかわらず株式市場は強かった
2.今週は感謝祭の週である
3.感謝祭の週は、経験則として相場が高い
4.ブラック・フライデーは小売業にとって重要な日
5.スマホの普及でブラック・フライデーの重要性は薄れた
6.マクドナルド、GE、デュポンなどを継続保有せよ
パリ同時テロにもかかわらず相場は強い
先週の米国株式市場はパリ同時テロという悪材料があったにもかかわらず堅調でした。
ダウ工業株価平均指数は週間ベースで+3.36%、S&P500指数は+3.27%、ナスダック総合指数は+3.58%でした。
これら三指数ともにそれぞれの200日移動平均線を上回りました。

11月の第4木曜日は感謝祭。
感謝祭の前後は相場が高いアノマリー
感謝祭(サンクスギビング・デー)とは秋の収穫を感謝するための国民の休日を指し、アメリカでは毎年11月の第4木曜日と決められています。この日、株式市場はお休みです
今年は11月26日が感謝祭になります。なおその翌日の金曜日は、半日立会いです。
相場のアノマリーから言えば、感謝祭の前後は相場が高いことで知られています。
実際、過去60年のダウ工業株価平均指数を調べてみると、感謝祭前日の水曜日は実に78%の確率で、感謝祭翌日の金曜日は73%の確率で、相場が高かったです。

したがって今週のストラテジーとしては引き続きロング(買い)のポジションを持ち続けるべきだと思います。
感謝祭翌日のブラック・フライデーは
昔とは意味合いが違ってきている
さて、感謝祭の翌日の金曜日は、「ブラック・フライデー」と呼ばれます。
この日はクリスマス商戦の火ぶたが切って落とされる日であり、1年でいちばん小売店が忙しい日だと言われています。
例年、ブラック・フライデーには特売を行う小売店が多く、買い物客は安売りを目当てに深夜の開店前に行列を作ります。
ただ近年は開店と同時に店舗に殺到する来店客同士の揉め事が多発しており、フィーバーし過ぎのブラック・フライデーに対して批判的な意見も増えています。
また来店客はスマホで自分が買おうとしている安売りが本当に一番有利な値段なのかどうかを瞬時に比較ショッピング出来るようになったので、ムダな行列を止める消費者も増えています。
このようなことから、ブラック・フライデー1日の売上成績でクリスマス商戦全体を占うのは不適切になってきていると思います。

マクドナルドやGEなどを引き続き買え!
さて、銘柄ですが、マクドナルド(ティッカーシンボル:MCD)、ゼネラル・エレクトリック(ティッカーシンボル:GE)、デュポン(ティッカーシンボル:DD)、ダウ・ケミカル(ティッカーシンボル:DOW)、エクソン・モービル(ティッカーシンボル:XOM)など、本コラムで何度も言及してきた銘柄を、引き続き保有するのがベストだと思います。

【※米国株を買うならこちらの記事もチェック!】
⇒米国株投資で注意が必要な「為替」と「税金」とは?「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA口座」で投資をして、口座内に「米ドル」を残さないのがポイント!
【2022年7月1日時点】
「米国株」取扱数が多いおすすめ証券会社 |
◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
5100銘柄以上 | 約定代金の0.495% ※最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル |
【マネックス証券のおすすめポイント】 5100銘柄以上の米国株と約2600銘柄の中国株を取り扱っており、外国株式の取り扱い銘柄数の多さはトップクラス。米国株は最低手数料0ドルから購入可能。買付時の為替手数料0円(売却時は1ドルあたり25銭)なので、実質的な取引コストを抑えることができる。さらに、外国株取引口座に初回入金した日から20日間は、米国株取引手数料(税込)が最大3万円がキャッシュバックされる。また、米国ETFの中で「USAプログラム」対象銘柄は実質手数料無料(キャッシュバック)で取引が可能。さらに中国株の手数料は業界最低レベルで、約定金額の0.275%(下限49.5香港ドル~上限495香港ドル)。しかもNISA口座なら、日本株の売買手数料が無料なのに加え、外国株(海外ETF含む)の購入手数料も全額キャッシュバックされて実質無料! 企業分析機能も充実しており、一定の条件クリアすれば銘柄分析ツール「銘柄スカウター米国株」「銘柄スカウター中国株」が無料で利用できる。 |
|
【関連記事】 ◆【マネックス証券の特徴とおすすめポイントを解説】「単元未満株」の売買手数料の安さ&取扱銘柄の多さに加え、「米国株・中国株」の充実度も業界最強レベル! |
|
◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
5100銘柄以上 | 約定代金の0.495% ※最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル |
【SBI証券のおすすめポイント】 ネット証券最大手だけあって、米国、中国(香港)、韓国、ロシアからアセアン各国(ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)まで、外国株式のラインナップの広さはダントツ! 米国株は手数料が最低0米ドルから取引可能で、一部米国ETFは手数料無料で取引できる。米ドルの為替レートは「片道25銭」と他の証券会社と同じレベルだが、住信SBIネット銀行の外貨預金口座から入金すれば「片道4銭」で両替可能。差額の21銭は1ドル=108円なら約0.19%に相当するので、かなりお得だ。あらかじめ設定した金額か株数(口数)で定期的に買付する「米国株式・ETF定期買付サービス」が便利。 NISA口座なら、日本株の売買手数料だけでなく、海外ETF(米国・中国・韓国)の買付手数料も無料に。米国企業情報のレポート「One Pager」、銘柄検索やソートに使える「米国株式決算スケジュールページ」や「米国テーマ・キーワード検索」、上場予定銘柄を紹介する「IPOスピードキャッチ!(米国・中国)」など情報サービスも多彩。また、2021年4月から米国株式取引専用の「米国株アプリ」が登場した。インドネシアやタイなどのアセアン各国に関しては、主要約70銘柄の個別企業レポート「ASEANアナリストレポート」を提供している。 |
|
【関連記事】 ◆【SBI証券の特徴とおすすめポイントを解説!】株式投資の売買手数料の安さは業界トップクラス! IPOや米国株、夜間取引など、商品・サービスも充実 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! |
|
◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
5100銘柄以上 | 約定代金の0.495% ※最低手数料0米ドル、上限手数料20米ドル |
【楽天証券おすすめポイント】 米国、中国(香港)、アセアン各国(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)と、幅広い銘柄がそろっているうえ、海外ETFの取り扱い数も、米国ETF約350本を含む、約400本と業界No.1! 所定の米国ETF9銘柄については買付手数料が無料で取引ができる。米国株式の注文は、最大90日先まで指値注文が有効で、「約定通知メール」サービスとあわせて利用すると便利。米国株の注文受付時間が、土日、米国休場を含む日本時間の朝8時~翌朝6時と長いので、注文が出しやすいのもメリット。アセアン株式の情報も充実。財務分析でよく使われるPERなどの主な指標、過去5年間の業績推移や今後2年間の業績予想もチェックが可能だ。NISA口座なら買付手数料が無料(売却時の手数料は必要)なのもメリットだ。取引から情報収集までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名。さらに、スマホ向けトレードアプリ「iSPEED」でも米国株取引が可能になった。ツール内では日経新聞の記事を無料で読むこともできる。 |
|
【関連記事】 ◆【楽天証券おすすめのポイントは?】トレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!投資信託や米国や中国株などの海外株式も充実! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい! |
|
◆DMM.com証券(DMM株) ⇒詳細情報ページへ | |
米国株の取扱銘柄数 | 取扱手数料(税込) |
1900銘柄以上 | 無料 |
【DMM.com証券おすすめポイント】 2019年12月に米国株の売買手数料を完全に無料化したことで、取引コストに関しては一歩リード!ただし、配当金が円に両替される際の為替スプレッドが1ドルあたり1円と高いので、割り狙いで長期保有する人は注意が必要だ。取扱銘柄数は少なめだが、FAANGなどの有名IT株やバンガードなどの人気ETFは、きちんと網羅されている。他社と違う点としては、外貨建ての口座がなく、売却時の代金や配当が自動的に受け付けから円に交換されること。その後で持っておきたい人にはデメリットだが、すべて円で取引されるため初心者にとってはわかりやすいシステムと言えるだろう。また、米国株式と国内株式が同じ無料取引ツールで一元管理できるのもわかりやすい。米国株の情報として、米国株式コラムページを設置。ダウ・ジョーンズ社が発行する「バロンズ拾い読み」も掲載されている。 |
|
【関連記事】 ◆DMM.com証券「DMM株」は、売買手数料が安い!大手ネット証券との売買コスト比較から申込み方法、お得なキャンペーン情報まで「DMM株」を徹底解説! ◆【証券会社比較】DMM.com証券(DMM株)の「現物手数料」「信用取引コスト」から「取扱商品」、さらには「最新のキャンペーン情報」までまとめて紹介! |
|
【米国株の売買手数料がなんと0円!】 |
※ 本記事の情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。 |