東証マザーズに上場した銘柄のうち、株主数が2200人以上、時価総額が40億円以上、直近2期の経常利益の合計が5億円以上などの条件を満たしている株は、1年間後には東証1部への市場変更が申請できる。つまり“昇格”のチャンスが生まれるわけだ。昇格時には投資信託の買いなども入りやすく株価は上昇しやすい。そうした銘柄の先回り買いで儲けを狙え!
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東証1部昇格への期待から解禁日に向けて上昇!
株価が一気に上昇するチャンスは市場変更にあり
東証1部銘柄になると、出資者との約束上、マザーズ銘柄では保有できなかった機関投資家が運用ポートフォリオに組み入れられるようになるので、長期的に株価が上がる可能性が出てくる。それを期待して、市場変更が承認される直前に株価が大きく上昇することがある。
このチャンスをつかむためには、昇格の条件を満たしている銘柄をピックアップしておき、申請が解禁される上場1年後よりも1~2カ月ほど前の段階で買いを入れておく。つまり、上場後10カ月後から11カ月後あたりが買いのチャンスになる。
くれぐれも注意したいのは、承認が出てから買っても手遅れとなる可能性が高いこと。上に示したファーストロジック(6037)の値動きを見てもわかるように、承認が出た途端に株価は天井を打ち、市場変更時までには大きく値を下げるケースが多いからだ。
もっとも長い目で見れば、機関投資家の買いによって、再び株価がじりじりと上がる可能性もある。長期投資を狙うなら、市場変更の発表後に材料出尽くしで株価が下がったところで買うのもありだ。
これからの東証1部への市場変更により
株価の上昇が期待できる銘柄とは?
システムインテグレーターのPCIホールディングス(3918)は、時価総額が100億円以上で、直近2期の経常利益が計11億円超と資格十分。
ICTインフラの性能監視システムを開発するアイビーシー(3920)は、話題の先端技術ブロックチェーンの開発にも携わるなど、潜在成長力が高い。売上高が11億円と小粒ではあるが、それだけに将来の成長が楽しみな銘柄だ。
定期購読に特化したオンライン書店を展開する富士山マガジンサービス(3138)は、1万誌以上の雑誌を取り扱い、デジタル雑誌の売上げが伸びて連続で最高益を更新。
リンゴ皮むき工法というユニークなプラント解体技術を持つべステラ(1433)も、老朽化したプラントの廃棄需要の高まりとともに成長が期待できる。
セレクトショップを展開するSTUDIOUS(3415)も過去2期の経常利益が計12億円超と業績好調。
健康食宅配大手のファンデリー(3137)は、株価が底を打った兆しも表れており、市場変更で大きく上がる可能性がある。
今こそ、先回り買いのチャンスだ。
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【2024年12月2日時点】
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◆SMBC日興証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
19社 52社 |
24社 47社 |
26社 80社 |
10%:1人1票の平等抽選 最大5%:「ステージ別抽選」※1 |
345万 |
【ポイント】 大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「日本郵政グループ3社」や「JR九州」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、2019年2月からは、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」がスタート。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。 ※1 預かり資産残高などによって決まる「ステージ」ごとに、別途抽選票数が割り当てられる。 |
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◆SBI証券 | ||||
主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) | ネット配分・抽選方法 | 口座数 | ||
2023 | 2022 | 2021 | ||
21社 91社 |
13社 89社 |
21社 122社 |
60%:1単元1票の平等抽選 30%:「IPOチャレンジポイント」順に配分 10%:知識・経験・資力と取引状況を踏まえて配分 |
1245万 ※ |
【ポイント】 ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2023年は全96社中91社と約95%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。 ※SBIネオトレード証券、FOLIOの口座数を含んだSBIグループ全体の口座数。 |
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※ 主幹事数、取扱銘柄数はREITを除く。口座数は2023年12月末時点。 |