IPO株の攻略&裏ワザ情報!

「JX金属」のIPOは買い!? IPO専門家による「初値予想」のほか、上場スケジュールや仮条件、公開価格、主幹事、取扱証券会社など注目の超大型IPOを解説!

2025年2月27日公開(2025年2月28日更新)
ザイ・オンライン編集部
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JX(ジェイエックス)金属が3月19日のIPO(新規上場)を発表!
上場時時価総額8000億円超、公開規模4600億円超の超大型IPOに

 JX金属は2025年2月14日、東京証券取引所への上場申請が承認され、3月19日に東証プライム市場へIPO(新規上場)することが決定した。上場時の時価総額は8003億円、公開規模は4611億円超と、2024年にIPOした東京メトロ(公開規模3486億円)やキオクシア(公開規模1150億円)を超える超大型IPOとして注目を集めている。

 そこで今回はJX金属のIPOのスケジュールや公開価格など基本的な情報をまとめて掲載。さらに、IPOに詳しいダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチのアナリスト・小林大純さんに「JX金属IPOの人気はどうか?」「初値での値上がりは期待できるのか?」などの見通しを分析してもらった。
【※関連記事はこちら!】
IPOの当選確率を上げるための「証券会社の選び方」と「申し込む優先順位」を解説! IPOの当選確率を上げるには「資金繰り」と「抽選配分」をチェックしよう!

JX金属のIPOの申し込み期間は「3月3〜7日」の5日間!
主幹事はSMBC日興証券などでSBI証券、楽天証券からも申し込み可能

 JX金属(5016)のIPOのスケジュール詳細や想定発行価格、公開規模、取扱証券会社など、基本的な情報をまとめたのが以下の表だ。

■「JX金属」の概要
会社名 JX金属(じぇいえっくすきんぞく)株式会社
(JX Advanced Metals Corporation)
市場・コード/業種 プライム市場・5016/非鉄金属
所在地 〒105‐8417 東京都港区虎ノ門2-10-4
代表者 代表取締役社長/林 陽一
事業の内容 半導体材料、情報通信材料の製造及び販売、資源開発、金属の製錬、リサイクル 
■「JX金属」IPO(新規上場)の基本情報
スケジュール
仮条件提示 3月2日(日)
ブックビルディング(抽選申込)期間 3月3日(月)~7日(金)
公開価格決定 3月10日(月)
購入申込期間 3月11日(火)~14日(金)
上場日 3月19日(水)
株数・公開規模などに関する情報
想定発行価格(想定仮条件) 862円
仮条件(10月7日決定) ―円〜―円
公開価格(10月15日決定) ―円
1単元の株式数 100株
上場時発行済株式数 9億2846万3102株(予定)
上場時時価総額 8003億3519万3924円(想定発行価格で計算)
公開株式数 公募 なし
売出 4億6516万100株
(国内:3億467万9900株、海外:1億6048万200株
※1
OAによる売出 6977万4000株
合計 5億3493万4100株
公開規模(OA含む) 4611億1319万4200円(想定発行価格で計算)
初値
初値(初値騰落率)
最新チャート
取扱証券会社に関する情報
取扱証券会社
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
大和証券(主幹事証券)
みずほ証券(主幹事証券)
​三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券)
モルガン・スタンレーMUFG証券(主幹事証券)
JPモルガン証券(主幹事証券)
​野村證券(主幹事証券)
SMBC日興証券(主幹事証券)
水戸証券
めぶき証券
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)
大和コネクト証券
DMM.com証券
※1 最終的な内訳は公開価格決定日(3月10日)に決定。

 JX金属は銅を中心とする非鉄金属の大手で、ENEOSグループの中核事業会社。古くは1905年に開業した日立鉱山が源流で、その後、数多くの合併や再編を経て、2016年に現在の「JX金属」に社名を変更した。

 事業は、世界シェア64%の半導体用スパッタリングターゲットなどを扱う「半導体材料セグメント」と世界シェア78%の圧延銅箔などを扱う「情報通信材料セグメント」、資源事業や金属・リサイクル事業を行う「基礎材料セグメント」の3つに分かれている。

 現在、JX金属の株式はENEOSホールディングス(5020)が100%保有しており、今回のIPOではそのうち最大57.62%(OS含む)が売り出される。想定発行価格は862円、公開株式数は約4億6516万株なので、公開規模は約4611億円、上場時の時価総額は約8003億円の超大型IPOとなる。

 過去の超大型IPOと比較すると、2018年上場のソフトバンク(公開規模2兆6461億円)や2015年上場の日本郵政(公開規模6930億円)などには及ばないものの、2016年上場のJR九州(公開規模4160億円)、2024年上場の東京メトロ(公開規模3486億円)に並ぶ規模だ。

 JX金属のIPO株を買うには、ブックビルディング期間(抽選申込期間)の2025年3月3日(月)〜7日(金)にJX金属のIPOを取り扱っている証券会社から申し込むことが必要。なお、証券会社によって多少ルールが異なるが、申し込みは最終日の午前11時頃に締め切られるケースが多いので、申し込み手続きは余裕を持って済ませておこう。

 IPO株の株価、つまり公開価格は3月10日(月)に決定するが、一般的には想定価格である862円から大きく離れることはない。1単元は100株なので、1口(1単元)ごとに9万円程度の資金が必要となる計算だ。当選確率を上げるため複数の証券会社からの申し込みを考えている人は、あらかじめ「9万円×申込口数」の資金を準備しておこう。

 逆に言えば、投資資金から申し込める単元数が決まるので、そのなかでどの証券会社を使って申し込むかを考える必要がある。例えば、IPOに回せる資金が20万円なら2単元申し込めるので、少しでも当選確率が高そうな取扱証券を最大2社選ぶことになる。

 証券会社を選ぶ際、最もおすすめなのはSMBC日興証券などの主幹事証券。主幹事証券は割り当てられる株数が圧倒的に多いので、当選確率が高いことが期待できる。
【※関連記事はこちら!】
IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

  また、主幹事証券のグループ証券も隠れた狙い目。主幹事証券からIPO株が回ってくるので、一般的な幹事証券より割当株数が多い場合があるからだ。具体的には大和証券のグループ証券・大和コネクト証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券のグループ会社・三菱UFJ eスマート証券が該当する。

JX金属の初値が大きく上昇することは期待しにくいが、
半導体材料分野の成長性への期待や超大型IPOへの根強い人気に期待

 ここからは、JX金属のIPOは「買い」なのかどうか、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチのアナリスト・小林大純さんに解説してもらおう。

 まず、IPOを評価するために重要となる業績推移と投資指標を以下にまとめた。

■業績推移(連結)(単位:百万円・% )
決算期 売上高
(伸び率)
営業利益
(伸び率)
当期利益
(伸び率)
2023/3 1,638,484
(―)
72,925
(―)
36,930
(―)
2024/3 1,512,345
(▲7.7%)
86,172
(24.3%)
102,624
(177.9%)
2025/3
(予想)
700,000
(▲53.7%)
95,700
(11.1%)
54,300
(▲47.1%)
■投資指標
EPS(1株当たり利益)※当期予想 58.48円
PER(株価収益率)※当期予想 14.7倍
(想定発行価格で計算)
BPS(1株当たり純資産)※前期実績 675.73円
PBR(自己資本利益率)※前期実績 1.28倍
(想定発行価格で計算)
ROE(自己資本利益率)※前期実績 16.4%

 業績推移を見て気になるのは、2025年3月期の売上高と利益が半減している点だ。これに関しては、JX金属の長期戦略が関係していると小林さんは解説する。

 「JX金属の事業は大きく半導体材料セグメントと情報通信材料セグメント、基礎材料セグメントの3つに分かれており、2024年までは基礎材料セグメントが売上高や利益の大半を占めていました。しかし、2024年5月に公表した『中長期の事業戦略および事業目標について』で、半導体セグメントと情報通信材料セグメントを成長戦略の要である『フォーカス事業』と位置づけ、利益構成比を2028年3月期には半導体材料セグメントを45%以上、フォーカス事業を67%以上に引き上げることを目標に設定。そのうえで、2024年3月期から2028年3月期まで営業利益を全体で年平均10~15%、フォーカス事業で年平均35~40%の成長を目指す目標を定めました」(小林さん)

 この事業シフトの一環として、JX金属は2023年12月にパンパシフィック・カッパー社の株式の一部を丸紅に譲渡。その結果、2025年3月期はパンパシフィック・カッパー社が連結子会社から持分法適用会社に変更され、基礎材料セグメントが大幅に縮小。2024年3月期と2025年3月期のセグメント別の売上高を比べると、半導体材料セグメントと情報通信材料セグメントが伸びているなか、基礎材料セグメントが1/4以下に減少している。つまり、当期の売上高と利益の縮小は、計画通りのことだと判断できる。

 また、事業シフトにより「類似企業としてどの企業と比較すべきか」という点が難しくなったことにも注意が必要だ。

 「半導体セグメントの主力事業のひとつは、世界シェア64%を誇る『半導体用スパッタリングターゲット』です。事業シフトを反映してか、JX金属のIPOの想定公開価格から計算した株価指標は、住友金属鉱山(5713)三菱マテリアル(5711)などの非鉄金属大手よりも、東ソー(6726)デクセリアルズ(4980)などスパッタリングターゲットを扱う半導体材料メーカーに近い水準に設定されているように思います」(小林さん)

■類似会社との比較
企業名  PER(今期予想) PBR(前期実績)
JX金属(5016) 14.7 1.28



住友金属鉱山(5713) 29.5 0.51
三菱マテリアル(5711) 8.3 0.47
DOWAホールディングス(5714) 9.1 0.73
三井金属(5706) 4.3 0.87




東ソー(4042) 10.8 0.83
デクセリアルズ(4980) 14.3 4.46
アルバック(6728) 12.0 1.25

 上場後の配当については「配当性向20%程度」という基本方針に基づき、2025年3月期の期末配当「12円」がベース水準と予想。配当利回りは1.39%と高くはないので、高配当株ニーズを狙った戦略とは考えづらいと小林さんは分析する。

■配当
1株当たり配当金額 103.55円
12円
配当利回り 16.36%
1.39%

(想定発行価格で計算)
※ 期末配当。上場後の基本水準(配当性向20%)と考えられる。

 「総合的に見て、JX金属の想定公開価格に対する評価は『割安』『高配当』という印象は乏しく、世界シェアトップを誇る半導体材料スパッタリングターゲットを軸として『今後の成長が期待できるかどうか』が焦点となりそうです。主幹事証券としては4600億円規模の公開株を売り切る自信が十分にあるのだとは思いますが、まずは3月2日に決まる仮条件で機関投資家などからの評価を探りたいところです」(小林さん)

 とは言え、「東証プライム上場の大型IPOは株価堅調だという期待は根強くありそう」と予想する。

 「2024年に大型IPOとして上場した東京メトロ(9023)は、公開価格比で+35.8%という初値をつけました。また、同じく2024年に上場したキオクシアホールディングス(285A)は初値こそ-1.0%と公募割れしましたが、その後、株価が大きく上昇しました。こうした大型IPOへの根強い人気を踏まえ、JX金属の現時点での初値予想は公開価格比で+0~10%(862〜948円)です」(小林さん)

 参考までに、2014年以降の超大型IPOの初値騰落率を以下にまとめておこう。

■公開規模1000億円以上のIPOとの比較(2014年以降)
上場日 会社名(コード) 公開規模 初値騰落率
2015/11/4 日本郵政(6178) 6930億円 16.5%
2015/11/4 かんぽ生命保険(7181) 1452億円 33.1%
2015/11/4 ゆうちょ銀行(7182) 5980億円 15.9%
2016/7/15 LINE(3938)※2020年12月上場廃止 1328億円 48.5%
2016/10/25 JR九州(9142) 4160億円 19.2%
2017/12/13 SGホールディングス(9143) 1276億円 17.3%
2018/6/19 メルカリ(4385) 1307億円 66.7%
2018/12/19 ソフトバンク(9434) 2兆6461億円 −2.5%
2023/10/25 KOKUSAI ELECTRIC(6525) 1245億円 15.0%
2024/10/23 東京メトロ(9023) 3486億円 35.8%
2024/10/25 リガク・ホールディングス(6098) 1261億円 -4.4%
2024/12/18 キオクシアホールディングス(285A) 1150億円 -1.0%
2025/3/19 JX金属(5016) 4611億円
※ 想定発行価格で計算。

 なお、今回、東京メトロのIPOを分析してくれた小林さんは、無料のメールマガジン「デイリーZAi」でも情報を発信中。イチ早く最新マーケット情報をゲットしたい人は、ぜひ「デイリーZAi」の購読を検討して欲しい。
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当選確率を少しでも上げたい人は、主幹事のSMBC日興証券や
主幹事のグループ会社の三菱UFJ eスマート証券、大和コネクト証券が狙い目

 最後にJX金属のIPOの申し込み方法について、改めてまとめておこう。

 JX金属のIPOに申し込みたい人は、3月3日(月)~7日(金)のブックビルディング期間中に以下の取り扱い証券会社から手続きをする必要がある。ほとんどのネット証券ではNISA口座の成長投資枠でIPOを買えるので、NISAを活用するのもおすすめだ。
【※関連記事はこちら!】
【新NISA口座おすすめ比較】「IPO投資」に当選しやすい証券会社から選ぶ! 主幹事数や取扱銘柄数でおすすめの証券会社はココだ

■取り扱い証券会社(2025年2月27日時点。割当は変更になる場合があります)
証券会社名
(※青文字はクリックで詳細ページへ)
引受シェア 口座開設
SMBC日興証券
[最短即日で取引可能]
SMBC日興証券の公式サイトはこちら!
SBI証券
[最短翌日に取引可能]
SBI証券の公式サイトはこちら!
楽天証券
[最短翌日に取引可能]
楽天証券の公式サイトはこちら!
マネックス証券
[最短翌日に取引可能]
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三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券
[最短翌日に取引可能]
auカブコム証券証券の公式サイトはこちら!
大和コネクト証券
[最短3日後に取引可能]
大和コネクト証券証券の公式サイトはこちら!
大和証券(主幹事証券)  
みずほ証券(主幹事証券)  
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事証券)  
モルガン・スタンレーMUFG証券(主幹事証券)  
JPモルガン証券(主幹事証券)  
野村證券(主幹事証券)  
水戸証券  
めぶき証券  
注)表内の最短取引開始日数は、あくまでも手続きが順調に進んだ場合の目安です。申し込み時間や営業日、郵便事情、証券会社側の状況などにより、表記の日数より時間がかかる場合があります

 IPOは抽選になるので、少しでも当選確率を上げたい人は、なるべく多くの証券会社から申し込むのが基本戦略となる。

 ただし、前述したように、一部の証券会社以外は、抽選申し込み時や抽選前までに口座へ購入資金を入金しなければならない。1単元100株なので、もし公開価格が900円なら1口申し込むのに9万円、仮に5社から申し込むには45万円の資金を準備して各証券会社の口座に振り分ける必要がある。

 おすすめの証券会社は、まずSMBC日興証券などの主幹事証券。また、大和コネクト証券三菱UFJ eスマート証券など、主幹事証券のグループ証券も隠れた狙い目と言える。
【※関連記事はこちら!】
IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!

 ただし、多くの証券会社ではIPOの当選後に購入申し込みをキャンセルできるが、一部の証券会社では当選後のキャンセルができなかったり、キャンセルすると一定期間IPOに申し込めなくなるなどのペナルティが課されるケースもあるので注意しよう。

 ちなみに口座開設を申し込むと、SMBC日興証券は最短で申し込み当日、SBI証券楽天証券マネックス証券三菱UFJ eスマート証券は最短で申し込み翌日に取引が可能となる。とは言え、申し込み時間や営業日、証券会社側の状況などにより口座開設が遅れることもあるので、IPOのために口座開設する人は日数の余裕を持って申し込んでおこう。
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【2024年】今すぐ口座開設できる証券会社! 最短“申込当日”に取引できるDMM.com証券、翌日に取引可能なSBI証券など、今すぐ株を買う方法を解説

 以上、今回は3月19日にIPOするJX金属のIPOについて基本的な情報と見通しをまとめた。

 JX金属のIPOは規模が大きいため、初値が何倍にも大きく上昇するようなことは見込めない。しかし、2024年に上場した東京メトロの初値が好調だったこともあって、今回も同じ超大型IPOとして投資家の注目が集まっており、10〜20%程度の初値騰落率は十分に期待できる。

 もしこの記事を読んでJX金属のIPOに興味が湧いた人は、ブックビルディング(抽選)への申し込みを検討してみるといいだろう。
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小林大純氏・画像
小林大純(こばやし・ひろずみ)
ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ アナリスト。早稲田大学法学部卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科(現経営管理研究科)修了(MBA)。独立系金融情報会社を経て現職。市場動向から個別株まで、日本株全般を分析。特に新興市場で豊富な調査歴を持つ。現在、ダイヤモンド・ザイで『IPO株研究所』、メルマガ「デイリーZAi」でコラム『IPO株ココだけの話』を連載中。

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19社
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24社
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最大5%:「ステージ別抽選」
※1
345万
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大手証券の中でもIPOに力を入れており、例年、主幹事数・取り扱い銘柄数ともに全証券会社中でトップクラス! また、国内五大証券会社のひとつだけあり「キオクシアホールディングス」や「日本郵政グループ3社」「ソフトバンク」などの超大型IPOでは、主幹事証券の1社として名を連ねることも多い。10%分の同率抽選では、1人1単元しか申し込めないので資金量に関係なく誰でも同じ当選確率となっているのがメリット。さらに、預かり資産などによって当選確率が変わる「ステージ別抽選」も提供。平等抽選に外れた人を対象にした追加抽選で、最高ランクの「プラチナ」だと1人25票が割り当てられて当選確率が大幅にアップする。
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主幹事数(上)/取扱銘柄数(下) ネット配分・抽選方法 口座数
2024 2023 2022
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ネット証券にもかかわらず、主幹事数、取扱銘柄数ともに大手証券会社に引けをとらない実績を誇る。特に取扱銘柄数がダントツで、2024年は多少数が減ったものの全86社中76社と約88%のIPO銘柄を取り扱った。つまり、SBI証券の口座さえ持っていれば、ほとんどのIPO銘柄に申し込めると考えていいだろう。個人投資家への配分の100%がネット投資家へ配分されるのも魅力。1単元1票の抽選なので、多くの単元を申し込むほど当選確率は高くなる。当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」が、資金量・取引量と関係なく、IPOに申し込み続ければ誰にでも貯められるのもメリットだ。また、スマートフォン専用サイトでIPOの申し込みや情報確認ができるのも便利。
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