クレジットカードの達人!ゴールド&プラチナカード比較

クレジットカードは定年前後で見直しておこう!
50代でやっておきたいクレジットカードの見直し術&
シニア世代向けのおすすめのクレジットカードを紹介

【第33回】 2016年11月29日公開(2019年4月11日更新)
岩田昭男 [消費生活評論家]
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 今回は、「定年前後でのクレジットカードの見直し方」について解説します。

 仕事を持っている多くの人は、20代のときにクレジットカードを作っているのではないかと思います。一度作ったクレジットカードは、返済さえ滞らせなければ、基本的にいつまででも保有し続けることができます。何十年と持ち続ける中で、そのクレジットカード自体が新規発行されなくなったとしても、利用期限で切り替えるタイミングで、代替のクレジットカードが届けられます。

 しかし、長かった現役時代を終え、セカンドライフに突入してからも、同じクレジットカードを持っていていいのか? という疑問を抱いている人、心配している人もいるかもしれませんね。

 結論から言うと、現役時代と同じクレジットカードを持ち続けても、ダメということはありません。むしろ、「これからは年金生活になるのだから、そんなにクレジットカードでは買い物はしないだろう。年会費ももったいないし」などと考えて、所持しているクレジットカードを急いで解約してしまうことのほうがNGです。

 深く考えずに解約してしまうと、後々困る場合があります。「解約しなければよかった!」と後悔しても、定年後は現役時代のときほど気軽にクレジットカードを作れなくなるので、注意して行動しなければなりません。

クレジットカード会社が危惧しているのは
「支払い能力の低下」と「代金未回収」

 なぜ、定年後のシニア世代の人が気軽に新しいクレジットカードを作れないかといえば、第一の理由は、「現役世代よりも支払い能力が低いと見なされるから」です。定期的な給与収入が毎月入ってくる現役世代よりも、年金生活をしている人の信用力は低下してしまいます。そのため、新規のクレジットカードを作りづらくなるのです。

 続いて、シニア世代がクレジットカードを作りにくくなる第二の理由は、「利用代金の未回収リスクがあるから」です。

 クレジットカード会社にとって大きなリスクなのが、加入者の死亡により、クレジット代金の回収ができなくなることです。加入者の死亡後、法定相続人から取り立てるなどして回収するかどうかは各カード会社の約款によります。しかし、回収にかかるコストや、企業イメージの低下リスクを考えれば、積極的に行いたいことではないでしょう。

 シニア世代は、若い現役世代と比較すると、病気などで死亡するリスクが高いと見なされてしまいます。よって、現役を退いたシニア世代が、新規でクレジットカードを作るのは難しくなるのです。

 ちなみに、クレジットカード会社は、入会審査の年齢制限(上限)の有無を公表していないのが普通ですが、60代後半になると、それまでよりもさらに入会の難易度が上がり、80代ともなれば、どのクレジットカードであろうと、ほぼ審査に通るのは不可能となっているようです。

不要品を処分する感覚ですべてのカードを解約!
ところが、ネットショッピングが不便でストレスに…

 シニア世代がクレジットカードを作りにくくなる現実を踏まえると、定年後にクレジットカードを安直に解約してしまうのはよくない、という点は理解できたと思います。

 ここからは、実際にクレジットカードを解約したことで、不便になってしまった人(仮にAさんと呼びます)の実例を紹介します。

 Aさんは、地方都市で一人暮らしをしている70代の女性です。彼女は、年金生活に入るのを機に、10枚ほど所有していたクレジットカードをすべて解約しました。その中にはゴールドカードなどの年会費が発生するクレジットカードが何枚かあり、Aさんは老後生活の負担になると考え、解約に踏み切ったそうです。

 当初は、不用品を処分したような気持ちでスッキリしていたAさんですが、やがてミスを犯したことに気づきます。というのも、頻繁にしていたネットショッピングが、一気に不便になってしまったからです。

 ご存じのように、ネットショッピングはクレジットカード決済が便利です。クレジットカード決済にしておくと、宅配ボックスがあるマンションなどに居住していれば、荷物が届いたときに不在にしていても問題ありません。

 もちろん、代金引換やコンビニ振替などにすれば、クレジットカードなしでもネットショッピングはできますが、代引きの場合は現金の準備や、到着日に在宅していなければならないという制約が生まれます。コンビニ振替も、わざわざ店に出向くことを考えると億劫になるでしょう。

 それまで、クレジットカード決済で便利にネットショッピングを楽しんでいたAさんは、クレジットカードなしの生活に多大なストレスを感じるようになってしまったといいます。そのため、再度クレジットカードに加入しようとしたものの、「年会費無料の一般カードですら審査に落ちた」とのことでした。

 もし、Aさんのようなケースにアドバイスをするとしたら、「デビットカード」の利用がベストだと思います。VISAやJCBなどのクレジットカードの国際ブランドと提携し、「ブランドデビット」と呼ばれているデビットカードです。

 例えばVISAデビットカードならば、VISAの使える場所ならどこでもクレジットカード感覚で利用でき、それでいて入会の審査はありません。シニア世代でも、問題なく加入することができます。

 今回、デビットカードは本題ではないので、話を元に戻しましょう。
(※デビットカードの関連記事はこちら⇒デビットカードとプリペイドカードのメリットとは?クレジットカード同様に使えて、使いすぎも防げる「国際ブランドつき」デビット&プリペイドカード!

50代になったら、早めにクレジットカードを整理し、
新しいクレジットカードが必要なら入れ替えよう

 先ほどのAさんのケースから得られる教訓は、「自分のライフスタイルや消費行動を見極めて、所有するクレジットカードを考える」ことの大切さです。Aさんも、「終活」のような感覚で、処分一辺倒にならず、自分の生活に必要なクレジットカードを見極めていたら、年会費が無料のネットショッピング用クレジットカードの一枚くらいは手元に残す選択もできたことでしょう。

 ここからは、Aさんと同じ轍を踏まないために、実践していただきたいことを紹介します。

 まず、50代に入ったところで、手持ちのクレジットカードを一度見直してみるといいでしょう。定年後、現役時代に使っていたすべてのクレジットカードを持ち続ける必然性はありません。せいぜい1~2枚あれば十分です。クレジットカードの選別をする際は、年会費のかかるクレジットカードを処分候補に入れてもいいと思います。

 具体的には、まず手持ちのクレジットカードをすべて出して、どんなクレジットカードを何枚持っているか把握することから始めます。意外と、家の引き出しにしまいこんだまま、年会費だけ支払い続けているクレジットカードもあるかもしれないので、すべてを洗い出すようにしましょう。

 すべてのクレジットカードを集めたら、定年後も残すクレジットカードと、いずれ処分するクレジットカードに分けます。残すクレジットカードは、自分のライフスタイルや消費活動を見極め、必要な機能を持ち、年会費とのバランスがよいものがベストです。

 今の手持ちのクレジットカードが、定年後のライフスタイルと合致しないように思われる場合は、新たなクレジットカードにを作り直しましょう。50代前半であれば、過去のクレジット履歴に傷がついていない限り、まだ新規加入できる場合が多いので、早めの行動がおすすめです。

旅行好きなら保険が充実しているクレジットカードを!
「エポスゴールドカード」は年会費実質無料で補償は充実

 ここからは、定年後にも使えるクレジットカードの一例を紹介しましょう。

 例えば、「定年後は、パートナーと年1~2回は海外旅行に行きたい」と考えているとしたら、多少なりとも海外旅行保険がついているクレジットカードがいいかもしれません。

 補償の手厚さで言えばゴールドカードなどがベターですが、年会費が気になる場合は、年会費無料の一般カードの中で、海外旅行保険付きのものを選択するといいでしょう。ただし、年会費無料のクレジットカードに付帯している保険だけでは、補償が不十分の場合が多いので注意してください(※不十分と感じられる場合は、追加で別途海外旅行保険に加入するなどの手間が生じます)

 年会費実質無料のクレジットカードの中で、比較的海外旅行保険の補償が充実しているものに「エポスゴールドカード」があります。「エポスゴールドカード」はゴールドカードではありますが、年会費が条件付き無料(通常5000円。年間利用金額50万円以上で翌年以降は年会費永年無料)。それでいて、海外旅行保険の補償は最高1000万円となっています。自動付帯である点もポイントです。

エポスゴールドカード
還元率 0.5~10%
(通常時にマルイで提示して現金で支払うと還元率0.5%、クレジット利用で還元率1%。年4回の「マルコとマルオの7日間」開催時は還元率10%。一般店舗では還元率0.5%)

 エポスゴールドカード

発行元 エポスカード
国際ブランド VISA
年会費(税抜) 5000円
(ただし、インビテーションを受け取った場合は永年無料。また、年50万円以上の利用で次年度以降永年無料)
家族カード
お得な優待サービス ポイントの有効期限が無期限になるほか、よく利用する店舗や公共料金を3つ選べて、その還元率が1.5%になる「選べるポイントアップショップ」特典つき! また、ビッグエコーなどの室料30%オフ、ロイヤルホストや居酒屋チェーンで飲食代10%オフなど、全国1万店舗以上の飲食店、レジャー施設を割引価格で利用可能。
エポスゴールドカー公式サイトはこちら

 また、「子どもの新築祝いに家具を買ってあげたい」「孫に贈り物をしたい」など、買い物が趣味に近い人は、ネットショッピングでポイントを貯めやすいクレジットカードを取っておくといいかもしれません。

 例えば、楽天市場でよく買い物するなら「楽天カード」を選択すると、高い還元率で効率的にポイントを貯めることができます。
(※関連記事はこちら!⇒[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2019]2人の専門家がおすすめする最優秀カードが決定!2019年版、最強のクレジットカードを公開!

楽天カード
還元率 1.0~3.0%
(通常時は還元率1.0%、楽天市場利用時は還元率3.0%に。なお、楽天市場利用の+1.0%分はポイント付与の翌月末までの期間限定ポイント)
楽天ポイントカードの公式サイトはこちら!
発行元 楽天カード
国際ブランド VISA、Master、JCB
年会費 永年無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
楽天Edy(還元率0.5%)
楽天カード公式サイトはこちら

 なお、アマゾンや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、幅広いサイトでショッピングをする人には「Orico Card THE POINT」もおすすめです。「Orico Card THE POINT」はどこで利用しても還元率1%。入会後6カ月間はポイント加算倍率が2倍になる点も魅力です。

Orico Card THE POINT」でネットショッピングをする際は、「オリコモール」を経由してから各ショッピングサイト(楽天、アマゾン、Yahoo!など)に飛ぶと、最低0.5%以上のポイントの加算があります。基本還元率が1%なので、ネットショッピングでは1.5%以上の還元率でお得に買い物をすることができます。

Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)
還元率 1.0~3.0%
発行元 オリコカード
国際ブランド Master、JCB
年会費 無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
モバイルSuica、ICOCA、iDQUICPay、
 au WALLET(MasterCardのみ)
Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)公式サイトはこちら

 特にショッピングをしたい、旅行をしたい、などの希望がない場合は、年金を引き出す銀行の発行しているクレジットカード(キャッシュカードと一体化したクレジットカード)を利用するのも手です。

 メガバンクやゆうちょ銀行などを含め、大半の銀行ではキャッシュカードと一体型クレジットカードを発行していますが、「ATMの時間外利用手数料が無料になる」などのメリットがあるため、年金を引き出すときに便利です。

定年後でも比較的加入しやすい!?
シニア層をターゲットにしたクレジットカードとは

 最初のほうで、シニアが新規にカードを持つのは難しいという話をしました。しかし、例外的に、これから人口比の上がる高齢者層をメインターゲットにしたクレジットカードも出てきているので、最後にそれらを紹介して、締めくくりとしましょう。

 まずは、「大人の休日倶楽部ミドルカード」です。

大人の休日倶楽部ミドルカード
還元率  0.5~1.5%
(一般加盟店0.5%、JR東日本の切符や定期券、「Suica」チャージなど1.5%
 発行元  ビューカード
 国際ブランド  VISA、Master、JCB
 年会費(税抜)  初年度無料、2年目以降2385円
 家族カード  なし
 ポイント付与対象の
 電子マネー
 Suica、モバイルSuica


大人の休日倶楽部ミドルカード」は、男性で満50~64歳、女性で満50~59歳まで申し込みができるクレジットカードです(男性満65歳以上、女性満60歳以上の人向けには「大人の休日倶楽部ジパングカード」もあります)。

 JR東日本グループのビューカードが発行しているクレジットカードなので、JR東日本線・JR北海道線の切符が何回でも5%割引になるのが最大の特徴。鉄道での国内旅行をよくする人にはおすすめです。

 また、会員向けの「趣味の会」というイベントや講座(たとえば「ワイン講座」「歌舞伎の楽しみ方口座」「語学講座」など)も多数実施されているので、楽しめるのではないでしょうか。年会費は初年度無料、次年度以降2385円(税抜)です。

 続いて、イオンフィナンシャルグループが発行している「G.G WAON」「G.Gイオンカード」「イオンJMBカード(G.Gマーク付)」です。

「G.Gマーク」付きのWAON。「イオンカード」や「イオンカードセレクト」「イオンJMBカード」に付帯させることができる。

 「G.G WAON」は、55歳以上の人を対象としたプリペイド式電子マネーで、購入時にあらかじめ300WAONポイントが付与されています(発行手数料が300円かかります)。毎月15日の「G.G感謝デー」には5%割引特典を受けることができます(65歳以上の人向けの「ゆうゆうWAON」もあります)。

「G.G イオンカード」は「G.G WAON」とクレジットカードの「イオンカード」が一体化したもの。やはり、毎月15日の「G.G感謝デー」には割引特典が受けることができます。発行手数料、年会費はかかりません。

 また、JALマイルを貯めたい人であれば、「JMB(JAL MILEAGE BANK)」機能を搭載した「イオンJMBカード(JMB WAON一体型/G.Gマーク付)」を選択してもいいでしょう。
(※関連記事はこちら!⇒55歳になったらイオンカードを切り替えよう!「イオンJMBカード(G.Gマーク付)」ならJALマイルの有効期限を5年に延長できる!

イオンJMBカード(JMB WAON一体型/G.Gマーク付)
還元率 0.5~1.5%
おすすめクレジットカード!イオンJMBカード(JMB WAON一体型/G.Gマーク付)
発行元 イオンクレジットサービス
国際ブランド VISA、Master、JCB
年会費 無料
家族カード あり(年会費無料)
ポイント付与対象の
電子マネー
モバイルSuica、ICOCA
イオンJMBカード(JMB WAON一体型/G.Gマーク付)の公式サイトはこちら

 イオン系列店の通常のポイントアップデーにもお得に買い物ができ、さらに毎月15日の限定割引特典が上乗せになるので、今「イオンカード」を保有している人は、対象年齢になったところで切り替えることもおすすめです。

 最後に、クレジットカードではありませんが、すかいらーくグループの「プラチナポイントカード」、シズラーの「シニアカード」などのように、提示することで特典を受けられるカードもあります。こういったシニア向けサービスは今後も広がっていくと思われるため、アンテナを張っておくようにしたいですね。

(取材/麻宮しま)

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還元率 年会費
(税抜)
ブランド 電子マネー対応
(ポイント付与対象)
カード
フェイス

 ◆楽天カード

1.0~3.0% 永年無料 VISA
JCB
Master
楽天Edy
(楽天Edyへの
チャージ分は
還元率0.5%)
楽天カード公式サイトはこちら
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楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強
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 ◆アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

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 ◆エポスカード(エポスカード)

0.5~10% 永年無料 VISA Suica
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【エポスカードのおすすめポイント
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