日経平均は3月27日の10255.15円を天井にして、調整を続けています。一応、4月11日の9388.14円が目先の底になっています。
現在の調整の主因は、日米金融当局の追加の金融緩和期待の後退と、欧州債務不安の再燃です。しかし、日銀は、4月27日の金融政策決定会合で追加の金融緩和に踏み切る検討に入ったと伝わっています。このため、少なくとも、週末27日までは下値は売り込み難いムードが継続しそうです。
ところで、ここ最近のホットな話題としては、往年の相場師(K氏)のHPが4月17日に、昨年12月29日以来の記事の更新がなされ、そこで紹介された明和産業(8103)が急騰を開始したことです。16日終値409円が20日終値811円になっています。
小額の手銭で、金持ちの10倍のリスクを取れ!
今回は本連載のメインテーマである「成り上がるための買い注文と具体的な銘柄」についてご説明します。
成り上がるために買い注文を入れるべき、具体的な銘柄は、基本的には、値動きの激しい(ボラティリティの高い)、時価総額の小さい銘柄がメインになります。金持ちは逆に、値動きが鈍く、時価総額の大きな銘柄に投資するべきです。当欄は、高いリスクをとって、人生の一発逆転を狙おうという企画なので、基本的には、「リスク回避型」ではなく、「リスク愛好型」の投資をお勧めします。
まず当たり前のことですが、貧乏人が、金持ちと同じリスクしか取らないなら、その差は一向に縮まりません。かといって、貧乏人は金持ちと同じ金額の投資は普通できないのですから、やはり、リスクの大きい投資対象に手銭をぶち込むしかないのです。
小額の手銭で、金持ちの10倍のリスクを取る。その取ったリスクが報われてはじめて、金持ちと絶対金額で同じリターンを得ることができるのです。
ボラティリティの激しい銘柄を売買せよ
このリスクの大きさが「ボラティリティ」です。一般的に、ネット証券のスクリーニング機能では、「過去60日ボラティリティ」などという形で表記されています。これは、過去60日間の値動きは年率何%であるかを示したのです。
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◆明和産業(8103) |