「ふるさと納税」で人気の毛ガニやズワイガニなどの
「カニ」がもらえる、おすすめの返礼品を3つ紹介!
魚のプロがコスパの優れた「おいしいカニ」を厳選!

2018年11月2日公開(2018年12月28日更新)
ザイ・オンライン編集部

「ふるさと納税」で「カニ」がもらえる、おすすめの返礼品を魚のプロが紹介! 数が多すぎて、何を選べばいいのか迷ってしまう「ふるさと納税の返礼品」。ザイ・オンラインでは、数多くの返礼品のなかから、魚のプロが教える「本当においしいおすすめの魚介類」を紹介している。第9回目となる今回のテーマは「カニ」。全国の魚介類に精通し、おさかなコーディネータとして活躍するながさき一生さんに、「おすすめのカニの返礼品」を教えてもらった。

 現在、“おさかなコーディネータ”として活躍中の「ながさき一生」さんは、漁師の家庭で生まれ育ち、築地市場でも働いた後、東京海洋大学の大学院で「魚のブランド」の研究で修士を取得するなど、筋金入りの“魚のプロフェッショナル”だ。

 そんなながさきさんに、「ふるさと納税」でもらえるおすすめの返礼品を聞く本連載。第9回目の今回は、この季節に恋しくなる鍋にもピッタリな「カニ」がテーマ。全国の自治体が用意している「カニ」の返礼品の中から、おすすめの3品を選んでもらった。

【ながさき一生さんがおすすめする返礼品の関連記事はコチラ!】
■第1回目 おすすめの魚介類
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■第2回目 鯛(タイ)
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■第3回目 干物
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■第4回目 うなぎ
「ふるさと納税」でおすすめの「うなぎ」はコレだ!魚のプロが、定番の蒲焼や白焼から珍しい刺身まで、おいしい「うなぎ」をもらえる返礼品を3つ厳選!
■第5回目 貝
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■第6回目 ウニ
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■第7回目 珍しい魚
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■第8回目 エビ
「ふるさと納税」で絶品の「エビ」を手に入れよう!魚のプロが、極上の「伊勢エビ」「車エビ」のほか、濃厚な味わいの「甘エビ」のおすすめ返礼品を紹介!
■第9回目 カニ
「ふるさと納税」で人気のズワイガニや毛ガニなどの「カニ」がもらえる、おすすめの返礼品を3つ紹介!魚のプロがコスパの優れた「おいしいカニ」を厳選!

 これまで、ウナギやウニ、エビなど、さまざまな魚介類の中から、おすすめの返礼品を教えてくれた「ながさきさん」だが、今回のカニでは、おすすめの返礼品を見つけるのに非常に苦労したそうだ。

 「『ふるさと納税』の返礼品になっているカニを見てみると、寄付金額が高すぎてコスパが悪いものが多かったんです。かといって、寄付金額が安いカニは、ロシア産やカナダ産などの外国産の場合が多く、鮮度や品質に疑問が残ります。印象としては、カニの返礼品の9割ほどが、そういった“イマイチ”なものでしたね……。しかし今回は、その1割のモノが良いカニの返礼品の中から3つ厳選したので、ぜひ参考にしてもらいたいです!」(ながさきさん)

 年末年始に親戚や友人などとカニを食べるために「ふるさと納税」を活用しようと思っている人もいるだろう。せっかくカニの返礼品に申し込むなら、できるだけおいしいものを選びたいところ。さっそく、ながさきさんが選んだおいしい「カニ」の返礼品3つを紹介するので、今年の「ふるさと納税」の参考にしよう!

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【おすすめ返礼品No.1】
「鳥取県産親ガニ(生)」(鳥取県湯梨浜町)

「鳥取県湯梨浜町」の「鳥取県産親ガニ」「鳥取県湯梨浜町」に1万円を寄付するともらえる「鳥取県産親ガニ」。

 ながさきさんがおすすめするカニの返礼品の1つ目は、「鳥取県湯梨浜町(ゆりはまちょう)」に1万円を寄付するともらえる「鳥取県産親ガニ(生)」だ。この返礼品に申し込むと、「親ガニ(中)」を4~6杯もらえる。

 鳥取県といえば「松葉ガニ」が有名だが、実は「松葉ガニ」と呼べるのは、山陰地方で獲れたオスのズワイガニのみ。メスのズワイガニは「親ガニ」などと呼ばれており、オスに比べるとサイズは小ぶりだが、「外子(そとこ)」と「内子(うちこ)」があるのが特徴だ。お腹に抱えている卵が「外子」で、甲羅の中にある卵巣が「内子」なのだが、ながさきさんによると、この「内子」が特に絶品なのだとか。

 「『外子』はそこまで特徴的な味はなく、いわば、シャキシャキとした食感を楽しむものですね。一方の『内子』は甘くて濃厚な味わいで、加熱するとホクホクとした栗のような食感になります。魚介類の中で『甘くて濃厚でおいしいもの』というと、『ウニ』をイメージする人が多いと思いますが、私としては『親ガニ』の『内子』はウニに勝るおいしさがあると思っています」(ながさきさん)

 近年では、旅行雑誌やグルメ雑誌などでも「親ガニ」が取り上げられるなど、徐々に人気が高まっており、市場での卸価格も高騰しつつあるという。また、「ふるさと納税」では「親ガニ」の返礼品が少ないうえに、寄付金額2万~3万円で「親ガニ5杯前後」という返礼品が目立つ。一方、「湯梨浜町」なら、寄付金額1万円で「親ガニ4~6杯」がもらえるので、コスパは非常に高いと言える。

 では、そんな「親ガニ」は、どのようにして食べるのがおすすめなのだろうか。

 「この返礼品の『親ガニ』は生の状態で届くので、塩茹でしてから『外子』や『内子』を食べるのがおすすめです。『内子』が朱肉のように鮮やかな色であれば鮮度がいい証拠なので、ご飯に乗せて食べてみてください。濃厚な味が口いっぱいに広がり、最強のご飯のお供になりますよ!」(ながさきさん)

 ながさきさんが「ウニにも勝るおいしさ」と言う「内子」をお得に味わってみたい人は、「湯梨浜町」に寄付してみよう。

■鳥取県湯梨浜町
人口 1万6976人(2018年9月末時点)
「鳥取県湯梨浜町」のふるさと納税
面積 77.94平方キロメートル
主な特産品 カニ、シジミ、二十世紀梨
自治体の紹介 鳥取県の中央部に位置する、日本海に面した町。「湯梨浜」という町名の由来は、町の特色である「温泉(湯)」「二十世紀梨(梨)」「砂浜(浜)」から来ている。同町にある東郷湖の湖畔には、はわい温泉や東郷温泉があるほか、落差44mの「今滝」の周辺に設置されている床(とこ)では季節の料理を楽しめるなど、観光資源も豊富。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

【おすすめ返礼品No.2】
「加能ガニ(雄ズワイガニ小、冷凍)」(石川県輪島市)

「石川県輪島市」の「加能ガニ」「石川県輪島市」に1万円を寄付するともらえる「加能ガニ」。

 ながさきさんがおすすめするカニの返礼品の2つ目は、「石川県輪島市」に1万円を寄付するともらえる「加能ガニ(雄ズワイガニ小、冷凍)」だ。この返礼品に申し込むと、石川県産の「加能ガニ(約400g)」を1杯もらえる。

 「加能(かのう)ガニ」という名前を初めて聞く人もいるのではないだろうか。「加能ガニ」とは、石川県産のズワイガニで、2006年に名称が付けられた新しいブランドガニのこと。北陸といえば、ウニやエビなどの魚介の名産地として知られているが、北陸新幹線の開通によって観光客が増加していることもあり、近年、さらに特産品のブランディングに力を入れている。そうしてブランド力が高まってきたのが、この「加能ガニ」なのだ。

 「『加能ガニ』は、石川県が自信を持って推しているだけあり、『松葉ガニ』や『越前ガニ』などの有名ブランドガニに負けない味わいです。まだ売り出し中だからこそ、わずか1万円の寄付で『加能ガニ』を手に入れることができますが、今後、人気がさらに高まってくると価格も上がっていくはず。今こそ、絶品の『加能ガニ』をお得に手に入れるチャンスですよ!」(ながさきさん)

 「加能ガニ」は、11月~3月20日までと漁期が決まっており、まさに北陸の冬の風物詩と言える存在。では、その味の特徴は?

 「『加能ガニ』をはじめとするズワイガニは、身とカニ味噌の両方がおいしく、バランスよく味わえるのが特徴です。身はしっとりとして甘みがあり、カニ味噌は濃厚でありながらさっぱりとした味わい。残った殻はみそ汁に入れれば、おいしい出汁がとれますよ。まさに、余すことなく味わえるカニですね」(ながさきさん)

 「松葉ガニ」や「越前ガニ」と負けないくらいおいしい「加能ガニ」をお得に味わいたいなら、「ふるさと納税」で「輪島市」に寄付するのがおすすめだ。

■石川県輪島市
人口 2万7298人(2018年10月1日時点)
「石川県輪島市」のふるさと納税
面積 426.32平方キロメートル
主な特産品 カニ、日本酒、輪島塗
自治体の紹介 石川県の北部、能登半島の中核となる市。日本海に面しており、「加能ガニ(ズワイガニ)」のほかにも「ノドグロ」「アワビ」「フグ」など、豊富な魚介類が獲れる。また、輪島市で生産されている漆器「輪島塗」や、1000年以上の歴史があるという「輪島朝市」なども有名。
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【おすすめ返礼品No.3】
「しらぬか産 CAS冷凍特⼤(800g以上)毛ガニ」(北海道白糠町)

「北海道白糠町」の「しらぬか産 CAS冷凍特⼤ 毛ガニ」「北海道白糠町」に2万5000円を寄付するともらえる「しらぬか産 CAS冷凍特⼤ 毛ガニ」。

 ながさきさんがおすすめするカニの返礼品の3つ目は、北海道白糠町(しらぬかちょう)」に2万5000円を寄付するともらえる「しらぬか産 CAS冷凍特⼤(800g以上)毛ガニ」だ。この返礼品に申し込むと、北海道白糠産の「神輿毛ガニ(800g以上、冷凍)」を1杯もらえる。

 北海道は広大なため、地域によって毛ガニの旬が異なるのだが、中でも冬に旬を迎えるのが「白糠町」のある道東だ。「白糠町」では毎年9~12月にかけて、ロープにかごを括りつけて毛ガニを傷つけることなく獲る「かご漁業」を行なっている。そして、ながさきさんによると、この返礼品は毛ガニを獲る方法だけでなく、冷凍方法にもこだわっているそうだ。

 「茹でたカニは水分が多いので、普通に冷凍するとその水分が結晶をつくり、解凍したときに細胞が傷つけられて身がボロボロになってしまい、味が落ちてしまうんです。しかし、この返礼品の毛ガニは、『CAS(Cells Alive System)凍結』を用いているため、解凍しても獲れたて同等のおいしさを味わえるんですよ」(ながさきさん)

 ながさきさんの言う「CAS凍結」とは、魚介の組織や細胞を極力壊さない最先端の冷凍技術のこと。解凍時にドリップがほとんど出ず、風味や旨味が損なわれにくいため、家庭でも、現地で食べるのと遜色ないほどおいしい毛ガニを味わえるというわけだ。

 続いて、ながさきさんに毛ガニのおいしい食べ方について聞いてみた。

 「毛ガニは、濃厚な味わいのカニ味噌がたっぷり入っているので、カニ味噌を中心に食べるのがおすすめです。もちろん身もおいしいので、甲羅を開けたら身をかき出して、カニ味噌と和えて食べると絶品ですよ」(ながさきさん)

 また、カニ味噌は旨味が強くてコクもあるので、特に日本酒との相性は抜群なのだとか。絶品のカニ味噌を味わいたい人は、最先端の冷凍技術「CAS凍結」で冷凍した毛ガニがもらえる「白糠町」に寄付してみよう。

北海道白糠町
人口 7938人(2018年9月末時点)
「北海道白糠町」のふるさと納税
面積 773.13平方キロメートル
主な特産品 カニ、イクラ、シシャモ
自治体の紹介 北海道の釧路総合振興局にある町。「ふるさと納税」の返礼品には、「イクラ」「シシャモ」「鹿肉」など、北海道らしい返礼品を数多く取り揃えている。また、シソ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」の原料となるシソを生産しているシソ畑があるため、「ふるさと納税」の返礼品にも「鍛高譚」を用意している。
「ふるさと納税」の寄付の申し込みページはこちら

 今回は、おさかなコーディネータ・ながさき一生さんに、「ふるさと納税」でもらえる魚介の中から、おすすめの「カニ」の返礼品を3つ教えてもらった。

 なお、本連載は今回で最終回。いよいよ2018年も残すところあとわずかなので、そろそろ「ふるさと納税」の限度額いっぱいまで返礼品を申し込もうと考えている人もいるのではないだろうか。そのような人はもちろん、まだ「ふるさと納税」をうまく活用できてない人も、ぜひ、これまでの記事を参考にして、「ふるさと納税」でおいしい魚介類を手に入れてみてほしい。

【ながさき一生さんがおすすめする返礼品の関連記事はコチラ!】
■第1回目 おすすめの魚介類
ふるさと納税「おすすめ魚介類」を魚のプロが紹介!淡路島3年トラフグ、鮮魚のおまかせ直送便など、おいしいのに知名度はまだ高くない注目の返礼品は?
■第2回目 鯛(タイ)
「ふるさと納税」で「鯛(タイ)」がもらえる、「おすすめの返礼品3つ」を魚のプロがチョイス!春に旬を迎える「鯛」のおすすめの食べ方も解説!
■第3回目 干物
「ふるさと納税」で「干物」がもらえる返礼品から、魚介類のプロが「本当においしい干物」を4つ厳選!魚の専門家おすすめの「最高の干物」を堪能しよう!
■第4回目 うなぎ
「ふるさと納税」でおすすめの「うなぎ」はコレだ!魚のプロが、定番の蒲焼や白焼から珍しい刺身まで、おいしい「うなぎ」をもらえる返礼品を3つ厳選!
■第5回目 貝
「ふるさと納税」で牡蠣やアワビなどの「貝」がもらえる、おすすめの返礼品を紹介! 魚のプロがバーベキューにも最適な、おいしい「貝」を3つ厳選!
■第6回目 ウニ
「ふるさと納税」でおすすめの「ウニ」はコレだ!幻のウニと呼ばれる「赤ウニ」や「北海道産ウニ」、日本三大珍味の「汐ウニ」など、魚のプロが厳選!
■第7回目 珍しい魚
「ふるさと納税」で激レアな魚介類を手に入れよう!幻の魚「マハタ」や不思議食感の「マンボウ」など、魚のプロがおすすめの「珍しい魚」の返礼品を厳選!
■第8回目 エビ
「ふるさと納税」で絶品の「エビ」を手に入れよう!魚のプロが、極上の「伊勢エビ」「車エビ」のほか、濃厚な味わいの「甘エビ」のおすすめ返礼品を紹介!
■第9回目 カニ
「ふるさと納税」で人気のズワイガニや毛ガニなどの「カニ」がもらえる、おすすめの返礼品を3つ紹介!魚のプロがコスパの優れた「おいしいカニ」を厳選!

■寄付を申し込める「ふるさと納税サイト」を比較した記事はコチラ!
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■「ふるさと納税」で大量の「カニ」をお得にもらいたい人はコチラ!
【2017年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~カニ編~特産品でもらえる「カニ」で得する自治体は?

(取材・文/麻宮しま)

ながさき一生(ながさき・いっき)[おさかなコーディネータ]
1984年、新潟県糸魚川市にある漁村「筒石」で生まれ、漁師の家庭で家業を手伝いながら18年間を送る。2007年に東京海洋大学を卒業後、築地市場の卸売会社で働いた後、同大学院に入学。魚のブランドの研究で修士取得。2010年から、大手IT企業で働きITビジネスの知見を得つつ、一般消費者の視点も養う。2006年からは、水産庁公認「浜の応援団」である「さかなの会」を主宰し、食べる魚に関するイベントを多数開催。参加者は延べ1000人を超える。著書に『五種盛りより三種盛りを頼め~外食で美味くて安全な魚を食べる方法』がある。
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