上場企業の平均年収は公開されているものの、部長・課長のリアルな待遇が世に出ることはほとんどない。「賃上げ」が今年の春闘の話題となる中、年収を上げる早道の一つは、社内での出世だ。どうすれば部長・課長に出世でき、待遇はどうなっているのか。そして部長・課長に昇進しても、シニア社員には「役職定年」という悲劇が待ち受ける。特集『部長・課長の残酷 給料・出世・役職定年』では5月8日(月)から全20回以上にわたって、主要企業の部長・課長の本当の給料や出世事情、シニアの残酷な現実を追った。
#1 5月8日(月)配信
三菱UFJ銀行「30代半ばで年収1400万円以上」は同期の3割!メガバンクの給与と出世事情
日本型雇用慣行の超成功例とされたメガバンクの人事制度だが、ここ最近は「実力主義」の要素が色濃くなってきた。日本経済界の中でもずぬけて熾烈なメガバンクの出世レースの最新事情や各役職の年収水準を、三菱UFJ銀行を例に追った。文系最高峰といわれるメガバンクの部課長の給与とは、いかほどか。
#2 5月8日(月)配信
パナソニックで部長・課長の肩書より重要な「等級別年収」と、ソニーとの報酬格差の実態
持ち株会社化で人事改革が進むパナソニック ホールディングス。年功序列の廃止で部長課長の若手登用を狙う。成否を握るのは、ソニーグループも推し進めるジョブ型人事の完全導入だ。
#3 5月9日(火)配信
東京海上「年収280万円増」の課長昇進への“待機”が長期化、24年新人事制度の裏事情
東京海上日動火災保険は、年収でも同業他社を圧倒する業界最大手だ。しかし課長昇進を巡り、社内の不満が高まっている。2024年4月の人事制度改定の詳細と、同社の内実に迫った。
#4 5月9日(火)配信
ホンダが「最低評価でも年収1100万円」社員にメス、シニア人材に迫る3つの“追放策”
ホンダは生産性の低いシニア社員の追い出しに躍起になっている。すでに導入した早期退職制度に加えて、二の矢、三の矢を放とうとしているのだ。その無慈悲リストラの実態とは。
#5 5月10日(水)配信
三菱商事は「30代で年収2000万円課長」続出、資源バブルで総合商社の給料爆増中
高年収の“勝ち組”商社パーソンの給料が爆増中だ。資源バブルによる好業績で、三菱商事では年収2000万円超えの30代課長が続出。おまけに2023年の年収はさらに上がりそうだ。
#6 5月10日(水)配信
三菱電機「年収1200万円課長」の若返り大作戦、不祥事体質の打破を狙う人事改革
パワハラを苦にした従業員の自殺や品質検査不正が発覚した三菱電機は、社員の意欲を高めるために人事制度改革を断行する。改革の中身や部課長の年収などを明らかにする。
#7 5月11日(木)配信
明治安田生命「年収1200万円超の課長昇進」が最速30代前半へ、24年から年功序列廃止
昇進に年功序列の要素が色濃く残っている日系大手生命保険。そんな旧態依然とした人事制度に、変化が表れ始めている。今後、課長昇進年齢が、10歳近く若返る会社も出てきそうだ。
#8 5月11日(木)配信
第一三共に部下なし管理職の「花道ポスト」、ウエット人事で武田薬品より成果
国内製薬大手である武田薬品工業と第一三共のカルチャーは対照的だ。前者はシビアな人事を断行する成果主義。後者はウエットで「花道ポスト」まで用意している。
#9 5月12日(金)配信
外資系証券「入社10年で年収1億円」も夢じゃない実力社会、日系証券と年収格差10倍も
会社員の最高峰ともいえる年収を誇る外資系証券は、リストラと常に隣り合わせの厳しい労働環境でも知られる。日系企業との待遇格差はどのくらいなのか。
#10 5月12日(金)配信
NTTグループが管理職2.6万人を「強制格付け」、ジョブグレード別の年収目安は?
日本電信電話(NTT)の澤田純会長がグループ大再編とセットで進めているのが、人事改革だ。年功序列を優先してきたNTTが、異質なジョブ型組織へと転換できるのか。人事改革の要諦に迫った。
#11 5月13日(土)配信
清水建設だけが昇進試験必須!?大手ゼネコン「年収1000万円超の課長」への厳しい出世街道
ゼネコン業界の大手4社の待遇は基本的に年功序列で、課長や部長の年収水準もほぼ横並びだ。そんな中、清水建設は4社で唯一、厳しい昇進試験を課す。その理由とは。
#12 5月13日(土)配信
部長の年収が高い業界ランキング【16業界】3位情報通信1065万円、1位は?
「賃上げ」がキーワードの今年の春闘。とはいえ、自らの給料を大きくアップしたければ、早道は出世だ。しかし、そもそもどの業界を選ぶかの時点で、年収格差がついてしまう。16業界別に部長の年収ランキングをまとめた。
#13 5月14日(日)配信
キリンHDは役職定年&下位15%自動降格…ビール大手4社の「シニア待遇格差」
アサヒ、キリン、サントリー、サッポロの4社がしのぎを削るビール業界。4社間の「給与格差」がある一方で、バブル入社組があふれ返るいびつな人員構成は共通課題だ。
#14 5月14日(日)配信
課長の年収が高い業界ランキング【16業界】3位電気・ガス・水道917万円、1位は?
出世すれば基本的に年収はアップする。しかし、そもそもどの業界を選ぶかの時点で、年収格差がついてしまう。課長の年収が高い業界はどこか。16業界別に課長の年収ランキングをまとめた。
#15 5月15日(月)配信
東京電力vs東京ガス【部長・課長の年収対決】業界の“裏ボス”JERAの存在感も急上昇
在京の大手電力・ガスで人気の就職先は、東京電力(現東京電力ホールディングス)か東京ガスが定番だった。原子力発電所事故を経て待遇では東ガス優勢が続くが、意外な競合の存在感が増している。
#16 5月15日(月)配信
「45歳を超えると出世は難しい」人事部長5人が本音で明かす部長・課長昇進のリアル【前編】
ポスト激減で出世の条件が激変--。長らく経済成長率が低迷した日本。その影響は人事に如実に表れていた。取材に応じた5人の元・現役人事部長に、激変した人事制度と広がる格差の実態を明かしてもらった。
#17 5月16日(火)配信
野村総研の課長年収はNTTデータの部長並み!?「勝ち組」ITベンダーの部課長給与事情
DXバブルで活況を呈するITベンダー業界。IT人材は引く手あまたで奪い合いになっている。絶好調の勝ち組ベンダー各社の部長・課長の給与事情はどうなっているのか。
#18 5月16日(火)配信
「45歳の同期の年収格差は700万円」人事部長5人が語る部長・課長昇進のリアル【後編】
拡大する年収格差、上司が気に入る振る舞い、飛び級と降格――。5人の元・現役人事部長に、部長・課長の出世のリアルと広がる格差の実態を明かしてもらった。
#19 5月17日(水)配信
大企業の部長は平均年収1193万円、平社員525万円…知られざる「給料残酷格差」の全貌
「賃上げ」が今年の春闘の話題となる中、年収を上げる早道の一つは出世だ。そもそも、日本には何人の部長・課長がいるのか。部長・課長の待遇はどうなっているのか。会社員のヒエラルキーと給料の格差の全貌に迫る。
#20 5月18日(木)配信
コマツでは年収1200万円!?意外と高コスパな「部下なし管理職」の秘密
日本の製造業では年功序列の副産物、「部下なし管理職」が今なお残る。出世コースからは外れていても、意外にも「コスパの良いポジション」だという。どういうことか。
#21 5月19日(金)配信
安定高収入な企業が一目瞭然!主要150社「年収推移」早見表を大公開
会社員の年収は、所属企業の業績によっても左右される。できれば安定高収入を望むのが人のさがだ。給与や業界シェアなどを基に、主要150社の平均年収推移の早見表をまとめた。
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