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11月からは季節的に米国株が強い局面になる

【第287回】 2013年10月21日公開(2022年3月29日更新)
広瀬 隆雄
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【今回のまとめ】
1.債務上限引き上げ法案が成立、危機は回避された
2.第4四半期の米国のGDPは0.75%程度押し下げられる可能性がある
3.来年の第2四半期からは米国の成長が日本より高くなる
4.それはドル高のシナリオが戻って来ることを示唆する
5.11月からは季節的に米国株が高い局面

債務上限引き上げ法案成立で、危機は回避された

 先週は米国政府のキャッシュが底をつくと言われた10月17日直前に債務上限引き上げ法案が成立し、間一髪のところでアメリカはデフォルトを免れました。

 株式市場はこれを好感し、ダウ工業株価平均指数は週間ベースで+1%、S&P500 指数は+1.4%、ナスダック総合指数は+3%上昇しました。このうちS&P500 指数とナスダック総合指数は新値を更新しています。

米国経済の基礎的要件を見直す

 このところ米国議会の迷走に関する話題に明け暮れたので、米国経済の立ち位置がわからなくなってしまった読者も多いと思います。そこで簡単にそれを整理します。

 まず米国政府機関一部閉鎖の影響で、80万人近い公務員が一時帰休させられました。一時帰休期間中のお給料は今後支払われる予定ですが、政府の機能がマヒしている間、米国連邦政府と取引のある民間企業は仕事がなくなりました。経済統計の発表も一部延期となっています。

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