最下層からの成り上がり投資術!
【第1回】 2012年4月16日 藤井 英敏

成り上がりたいのなら宝くじやパチンコ、FXではなく「株式投資」をやろう!

金持ちと同じ投資法では、いつまでたっても勝てない!

 今回から年収200万円~300万円の20代、30代の人が、資金50万円くらいから、人生の大逆転を図るために投資をするにはどうすればいいのかを考える連載を毎週火曜日にお届けします。

投資は「買い」から入るのがキホン

 まず、年収300万円ほどの若い世代が人生の大逆転を図るためには、大きなリスクを取って常に勝負をしなくてはなりません。投資の世界において、「利益とは恐怖の代償」です。

 ですから、他の多くの投資家、市場の恐怖がピークに達した時に、買い出動しなくてはなりません。

 これは「言うは易し、行うは難し」です。皆が一斉に売りに出している時には、売るに足る、それなりの説得力のある理由があるのです。それにもかかわらず、買い向かうのですから、その恐怖の大きさといったら、半端ではありません。

 おそらくあなたが買い注文を入れるとき、多くの場合、大量の売り物が出て、売り気配になっているでしょうから。

 なお、通常の投資には、買いから入るケースと、売りから入る(空売り)ケースがあります。しかし、人生の大逆転を図るなら、売りから入る必要はないでしょう。

 なぜなら、売りから入っても、「利益は有限・損失は無限」です。利益が有限なんて、「夢」がありません。逆に、「買い」は「利益が無限・損失は有限」です。こちらには、利益が無限という、「夢」があります。ですから、買いから入る投資を基本にするべきでしょう。

FXはゼロサムゲーム。ギャンブルと同じだ

 また、「夢」を持つなら、ギャンブルは避けるべきです。私のいうギャンブルとは、「ゼロサムゲーム」のことです。

 「ゼロサムゲーム」とは、複数の人が相互に影響しあう状況の中で、全員の利得の総和が常にゼロになるゲームのことです。

 競馬・競艇・オートレース・パチンコ・パチスロ・宝くじなどは、主催者側の取り分を除けば、敗者から集めた資金を勝者で分け合う仕掛けになっているため、これに該当します。また、金融商品では、外国為替取引、株価指数先物・オプションもこれに該当します。

 一方、株式投資は基本的に「非ゼロサムゲーム」です。当然のことながら、株式の上昇局面では価値が創出され、下降局面では価値が減少します。

 上昇トレンド発生時には、株式の時価総額が増えた分だけ皆が利益を得ることができるのです(プラスサム)。反対に、下降トレンド発生時には、時価総額が減った分だけ皆に損失が発生します(マイナスサム)。

ニトリ(9843)の10年のチャート。株式の上昇に天井はない   (c) 2012 Quants Research Inc. 。

 しかし、ゼロサムゲームは異なり、ある投資家の利益が必ずしも他のプレーヤーの損失に結びつかない「プラスサム」ケースがあることが重要であり、それが株式投資の魅力なのです。

「暴落局面」で買える投資家になれ

 では、株式投資の際、皆の恐怖がピークに達する時とは、どういう時でしょうか。

 多くの場合それは、「暴落局面」です。個別企業なら、経営陣が逮捕されるほどの、とんでもない不祥事が発覚し、上場廃止のリスクが高まったケースや、巨額の赤字を計上し、会社が存続の危機に瀕していることが発覚したケースなどが挙げられます。

 このような状況で、「野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし」の相場格言を思い出し、勇気を振り絞って、買い注文を入れるのです。

 なお、次回以降は、買い注文を入れるべき、具体的な銘柄選びなどを述べていきたいと思います。