ザイスポ!
【第14回】 2012年5月9日 橘玲

[橘玲の海外投資の歩き方]
インフレが収まりつつある
ベトナムで年利12%の定期預金

自己責任でフロンティアの高金利に預ける方法

年利12%の定期預金

 世界金融危機以降、主要国の中央銀行が競って金融緩和したために金利は大幅に下がってしまい、国内銀行の外貨預金金利は、1年もの定期で米ドルが0.04%、ユーロが0.01%と円預金以下になり、かつては6%を超えていた豪ドル預金も2%以下まで下がってしまった。もう高金利の銀行預金はあり得ないのだろうか?

 そうお嘆きのあなたに、年利12%の定期預金はどうだろう

 もちろんこれは詐欺やネズミ講の類ではなく、れっきとした大手銀行が預金者に提示している金利だ。ただし、預金通貨はベトナムドンになるが。

 今年の3月にひさしぶりにホーチミン市の友人を訪ねたついでに、銀行に寄ってみた。ベトコムバンク Vietcom Bankに何年か前に口座を開いたのだが、そのままずっと放置していて、いまでも口座があるのかどうか確認するためだ。

 窓口の女性の説明では、私の口座はまだ使えるものの、金利のつかない当座預金口座なのだという。「あなたは定期預金にすべきよ」といって彼女が持ってきた金利表を見て、思わず目が点になってしまった。

 ベトナムドンの普通預金は金利3%程度だが、1年定期はなんと13%なのだ。