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【第20回】 2012年5月24日 ザイ・オンライン編集部

デイトレーダーにうれしい高速注文搭載!
「岡三ネットトレーダー」最新版の機能を試す!

【図表1】シリーズのハイエンド版「岡三ネットトレーダープレミアム」の画面
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岡三オンライン証券が提供する日本株と先物・オプション取引用トレードツール「岡三ネットトレーダーシリーズ」は、特殊注文の多さが特徴だ。今回は岡三ネットトレーダーのタイプ別の概要と、ユニークな機能をピックアップする。

 パソコン用の岡三ネットトレーダーは、用途に合わせて5つの種類がある【図表2】。まず、無料版と有料版に分かれるが、無料の「岡三ネットトレーダーライト」は発注機能に特化したツールで、有料版になるとニュースや投資情報も搭載するようになる。また、ハイエンドの「岡三ネットトレーダープレミアム」では、銘柄のテクニカル検索や売買法則を探し出す「バックテスト」機能も搭載されている。

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利益確定を自動で切り上げてくれる「トリガートレール注文」

【図表3】「気配板」を見ながらマウスで発注。特殊注文も出せる
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岡三ネットトレーダーの注文機能の特徴は、特殊注文が多彩な点だ。日本株、先物取引ともに逆指値、OCO(指値と逆指値の同時注文)、IFDNE(約定後、反対売買注文を自動発注)、IFDONE+OCO(約定後、反対売買のOCO注文を自動発注)注文が使える。

 また、株取引では「トリガートレール注文」も利用できる。たとえば、トリガートレール注文で保有株を売る場合、設定した株価(トリガー価格)に到達したら、トレール注文が発動する。この場合のトレール注文は、「最高値-設定したTick幅」になると成行注文が出るしくみだ。株価が上昇して高値を更新した場合は、トレール注文の価格も切り上がっていく。株価が上昇を続ける限り、「早喰い」を防ぎ、「利伸ばし」ができる

 もちろん気配板からマウスを使って発注する「スピードショット注文」【図表3】では、ダブルクリック発注、訂正、取消が可能。株取引の場合は、特殊注文まですべて気配板から注文できる。他社ツールでは、逆指値の変更は板上からはできないことが多いが、岡三ネットトレーダーでは板上で可能な分、素早く注文ができる。

特殊注文をたくさん設定して、取引チャンス拡大!

 また、資金余力によらず特殊注文が設定できる点も、他社のツールではあまり見かけない特徴だ。たとえば、逆指値注文を設定していても、実際に逆指値注文が約定するまで資金は拘束されない。その理由は、岡三ネットトレーダーが、珍しい「クライアント型」という方式を使っているためだ。

 岡三ネットトレーダーでは、逆指値などの特殊注文を出した場合、条件が整うまで証券会社に注文を送らず、ユーザーのPC内にとどめておく。通常の取引ツールのように、注文後、直ちに資金が拘束されることはない。

 そこで、たくさんの注文板(スピードショット)を起動し、資金余力を超えた複数の特殊注文を設定できる。実際に注文が約定して資金不足になるまでは、いくつでも特殊注文を設定できるのだ。それだけ取引チャンスをつかむ機会は増えるだろう。ただし、特殊注文は岡三ネットトレーダーを起動している間のみ有効なので、注意が必要だ。

 日経先物取引の場合は、逆指値以外に「SO(Stop Order)注文」も利用できる。逆指値と「SO注文」は一見同じ機能だが、逆指値は取引ツールの機能、「SO注文」は、大阪証券取引所の機能を利用している。「SO注文」を利用すれば、先物取引の高速な値動きに対して、より素早く対応できる。

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「バックテスト」でトレードルールの研究もできる

【図表4】「分析チャート」の画面。バックテストした売買ルールの売買ポイントや売買成績が、数字やグラフで表示される
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 「岡三ネットトレーダーシリーズ」の中でも「岡三ネットトレーダープレミアム」だけに搭載された機能がある。その1つが「バックテスト」機能だ。

 「バックテスト」とは、ある売買ルールで取引した際に、過去においてどの程度のパフォーマンスだったかを検証すること。システムトレードでは、バックテストで見つけた売買ルールにもとづいて取引を行なうことが一般的だが、その参考にもなる。(※岡三オンライン証券では「岡三RSS」の利用でシステムトレードに対応している。)

「分析チャート」のバックテスト機能では、「高値更新」「保ち合い上放れ」「セリングクライマックス」「ダブルボトム形成」など「買い」と「売り」で各13個ずつ、合計26個 の売買ルールがあらかじめ用意されている。また、14個のテクニカル指標を使って、オリジナルのルールを作り出すこともできる

【図表4】は、テクニカル指標の「ストキャスティクス」を使い、実際にバックテストを行なってみた結果だ。勝率や累積収益率が表示され、バックテストの収益の推移がグラフで表示される。

 テクニカル指標のパラメーター設定(たとえば、移動平均線の日数)や利益確定、損切りなどの数値を変更していくと、収益や勝率も変化していく。お手軽に好成績な売買ルールを見つけられるかもしれない(ただし、バックテストは過去のシミュレーションであり、将来の収益を保証するものではないことをお忘れなく)。

 また、分析チャート上には、売買サインを表示できる。バックテストで見つけた売買ルールを設定しておくと、実際に取引する際に、売買のポイントが見つけやすい。システムトレードをやってみたい人は、試してみる価値ありだ。

(文/久保田正伸)