ダイヤモンドZAi最新記事
2019年1月8日 ザイ編集部

生前贈与を使って「相続税」を節税するワザを伝授!
毎年コツコツと非課税枠で贈与する「暦年贈与」や、
子や孫の教育&住宅資金の「贈与の特例」を使おう!

ダイヤモンド・ザイ2月号
楽天ブックスで買う
お得な定期購読の詳細はコチラ!

「生前贈与」を活用すれば「相続税」を免除、もしくは大幅な節税が可能に!「相続税」の節税で利用できるさまざまな「生前贈与」の節税ワザをチェックして、しっかり「相続税」対策をしよう! 

発売中のダイヤモンド・ザイ2019年2月号では、「相続税・贈与税を0円にする節税ワザ10」を特集! 2015年に相続税の基礎控除額が縮小し、課税対象者が増えている。それと同時に、早めに相続税対策をしておいたほうがいい人も増えた。そこで、特集では相続税で損しないための「節税ワザ」をプロに聞いている。

今回は、「生前贈与」を使った「相続税」の節税ワザを抜粋。制度をきちんと理解していない「つもり贈与」で課税対象となってしまうケースもあるので、相続税に対して漠然とした不安を感じている人は、今のうちにぜひチェックしてみてほしい!

【「生前贈与」を使った相続税の節税ワザ(1)】
子や孫が実際に使える形で贈与しよう!

教えてくれたのは、税理士法人弓家田・富山事務所の弓家田良彦さん。教えてくれたのは、税理士法人弓家田・富山事務所の弓家田良彦さん。
拡大画像表示

 相続財産を減らす手っとり早い方法が「贈与」だ。贈与には、1人年間110万円まで税金がかからない控除額が設けられている(暦年贈与)。110万円という金額だけ見るとあまり大きな節税にはならないように感じるが、コツコツ長く利用することで着実に節税できる。さらに、子だけでなくその配偶者や孫など、贈与する人を増やすほど効果も大きい。

 ただし、暦年贈与は贈与する側に注意が必要だ。「Case6」で相続税がかかったのは、孫の名義で内緒で貯めていて、孫には「もらった」という自覚がなく、孫に「与えた」という実態もなかったため。子や孫が自由に使える状態でないと贈与したとは認められにくく、遺産として扱われてしまうのだ。また、この場合はあてはまらないが、相続人への贈与は亡くなる前3年間分も相続税の対象となる。

 もし子や孫が使い込んでしまわないか心配な場合は、振り込んだ口座からすぐ貯蓄型生命保険の引落しがされるよう設定したり、ジュニアNISAの80万円までの非課税枠を上手に使ったりして、自動的にお金が貯まるようにしておくのもおすすめだ。

【「生前贈与」を使った相続税の節税ワザ(2)】
教育資金の贈与は、信託銀行などを通して行おう!

 コツコツ贈与できる「暦年贈与」に対して、「贈与の特例」を利用すると一度に多額の資金を分け与えることができる。もともと民法では祖父母と孫などの直系血族、兄弟姉妹などの間で、必要な生活費や教育費を負担しても非課税とされている。ただしこの場合は、必要性が生じるたびに生活費や教育費として充てられるものに限られている。教育費としてまとめて1000万円をあげてしまうと、それは贈与したものとして贈与税がかかるのだ。そこで注目したいのが「教育資金の一括贈与」だ。

 この特例は将来の教育資金として一括で贈与しても非課税となるもの。ただこの特例を使う場合、信託銀行・信用金庫などの金融機関を間に挟む必要がある。そして、贈与された人が学費などで出費をした場合、領収書などを銀行等に提出し、銀行から税務署に対して非課税の届出を行う。何も手続きをせずに教育資金をまとめて渡した「Case7」のような場合も、銀行などを通して教育資金の一括贈与を行えば贈与税を0円にできたケースだ。

 ただ、この特例には30歳を超えて資金の残額がある場合、残額に対して贈与税がかかるという注意点がある。子や孫の進路に合わせてどのくらい資金が必要かの見当をつけて無駄のない金額で使いたい。

住宅購入や結婚・子育てなど、
用途に合わせて使えるワザも

 子や孫がマイホームを購入する予定があれば「住宅資金贈与」を使うのが得策だ。非課税限度額は住宅の取得時期や住宅の種類によって異なり、省エネや耐震など一定基準をクリアした住宅だと大きい枠が使える。2019年以降、消費税率10%の住宅についてはさらに枠が拡大され、最大3000万円の非課税限度額がもうけられている。

 子や孫の結婚が決まっているのであれば、「結婚・子育て資金の一括贈与」に注目したい。この特例も間に信託銀行などを挟んで使うもの。挙式代や住居費、出産や子育てなど、様々な費用に充てられる。ただ、この特例は贈与者が亡くなったときに使い残しがあると相続税の対象になるので、注意が必要だ。

 ただし、教育資金と結婚・子育ての一括贈与は2019年3月31日で見直しが行われる予定。使いたいのであれば早めに手続きしよう(*2019年4月以降受ける側に年収1000万円までの所得制限を設けることが検討されている)。

その他、7種類の「相続税」の節税ワザは、
ダイヤモンド・ザイ2019年2月号をチェック!

ダイヤモンド・ザイ12月号

 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ2019年2月号の特集「相続税・贈与税を0円にする節税ワザ10」から、「生前贈与」を活用した節税ワザを紹介した。

 特集内では、不動産を使った節税ワザや、非課税枠の活用法など、さまざまなアプローチからの節税方法を紹介しているので、相続税に不安を感じている人は、ぜひチェックを!

 ダイヤモンド・ザイ2019年2月号では、ほかにも「2019年『株』全予想&儲け方」「買っていい×買ってはダメをズバ斬り! 人気の株500銘柄 激辛診断!」「全3710銘柄の最新理論株価」「数字オンチもOK! 5年で資産10倍にした、藤川里絵さんの株入門」「13年間ありがとう、さらばカツヤ! 勝谷誠彦の自腹で株投資[最終回]」など、今月も情報盛りだくさん。

 また、別冊付録として桐谷広人さんが表紙の「株主優待カレンダー」を用意! 1~12月ごとの権利確定日や最終売買日はもちろん、日銀短観やFOMCなど、株式投資をするうえで知っておいたほうがいい重要な予定をチェックしたい人には必見の内容だ!

ダイヤモンド・ザイ2019年2月号は、全国の書店や楽天ブックスにて好評発売中!